[全般]ドル円再び100円トライ失敗
G20では日本の緩和政策に対し批判が出なかったことを好感し市場は勢い込んで円売りからスタート。しかし、100円の大台を目の前にして足踏み状態がNY市場の始まるまで続いた。その間、クロス円などの利益確定の売りが徐々に強まりドル円は自然に買い持ちポジションが積み上がった。日本の生損保や年金などが今年度の外債投資を積極的に積み増していくことが明らかとなったが、寧ろ円買戻しの動きが目立った。既に海外勢は日本の機関投資家が外債運用に動き出すことを予想しクロス円を買っていたことから、100円トライを再度失敗したことで一部利益確定の売りを出してきたとみる。
機関投資家の買いはまだこれからということからクロス円やドル円の上昇の流れに変化はないとみてよいが、暫くもみ合い状態が続きそうだ。
NY株式市場は予想を下回る中古住宅販売の指標発表や強弱入り混じる決算を受け軟調な地合いで始まったことをきっかけに円の買い戻しが始まった。その後、エネルギーやハイテク株が買われた事でNYダウやナスダックが上昇に転じるとリスク回避の後退からクロス円の買いが強まるなど米株式や債券の動きをみながらの為替市場となっている。
今週26日には日銀会合が開かれ日銀展望レポートの発表や米国GDPの発表を控える。
特に、米景気指標が株価に影響しそれが為替へ影響を及ぼすといった構図が目立つ。
今日のNY株式市場が連続上昇となればリスク回避の動きが後退しクロス円の底を支えることになる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]100円ダブルトップ

先週のNY終値が99円50銭とこの日のほぼ高値圏で引けてきた勢いもあり週明けの東京市場はクロス円も含め買い一色で始まった。しかし、99円89銭まで買われたもののそれ以上買う勢いはなく我慢比べの様相となった。
100円手前では前週と同様にオプション絡みの売りなどが並んでいたともいわれ慎重な動きがみられた。結局、誰も100円に届かずにこう着状態はNY市場まで続いたがNY株価がマイナスで始まったことでドル円は下落。クロスの売りが強まるとドル円は一時99円を片足割り込んだが、NY株式が引けにかけ上昇に転じたことでドル円も下げ止まった。
結局短期的に100円手前のダブルトップを形成したことで利益確定の売りが99円後半では出やすくなったことで当面上値の重い展開が継続。ただし、ドル円の上昇トレンドには変化はなく、利益確定の売りが一巡すれば100円を超えるのは時間の問題とみる。しびれを切らしてドルショートで攻めるのは危険だ。
ドル円予想レンジ:99円80銭~98円90銭
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[ユーロ米ドル]ユーロ圏景気懸念


G20が終了した週明け東京市場では円安基調が強まりユーロ円が上昇したことでユーロは対ドルでも底堅い動きで始まった。しかし、ドル円が100円手前でこう着状態が始まるとユーロ円での売りが目立ち始めユーロは全般に上値の重い展開となった。欧州時間にはECBのクーレ理事が「経済データは4日のECB理事会から改善していない」と発言。また、タドリ―NY連銀総裁も「欧州の最近の経済見通しはさほど明るくない」と発言したことでユーロは1.3ドル手前まで売り込まれた。1.3ドルは前週も何度か試したものの抜けきれなかったことで徐々に底値を固め始めている。取りあえずナポリターナ大統領が再選された事で一先ず混乱は収まったもののイタリア政局不安は燻る。NYを中心とした株価の上昇がユーロを下支えすることや、ドル円が100円を上回るようなことがなければユーロの1.32ドル超えは難しい。一目の雲の下限に沿った動きは暫く継続するとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3120~1.3020
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[豪ドル米ドル/豪ドル円]海外勢の利益確定の売りに押され


G20では日本の緩和政策が理解された事で円安の流れが再び強まるとの見方が広がった、
週明け東京市場ではオージー円の買いが先行し102円93銭まで上昇。先週の高値とほぼ同レベルまで買われたもののドル円の買いが続かずオージー円も失速。NY株式市場がマイナスで始まるとリスクオフの動きが強まるとオージー円ダイレクトで売りが出て101円30銭付近まで下落。しかし、NY株が下げ止まり上昇に転じたことで102円台まで戻して引けてきた。本邦機関投資家が今年度の外債投資を拡大する事が明らかとなったが、提灯を付けて買っていた海外勢の利益確定の売りが上値を抑えた格好だ。
中長期で見たオージー円の上昇トレンドに変化はなく、下値を丁寧に買っていく。
オージー円予想レンジ:102円60銭~101円70銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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