ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-05

[全般]ECBの利下げでリスクオン?

ECBは予想通り利下げをしたことでNY株式市場が上昇しリスクオンの動きからクロス円が全面的に上昇した。
ECBはこの日の理事会で政策金利を0.25%引き下げ0.5%とした。瞬間的にユーロ売りが出たもののすぐにユーロ円の買いが強まり上昇。ECBの利下げにより余剰資金が株式市場などへ流れ込みリスクオンに繋がるとの見方が高まったためとみられた。しかし、それにしてはユーロがここまで買われる程のものではなく、短期筋のユーロ買いの仕掛けが入った可能性が高く後講釈的な動きといえる。結果的に、その後ドラギ総裁が更なる利下げ余地を示したことで最終的にユーロは下落して引けた。市場参加者が少ないという事もあり思惑による短期的な乱高下するなど荒っぽい動きが今週に入り目立つ。
一方、欧米の株式市場や金や原油相場が上昇に転じたことを好感しリスクオンの動きが強まりクロス円は全般に強含みで推移。ドル円も97円に達することはできずに再び上昇に転じるなどオプション絡みの話などもありレンジ内の取引が続く。
今日は注目の米雇用統計が発表される。先日のADP雇用統計では予想を下回ったものの、昨日の新規失業保険申請件数は改善を見せた。非農業部門雇用者数は14.3万人増と予想されるがどちらかに予想が大きく外れる可能性が高い。FOMCでは雇用状況次第では資産購入ペースに変化を及ぼすとしており注目される。
いずれにしても、大きな相場転換に入る兆しはなく、この4年間でのゴールデンウイークの間に欧州債務問題などを発端とした円高が再開するリスクは大分後退したといえる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]97円と100円のレンジオプション

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20130503_jikanashi.jpg


日本の4月マネタリーベースは9兆円増と前年同月比でみると過去最大の規模となった。年末の200兆円達成までの平均6兆円増のペースをはるかに上回るものだ。しかし、市場の反応はなかった。一方、日銀議事要旨で一部の委員が過度な金利低下に対し副作用を指摘していたことで円買いに反応した。市場が日銀緩和に対し今の段階では食指を示さないが、時間の経過とともに今後は日本の指標が注目されるとみる。
市場の注目は欧米の株式市場に移っている。結果的にNY株式市場は利益確定の動きを消化しながら上昇が続いている。金や原油も一進一退を繰り返しながら底堅い動きとなっていることからリスクオンの動きは円売りを促す。雇用統計発表というリスクイベントが過ぎればもう一段の上値を試す展開とみる。

ドル円予想レンジ:98円70銭(61.8%)~97円60銭

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[ユーロ米ドル]ECBの利下げ余地

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20130503_jikanashi.jpg


ECBは市場の予想通り政策金利を0.25%引き下げた。発表直後は下落したもののすぐに買いが強まり上昇。織り込み済みという事もあるが短期的な買い仕掛けが入ったような動きだ。ドラギ総裁は必要があれば行動の準備が整っているとし、マイナス預金金利に関しても技術的な用意があると発言。今後も更なる利下げの余地があることを示したことで再びユーロは下落に転じた。結果的に発表前の1.30ミドルまで往って来い。
一目の雲の上限を超えられなかったことから利益確定の売りが出たと考えられる。
しかし、底値は少しずつ切り上がっておりユーロの買い意欲は依然として強いとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3140(時間足50%)~1.3000(日足50%、基準線)

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[豪ドル米ドル]米雇用統計発表後に上昇か

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20130503_jikanashi.jpg


アジア市場では前日のNYダウ下落などからのオージー売りの勢いが続き1.02前半まで下落。しかし欧州市場が始まりNYダウや金、原油などの先物市場が上昇したことでオージー買いが強まった。4月23日に付けた安値とほぼ同レベルで下げ止まったことから短期的なダブルボトムを形成。ECBで利下げ発表後1.0220の安値を再度試したが反発。
NY市場でNY株式や金、原油相場が上昇したことでリスクオンの動きがオージー買いを促した。今日の雇用統計前には一旦売りが強まるとみるが、イベントリスクが過ぎれば買い安心感が広がりそうだ。

オージードル予想レンジ:1.0300(50%)~1.0220

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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