ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-04

[全般]方向感を失い乱高下

市場は神経質な展開となり荒っぽい動きが続いている。
東京市場では前日のNY市場でドル円の上値の重い展開の流れを受け慎重な動きで始まった。その後中国株式市場が軟調に始まると同時に4月の製造業PMIが予想を下回ったことで豪ドル円やドル円が下落。G20後のドル円が100円を突破できなかったことで円売りポジションが積み上がるなか、警戒感が高まっていたところでポジション解消の動きを強めた。
また、欧州市場が始まりフランス4月PMIが予想を上回ったことを受けユーロ買いが強まった直後ドイツPMIが予想を若干下回ると一転してユーロ売りが強まり急落。普段は全く無視されるフランスの指標に反応するなど目先の方向感を失ったところで短期筋の仕掛けなどからロスカットを巻き込みながら荒っぽい動きとなった。
アジアや欧州の不安定な動きはNY市場に入ってもみられた。
NYダウは好調な決算を背景に堅調な地合いで始まったが、午後に入りAP通信がホワイトハウスで2度爆破が起きオバマ大統領が負傷したとの報道でドル円が急落。しかし、その直後にツイッターによるハッカーの仕業とわかり一気に値を戻した。この時反応したのはドル円だけでユーロやポンドなどには大きな動揺はみられなかった。それだけ市場の注目がドル円に偏っているという事が言えそうだ。
最終的にポジションがこなれたのか欧米の株式市場は全面高となり市場にはリスク回避の動きが後退。クロス円など全般に底堅い動きで引けてきた。
荒っぽい動きはもう暫らく継続されるとみるが、乱高下の中で目先のクロス円などのポジションは軽くなってきているとみる。ただ、ユーロに関してはECBの利下げ期待が強まる中で今日のドイツIfoなどが予想を下回るようであればユーロの下振れリスクに警戒。
ただ、アジアや欧米の株式市場が底堅いことからそろそろ底値を固めてくる頃だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]目先のロングは振り落される

(米ドル円時間足)



中国PMIの悪化により上海総合指数が大幅下落したことでリスク回避の動きが強まりドル円の売りを誘った。100円突破は時間の問題とみていたところが結局失敗したことでロングのロスカットを巻き込んだ。100円手前では十億ドル以上のオプション絡みの売りがあったとの噂もあり恐怖心が高まっていたと思われる。投げが一巡し、欧米株式市場が軒並み上昇したことを受けリスク警戒感が薄れドル円は再び買いが強まった。このままいくかと思われたところでAP通信社のホワイトハウス爆撃報道を受けドル円は99円ミドルから98円ミドルに一気に下落。誤報がわかるとすぐに元のレベルへ戻された。何故か、ドル円だけに売りが強まるなど市場の注目度がいかに高いかがわかる。結果的にこの急落で底値を固めてきたとみてよい。後は時間の経過とともに100円を再度試す展開とみるが、上抜けにはもう暫らく時間が必要だ。

ドル円予想レンジ:99円80銭~98円80銭

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[ユーロ米ドル]利下げ観測による下値リスク

(ユーロ米ドル日足)



アジア市場では中国の景気減速懸念からユーロの上値が重い展開で推移する中で殆ど注目されなかったフランスPMIが予想を上回ったことでユーロは上昇。しかし、その直後に発表されたドイツやユーロ圏製造業PMIが予想を下回ったことでユーロは一転して100ポイント近く下落するなど荒っぽい動きとなった。ここにきてユーロ圏景気指標が景気減速傾向を示すものが目立ち次回のECB理事会では利下げの可能性が高いとの観測が広がっている。今日はドイツのIfoが発表され、106.2と前回の106.7を下回ると予想される。しかし、先週はECB委員でありスロベニア中銀総裁やジョイブル独財務相、バイトマン独中銀総裁などが利下げへの警戒姿勢を示したことでその可能性は低い。
イタリアではナポリターナ大統領が23日から連立協議に着手するとしたことでイタリア10年債は2年半ぶりに4%を下回るなどリスクは後退している。
1.3ドルを割り込んで依然として雲の下限に沿って下落傾向がみられるものの、基準線と50%戻しのレベル1.2970で跳ね返されている。このレベルで再度跳ね返されるようであれば買戻しの動きが強まるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3070~1.2970

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[ユーロスイスフラン/米ドルスイスフラン]1.2の下限引き上げ観測

(ユーロスイスフラン4時間足)


(米ドルスイスフラン4時間足)

USD_CHF_20130424_4jikanashi.jpg


ユーロは全般に軟調な地合いのなかで唯一対スイスでは上昇。市場ではスイス中銀SNBがこれまでのユーロスイスの下限1.2フランを引き上げるとの観測が浮上。スイス売りが対ドル対ユーロで強まった。この手の話は何度か過去にも出たが結果的には何もアクションはみられなかった。今回も噂の域を脱しないものの、それでも市場は方向感が乏しい中では思惑だけで動きやすい。ユーロ自体は利下げ期待が強まり始めており上値は重いが、ユーロスイスに関しては投機筋が中心となっている。ユーロを対スイスで買ってポンドやその他の通貨で短期的にヘッジをかけている可能性が高い。上昇が終わる時には逆にポンドなどの買戻しにも注目。

ユーロスイス予想レンジ:1.2330~1.2260

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