ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-05

[全般]緩やかなドル高継続

昨日は日銀会合やバーナンキ議長議会証言、そしてFOMC議事録公開など今後の日米金融政策を占う重要なメッセージを得た。
日銀会合ではマネタリーベース現状維持で予想通り市場への影響はみられなかった。その後の黒田総裁記者会見では長期金利抑制に引き続き尽力するとし金利上昇は容認しない姿勢を示した。これを受け円売りの動きが強まったが、バーナンキ議長証言を控え値幅は限定的となった。それだけ、今の市場は円に関する注目度は低くドルへの関心が高まっているという事だ。
バーナンキ議長議会証言では最初に時期尚早の引き締めは景気回復の鈍化や終了、金利上昇などのリスクがあり量的緩和維持の姿勢を示したことでドルは下落。しかし、その後の発言で雇用市場の改善が継続すれば今後数回の会合で資産購入を縮小する可能性があることを示すと一転してドルは全面高となった。
その後未明に発表されたFOMC議事録では複数のメンバーが経済成長が持続すれば早ければ6月にも債券購入ペースを減少させるとの意見が出ていることが明らかとなった。
これらを総合してみると、米国は今後の経済指標、特に雇用関連に関して注視しており改善が明らかとなれば徐々に量的緩和を解除する方向に向かう事は間違いない。
そうれであれば今後の指標を見極める必要があり急速なドル上昇にはなり難く、指標の度に一喜一憂しながらドルの緩やかな上昇が継続することになる。
バーナンキ議長は量的緩和縮小に関しての可能性を示唆したものの、引き締めという事には否定的な意見は変えていない。株価や地価上昇などのバブルを防止したいという事も背景にありそうだ。
日銀に関しては市場の関心は不安定な長期金利動向だが、0.9%付近というのは一年前のレベルであり総裁はコントロール内という事から容認姿勢を示し、市場に安心感を与えた。今回の記者会見も黒田総裁の手腕を示す格好となり円安の流れも緩やかではあるが継続することになるだろう。
今日のNY時間に発表される新規失業保険申請件数はバーナンキ議長発言にもあるように雇用重視の構えを示しただけに注目される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]クロス円の売りに押される

(米ドル円時間足)



日銀会合では予想通りの結果ではあったが長期金利上昇に関するものはなく失望感が広がった。その後の黒田総裁記者会見では長期金利上昇を容認しない構えを示したことで円売りの動きが強まったがバーナンキ議長発言を控え値幅は限定的となった。
バーナンキ議長の緩和継続発言でドル売りが進んだが、その後雇用の改善次第では数回の会合後に量的緩和縮小の可能性を示唆したことでドルは一気に全面高となった。他通貨はそのままドル高で引けたがドル円は後場に入り売りが強まった。クロス円などの円買戻しの動きがドル円の上値を抑えた。円ではなくドル中心相場のなかでドル円の上昇はこれまでとは異なり緩やかなものになりそうだ。

ドル円予想レンジ:103円70銭~102円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロスイスフラン]スイス上限調整発言

(ユーロスイスフラン日足)


(ユーロスイスフラン時間足)

EUR_CHF_20130523_jikanashi.jpg


ジョーダンスイス中銀総裁は欧州時間に「必要に応じてスイスフランの上限を調整することは選択肢の一部」と発言。これを受けユーロスイスは1.2520付近から一気に1.26台に乗せてきた。その後、バーナンキ議長発言によりドルが全面高となったことからドルスイスも上昇。ユーロスイスはこの日の高値1.2650を付けた。その後は利益確定の売りに押されたものの引けにかけて再び買いが強まった。
スイスは過去に何度もこのような実弾や口先介入を行っており、結果も出していることから市場は素直に反応してくる。
時間足では上昇チャネルが継続しており昨日の高値を再度試す展開とみる。

ユーロスイス予想レンジ: 1.2650~1.2560

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]クロス円の買いが入らず下落継続

(豪ドル米ドル週足)


(豪ドル米ドル30分足)

AUD_USD_20130523_30hunashi.jpg


米ドルの上昇によるオージー売りが止まらない。
東京市場では前日からのオージー買いの勢いもあり底堅い動きで始まった。しかし、バーナンキ議長会合を控えドル買いの動きが強まりじりじりと上値を下げた。
NY時間にはバーナンキ議長の緩和政策継続の話から一時0.98前半まで上昇したもの、その後一転して量的緩和解除の可能性が示唆された事でドルが全面高となりオージーは0.9660まで下落。その後は安値圏でもみ合いが続いている。
金価格の下落が止まらないことから金産出国であるオージー売りがこのところ止まらず、ファンド勢などからの売りも散見される。クロス円の買いも入らないことからオージーは売られやすい地合いは変わらない。
今日の10時45分に発表される中国5月製造業PMIで予想の50.4を下回ると売り仕掛けが入る可能性が高い。

オージードル予想レンジ:0.9720~0.9600

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する