[全般]G20を控え依然相場は不安定
東京市場は前日の市場の回復基調を継続し円売りが先行。クロス円など底堅い動きで推移する中欧州市場に入り株価が軟調に始まったことで再び円の買い戻しの動きが強まった。特にこの時点では目立った材料はなく市場の不安感が依然燻り続けていることを示すものだ。この動きはNY市場に入り更に強まった。NY市場が始まりNYダウは大幅下落で始まった。バンクオブアメリカの決算が予想を大きく下回ったことやアップル株価が急落しダウは一時200ドル近い下落となった。ボストンマラソン爆破事件による不安感もあり市場はリスクに対し神経質な展開が続いている。
これを受けリスク回避の動きが強まり円やドルが上昇。また、バイトマンドイツ連銀総裁がECBは利下げを正当化できる情報が新たに出た場合には政策金利を調整すると発言。市場はECBの利下げ期待が高まりユーロが下落するとドルや円が更に買われた。
今日から米国ワシントンでG20財務相会合が始まる。明日未明からECB理事やG20メンバー、そしてIMFやFRB連銀総裁らの講演が相次ぐ。日本の金融や通貨政策に関する発言などには注意が必要だ。昨日はルー米財務官が日本の政策効果を注視すると発言。一方、カナダのカーニー中銀総裁は日本の政策はG20に沿ったものと日本に対し好意的な意見も聞かれる。IMFも既に日本の政策に対し賛同するなど一枚岩ではない。
市場の漠然とした不安感が収まるにはもう暫らく時間が必要でポジション的にはまだ大きく一方向に傾けないようにしたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
[米ドル円]振り落しされながら底が切り上がる

東京市場は前日のNY株価上昇を受けリスクオンから始まり円安が先行。前日の高値98円15銭を上抜き98円43銭まで上昇した。しかし、欧米市場では株価の下落などから再びリスクオフの動きが強まり97円20銭まで下落。高値から1円余り下落した後は再び1円上の98円25銭まで上昇。市場のバラティリティーは高く短期筋を中心とした動きが目立つ。中途半端に損切を入れるとロングとショートの両サイドでやられることになる。G20財務相会合では中国など新興国からの円安に対する非難が高まると予想されるが、先進国からは日銀政策に対し好意的な見方が増えている。リスクイベントが終われば再び円安に向かうとみており97円ミドルから前半は買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:98円60銭~97円60銭
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[ユーロ米ドル]雲の中へ突入

ユーロは1.32ドルを二度試したが超えられずに反落。前日の上昇幅をほぼ解消し往って来いとなった。欧州時間にドイツ中銀のバイトマン総裁がECBによる利下げの可能性を示唆したことで下落。1.31前半では一旦サポートされたもののNY株式市場が再び反落したことからユーロは更に下落。1.31前半に置いてあった損切を巻き込んで1.3ドルまで売り込まれた。タカ派と称されたバイトマン総裁が利下げの可能性を示唆したことは市場には驚きがあった。しかし、ここまで売り込まれる程の材料ではなくそれだけ市場が神経質な状態にあるということだ。今日から始まるG20財務相会合ではECB理事や委員らの講演が行われ利下げの可能性が示されるか注目。今回の会合では財政再建目標が中心とみられ、ユーロに対する影響は限定的とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3130~1.2970
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[豪ドル米ドル]金や株価下落が上値を抑える


前日雲の上限を上に抜けたオージーは再び雲の中に突入。
前日に一旦は持ち直したと思われたNY株式市場は再び大幅な下落に転じたことでリスクオフからのオージー売りが強まった。前日の上昇幅を解消し更に安値を更新して引けてきた。金価格も上昇の勢いは弱く昨日は前日の終値に対し5ドル安で終了。一目の雲に再度突入したことで下値リスクが高まった。ただ、1.0275ドルがサポートされるようであれば短期的なダブルボトムを形成することになる。
今日のNY時間に発表される新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数が好結果となりNYダウが上昇に転じればオージーの買い安心感が広がる。
反対に、1.0275付近を下回るようであれば雲の下限の位置する1.02ミドルが次のサポートとなる。
オージードル予想レンジ:1.0350~1.0250(雲の下限)
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注意喚起
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