[全般]調整の動き継続
何が起こったのか分からないというのが正直なところだろう。バーナンキ議長発言などをみてもここまで調整が入る材料とも思えないが、それだけ株式も為替もどこかで過熱気味なところがあったためだろう。先週末の二日間の値動きはまるでジェットコースターのように上下に激しい動きとなった。まだ、一方向で下落するならまだしも一旦戻されたところで再び下落するといった性質の悪い動きからロングもショートも両サイド損切を付けさせられたところも多かったと思われる。
この乱高下の大きな要因として海外ヘッジファンド勢の売りが指摘されている。6月の半期末を控え、それもメモリアルデーの3連休前という事からポジションの巻き戻しに入ったものと考えられる。そうであれば、当面新規の買いを入れてこない可能性もあり上値は重くなったままとみることが出来る。
かなり激しい動きから相対的にポジションを持ちにくくなったことは確かで、今週も後遺症が残りそうだ。手負いのオオカミではないが損失を取り戻そうとするため、ちょっとした材料で短期的な乱高下が続くとみる。
日米の株式市場の動向を観ながら落ち着きを取り戻すまでは意外な動きを想定しながら短期勝負に徹したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]100円割れを意識

先週はバーナンキ議長発言後に103円73銭の高値を付け、その日の東京市場で再度上値を試したが失敗。ダブルトップを形成したことで売りが加速し100円台後半へ下落。次の日も102円ミドルに戻した後再び100円台ミドル付近まで下落するなど荒っぽい動きが続いている。マーケットはかなり傷ついており今週も荒っぽい動きが所々でみられるだろう。
4月に入り4日の日銀会合を終えた後何度も100円のレジスタンスを抜けきれなかったことから、今度は強いサポートになっている。従って、その手前では値ごろ感の買いが並んでくるとみる。ただ、市場はかなり傷んでいることもあり100円の壁も一時的に割り込むことも想定しておきたい。皆が諦めた時こそ次の上昇が始まる時とみている。
大きな円安ドル高の流れに変化はない。
今週のドル円予想レンジ:103円60銭~99円50銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]底値切り上がる


先週末に発表されたドイツの5月Ifo景況感指数が105.7と予想の104.4を上回ったことからユーロは70ポイント近く上昇した。やや過剰反応ではあるが結局1.3ドルの大台を試そうとする動きが目立ったが失敗。その後一部のシンクタンクがECBは0.25%の利下げを検討しており、メンバーは預金金利をマイナス0.25%に引き下げを望んでいるとした。しかし、市場の反応は限定的で1.29ドルを下抜けすることはできなかった。どちらかと言えば、好材料に反応しやすくなっている。
週足チャートの一目の雲は下に位置していることや下値が少しずつ切り上がっており今週は再度上値を試す展開とみる。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.3070(61.8%)~1.2880
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]もう一段の下落も


中国のPMIが景気の分かれ目を示す50を下回ったことで先週のオージーは下落幅を拡大。
ドル円の下落の引き金にもなったことでの掛け算通貨としてのオージー円の下落の勢いは凄まじいものとなった。三角保ち合いが下に放れ一目の雲の下限を突き破り下落。一先ず4月4日の日銀会合で上昇が始まる前のレベルである100円ミドル付近で下げ止まったが、不安定な動きはまだ続いている。中国の景気減速で資源投資はピークを越えたことやフォードなど自動車メーカーの撤退、通貨高の是正や利下げ、金価格の下落といった悪材料が続いた。更に、ドル高がオージードルの下落を加速したことでオージー円のポジション縮小が入り始めている。
対ドルでも下落が止まらない。0.96付近でサポートされたものの、このレベルを超えるようであれば0.94付近までの下落も視野に入る。
ドル円の再上昇への期待が低いことから今週もオージー円の底値は見えてこない。
オージー円予想レンジ:99円50銭~96円00銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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