ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-03

[全般]全般に市場リスク後退

市場はキプロス問題と米国金融政策、そして日本の日銀新体制など全般に期待感などからリスクが後退し安全通貨である円やドルを売る動きが強まった。
キプロス議会が銀行預金に対する課税実施の法案を否決したことでユーロ不安が高まったが、この日はその代替案としてロシアからの支援提供を模索し始めた。また、小規模な課税を含む採決を21日の今日にも実施する構えを示したことでユーロは上昇に転じた。また、ECBが資金供給することもユーロの下支えとなった。
一方、NY市場ではFOMCが開かれ予想通り緩和政策の現状維持を表明。バーナンキ議長の発言では大筋として前回と大きな違いはみられなかった。雇用に関しては過去5か月間改善がみられたことを認めたものの今後持続することが必要と説明。やや控えめな言い方ではあるが出口戦略へ半歩近づいたことを示しているとみる。また、株価上昇への懸念はないことを示すなどバブルの兆候がないことも示した。株式市場は政策継続を受け上昇するなど全般にリスクが後退。また、日経新聞が今日の黒田新日銀総裁記者会見で「大胆な」金融緩和を進める姿勢を示す方針であることが伝わると円安は更に進んだ。
キプロス問題も含め今日明日の動向は不安を残すものの、市場は徐々に平静を取り戻し始めている。
週初のキプロスショックからの円高やドル高は更に今日も修正の動きを強めることになるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]黒田新日銀総裁の就任記者会見に注目

(米ドル円時間足)



春分の日の東京市場では値動きはなく欧州市場で円安の動きが強まり始めた。キプロス協議再開に向け動き出したことを受けリスクが後退したことで円買いの動きに修正が入りドル円は上昇。FOMCでは現状の政策維持が示されNYダウが上昇したこともリスク回避の動きが後退し安全通貨として買われた円も売りに転じた。週初に下落して始まったドル円は既に下落前のレベルまで戻してきた。今週も結果的に円安の修正が入り上昇余力はできた。100円というレベルは市場では相当意識し始めていることからいずれ付けに行くことになるだろう。
その前に今日は黒田新日銀総裁の就任記者会見が行われる。日経新聞は既に大胆な金融緩和を推し進める姿勢を示すことを報道。そうなれば今年の最高値となる96円70銭を再度試す展開とみる。

ドル円予想レンジ:96円70銭~95円60銭

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[ユーロ円]ロシアの支援期待

(ユーロ円時間足)



キプロス議会は銀行預金への課税法案を否決したが、その代替案を模索し始めた。そのプランBとしてロシアからの支援要請を求めることを決め会談に入った。また、銀行預金への小規模な課税を含め21日の今日にも議会は採決するとの観測からユーロは上昇に転じた。
また、バーナンキ議長はキプロス問題に対し米国にとっては重大なリスクにはならないと発言。これまで欧州債務問題に対し懸念を表明していたが、ここにきてリスクが後退したことを示すものだ。
先週末の終値である124円60銭をこの日はほぼ回復して引けてきた。キプロスがプランBを議会が採決に入り可決すれば126円付近までの上昇も期待できる。

ユーロ円予想レンジ124円80銭(76.4%)~123円50銭

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[ポンド米ドル]上昇と下降の分岐点

(ポンド米ドル日足)



昨日公開されたBOE議事録では6対3で資産購入枠維持が決定された一方で政策金利据え置きを全員一致で決定された事が明らかとなりポンドは上昇。しかし、その後GDP見通しが下方修正された事を受け再び下落に転じた。オズボーン財務相はこの日、資産購入措置は今後数年継続するなど、BOEは異例の金政策措置や時間軸政策を活用する必要があるとした。昨日のロンドン市場でポンドは上下に激しく動いた後結局レンジの中心で終了。BOEインフレ目標が3%程度に拡大するとの事前予想があったが結局2%が確認された。先週は1.48前半で底打ち確認したとみられたポンドはここにきて上値が抑えられた。1.52ドルを超えることが出来ればもう一段上値を試す展開となりそうだが、逆に1.50ドルを割り込むと再び安値を試すとみられる。ここにきてポンドは分岐点に差し掛かっておりどちらかを抜けた時にはついて行くことにする。

ポンドドル予想レンジ:1.5220~1.5020

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