ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-03

[全般]欧州不安と米景気回復期待

キプロスショックの影響が依然として燻ぶる欧州に対し米国景気回復への期待が市場のなかでせめぎ合う中でユーロは取り残されて他の通貨へと興味が移ってきた。
キプロスに対しEUは10万ユーロを超える預金に対し損失を負担する案を検討しているという報道でユーロは下落。対ドルで4か月ぶりの安値を付けた。
一方、米国1月ケースシラー住宅価格は+8.1%と予想の7.9%を上回りこれで12カ月連続の上昇となった。住宅と強く連動する耐久財受注も5.7%と予想の3.96%を上回った。消費者信頼感指数は歳出大幅削減が影響し予想を大きく下回ったものの全般に米国景気回復を示す指標に対し市場は反応。NYダウは史上最高値をつけS&Pも最高値まであと2ポイントまで迫るなど米国景気回復への期待は高まった。市場は先週からキプロスショックによる欧州不安を背景にリスクオフの動きが強まる一方、米国景気回復によるリスクオンの動きと入り交ざった状態となっている。
欧州債務問題は今後も色々な困難が待ち構えていることは既に市場は承知しており、これまで乗り越えてきた。キプロスの預金引き揚げが周辺国を巻き込むとの懸念は非常に低いものだが、ショック直後だけに市場は慎重になっている。一時的な不安拡大はあっても基本的に楽観的な見方が多く、時間の経過とともに不安は後退するとみる。
それに対し、リーマンショック以前の株価の高値を連日上回るなど米国株式市場は既に景気の先取りの動きとなっている。ユーロのマイナス材料とドルのプラス材料のせめぎ合いは基軸通貨としてのドルが最後はけん引することになるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日米金利差拡大

(米ドル円時間足)



黒田新日銀総裁はこの日の国会答弁で日銀券ルール撤廃や長期国債買い入れの強化などの可能性を示した。この結果日本の長期債利回りは低下。10年新発債利回りは0.54%まで低下するなど日米長期金利差拡大傾向がはっきりしてきた。米国景気は住宅市場の回復を中心に拡大傾向にあり、このままいけばいずれ出口戦略の検討に入らざるを得ない。バーナンキ議長は依然として緩和政策継続を掲げているものの株式市場が更に上昇を継続すれば転換を迫られることになるだろう。先週からのキプロスショックで安全通貨としての円買いが強まるものの、それも時間の問題で円安の流れに戻るのは間近に迫る。

ドル円予想レンジ:94円90銭~94円10銭

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[ユーロ円/ユーロ米ドル]キプロスショック、依然燻る

(ユーロ円時間足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20130327_jikanashi.jpg


週初にトロイカとキプロスとの救済支援合意が伝えられたものの、預金課税などキプロス支援の条件が他の債務国へ今後適用されるのではといった懸念が燻りユーロは上値の重い展開が続いている。対ドルでみると1.2850を挟んでのもみ合いが続いている。逆に見れば、これ以上の下落はなく上昇のタイミングを探る展開とみることもできる。ドル円は徐々に底が切り上がってきていることからユーロ円も底堅い動きになっている。ドル円が先かユーロドルの上昇が先かの違いだけだ。ただ、市場はユーロに対し神経質な状況が続いていることも確かで買いを入れるにしても打診買いの域を超える額はリスクが高い。対ドルで1.28を下回ると120円付近を再度試す展開とみるが、120円台では買いを仕込むチャンスとみる。

ユーロ円予想レンジ122円00銭(50%)~121円00銭

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]キャリートレードで底堅い動き

(豪ドル円時間足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20130327_jikanashi.jpg


対ドルや対円で主要通貨の中では最もパフォーマンスの高い通貨がオージーとなっている。
キプロス問題でドル円が上値の重い展開の中でもオージー円は底堅い動きが継続している。この動きは円やドルといった今や低金利通貨の代表的な通貨を売って比較的金利の高いオージーに資金が入り込んでいることを表すものだ。所謂、キャリートレードの動きがオージーを支えているとみることが出来る。来月から日本の機関投資家などは新年度に入り新たに投資先を求めて動き始める。オージーは今後の投資先として更に買いが強まることになるとみる。

オージー円予想レンジ:99円40銭(25日高値、76.4%)~98円70銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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