[全般]ドル円4年ぶりの100円台乗せ
この日はアジア時間に豪州雇用統計が予想を上回る雇用増や失業率の低下でオージーが上昇。しかし、ニュージーランド中銀が自国通貨を押し下げる為替介入を行ったことを発表したことからオセアニア通貨全般に上値は抑えられた。各国の緩和政策強化による自国通貨安競争が激化する中で余剰マネーがこのようなマイナー通貨に流れ込んできたことを示すものとなった。日経平均や欧米株式市場の上昇を背景にリスク志向が高まる中でドル買いの動きのなかで円売りを仕掛けようとする動きがこの日のNY後場に強まった。
週末のG7を控え日銀の量的緩和の効果に対する議論が行われるとの報道などから100円突破は先延ばしになるかと思われところだけに油断もあったようだ。
100円手前のオプションの防戦売りを意識した実需売りなどは売りレベルを下げたことで意外にすんなりと突破した。一先ず達成感もあるものの、新たな幕開けとなった円安の動きは更に加速することになる。
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[米ドル円]買い遅れが目立つ


予想外にドル円はすんなりと100円台に乗せてきた。三角もち合いが予想以上に早く上に放れた。特に円安の材料があったわけではないが100円手前の売りが減少したところを狙って仕掛けてきたようだ。
ユーロやポンドなどのトレンドが見えにくい中でトレンドがより明確な円に対する海外勢の意識がいかに高いかを表すものといえる。NYの午後の薄商いになるところで仕掛けが入った。99円90銭付近に売りが並んでいたものの、100円を抜けると纏まった損切の買戻しの動きが入り100円50銭まで上昇。
結局NYの終値は高値引けとなった。ドル円の買いポジションはゴールデンウイークを挟んで減少していることから買い遅れたところが目立つため100円割れには買い遅れのビッドが並んでくると予想される。次の上値目標は月足からみると61.8%戻しとなる105円付近となる。
ドル円予想レンジ:101円50銭~100円20銭
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[ポンド米ドル]BOE政策会合に注目

BOEはこの日の政策会合で政策金利0.5%と資産買入れ規模の据え置きを決定。市場はECBが先週利下げを行ったこともあり一部で緩和期待があったことから発表後上昇する場面も見られた。会合前に発表された英国3月鉱工業生産は0.7%と予想の0.2%を上回った。先日発表のGDPなど英国の景気回復基調がみられることもありポンド上昇期待は高まった。しかし、NY市場に入り米国債利回りの上昇に伴いドルが強含むとポンドに売り圧力が高まった。NYの引けにかけてドル円が100円を突破するとポンドはこの日の安値1.5425まで売り込まれた。パラボリックは買いから売りへと転換したが、英国景気の動向からみて短期間で再び上昇サインに変わるとみる。ボリンジャーバンドの中心線が1.54ドル付近にありこのレベル付近では買いを入れたい。
ポンドドル予想レンジ: 1.5500~1.5400
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]雇用改善でも上値重く


この日発表された豪州4月雇用者数は5.01万人と予想の1.1万人を大きく上回った。また、失業率も5.6%から5.5%に低下したことでオージーは上昇。発表前には雇用者数が予想を下回るとの悲観的な見方もあり売りが強まった。また、ニュージーランド中銀が自国通貨の上昇を抑えるために売り介入を実施したことも伝わるなど弱気のムードが広がっていた。その反動もあり100円ミドルから101円35銭まで上昇した。これで底堅い動きが続くかと思われた。しかし、NY市場ではドルが全面高となり対ドルで当面のサポートとみられた1.0150を下抜け1.0050まで下落。ドル円が100円を超えて上昇したことでオージー円も一時的に102円台に乗せたもののクロス円の売りなどで押し戻された。
NY株式や金相場がこの日弱含んだことも上値を抑える結果となったが、昨日の売りはドル安が主な要因。
ドル円の更なる上昇が確認できれば時間差はあるものの出遅れ感のあるオージー円は再び上昇向かうとみる。
オージー円予想レンジ:102円30銭~101円20銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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