[全般]市場のパニックは一先ず収まる
中国のGDPが予想を下回ったことをきっかけにNY株価の急落が始まると金価格も暴落。あらゆる市場に高値恐怖感が台頭し利益確定の売りが強まりリスク回避からのドルや円に買いが入った。そこに、ボストンマラソン爆破事件が加わり市場の不安感が拡大した。
しかし、中国GDPは一つのきっかけに過ぎず市場の流れを変えるものではない。また、ボストン爆破事件も組織的なテロかどうかは依然判明せず規模も9.11と比べても小さい。たまたま恐怖心が高まった時だけに過剰に反応したものと思われる。時間の経過とともに市場は落ち着きを取り戻し安全通貨としての円やドルから資金が離れリスク通貨に戻りつつある。しかし、前日に140ドル下落した金価格の戻しは26ドルと小さく金産出である豪州やカナダ、南アフリカなどの通貨の戻しはユーロやポンドなどと比較しても小さかった。NYダウは265ドルの下落に対し昨日は157ドルと60%程度の戻しとなった。
ユーロ円は61.8%、ポンド円は50%戻したのに対しオージー円や南アランド円、カナダ円は38.2%程度とまだ低い。金価格の回復が強まれば出遅れ感からもこれらリスク通貨に注目が集まることになる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]下落一巡で

高値から4円余り下落したことで投げの動きはほぼ一巡したとみる。下髭を伸ばして98円台まで上昇に転じたもののNYの引けにかけ再び押し戻されたことで本格上昇にはまだ時間がかかりそうだ。終値の97円60銭付近というのは先週末のNY終り値であり意識される。
明日から始まるG20を控えることやボストン爆破事件が組織的なテロかどうかがある程度判明するまではドル自体がまだ買いにくい。ただ、昨日発表され田米消費者物価や住宅着工件数、鉱工業生産など予想を上回る結果となったことでドル売りの動きは徐々に収まり始めている。また、昨日実施された日本の5年物入札が無難な結果となったことで債券相場が落ち着きを取り戻していることからドル円上昇の流れに戻る下地はでき始めている。
ドル円予想レンジ:98円20銭(50%)~97円20銭
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[ユーロ米ドル]雲の中へ突入

ドル円の下落により対ドルでもユーロが売られた事で上昇はしばらく時間がかかるかと思われたが回復力は他の通貨以上に強かった。目先の天井となっていた1.3130付近を超えるとストップ注文を巻き込んでこの日は1.32ドルまで上昇。2月25日以来の高値を更新した。日足チャートでは一目の雲に突入し流れが加速する可能性が高まる。ただ、ドルの下落が今回はユーロの上昇をけん引していることから、金や今日のNYダウの上昇が加速すればリスクオンからのドル売りが強まりユーロの上昇に拍車がかかることになる。1.32ドルでは利益確定の売りが並ぶもののそれ程大きな抵抗にはならない。下値はこれまでの天井とみられていた1.3120付近が強いサポートとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3230(50%)~1.3120
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]金の上昇で持ち直す


前日に金価格が急落したことで世界的な金産出国であるオージーの売りが加速した。金の下落はキプロス中銀が売りを出したことから他の国にも同様な動きが始まるとの警戒感が先行したことがきっかけとなった。これまで何年もかけて大幅に上昇してきたことから警戒感も他の市場に比べて高い。オージーも円安の流れが始まりこの半年で20円余り上昇。黒田日銀が始まり円キャリーの動きが始まると8円近く短期間で上昇。金の下落とともにオージーでも利益確定の売りが先行した。日銀の会合前のレベル97円ミドル近辺が強いサポートとなり、そこまで下げると完全に往って来いとなる。しかし、昨日のNYダウの上昇などから一先ず恐怖心は後退しリスクオンの動きが戻ってきた。後は時間の経過とともにいずれ高値を更新することになるとみる。明日のG20開催前という事もありそれまでは完全復活とはいかないが、短期的な三角もち合いがみられる。もち合い中期的な上昇の流れに沿って上に放れるとみる。
オージー円予想レンジ:102円60銭(76.4%)~100円70銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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