[全般]米景気懸念からドル全面安
東京市場では相変わらず日経平均株価に連動する格好でドル円は方向性の乏しい動きが続いた。朝方は株価の下落に攣られドル円が100円台に突入したことで弱気のセンチメントが高まった途端カウンター的に纏まったドル買いが持ち込まれたことで一気に101円ミドルまで上昇。ゴトウビということもあり輸入企業が100円台では買いを入れたとの観測もあるが短期筋の動きも目立った。結局、その後は株価の下落もあるが利益確定の売りが入り午後にかけて上値の重い展開となった。
しかし、最近の相場は一度では終わらないのが特徴だ。
欧州市場に入り100円ミドル付近まで下落するなど弱気になったところで再度ドル円は急騰。俄かショートを炙り出しに入りこの日の高値となる101円後半まで買い上げた。そこで、米国GDP改定値と新規失業保険申請件数が発表された。
GDP改定値は2.4%と予想の2.5%を下回り、新規失業保険申請件数は35.4万人と前回から1万人増加。市場はこの結果を受け来週発表される雇用統計への懸念が高まり長期金利が低下したことでドル売りが一斉に強まった。
投機筋はドル円を集中的に攻めてきた観もあるが、その背景に流れるのは米金融政策への思惑が相場を支配している。量的緩和を早期縮小する動きが強まれば流動性が低下し株式市場もこれまでの様な上昇が見込めないという見方の一方、業績相場に上手く転換できるか模索。
昨日も景気懸念から長期金利が低下したにも拘らずNY株式市場は堅調な動きとなるなど、切り替えにはまだ時間がかかりそうだ。今日発表の米CPIなど消費者関連が昨日と同じように予想を下回るとドル売りが更に強まることになる。
来週の雇用統計の結果をみるまでは荒っぽい動きは続くとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]100円死守


今日は100円割れを試す展開を予想する。
ドル円はショートもロングも損切の付けあいの様な性質の悪い動きが続く中で、ポジションを徐々に取りづらくなっている。同時に、リスクに対して過敏に反応しやすく、100円付近でのレベル感での買いを入れにくくなっているとみる。短期の投機筋は100円付近のロスカットを狙った売りを仕掛けやすい。今日の日経平均株価次第では100円を試す展開とみる。ただ、昨日もそうだが相場は一方向には偏り難く、上下に振り回されることになり100円割れでの売りは注意したい。寧ろ、99円台に突っ込み過ぎた時には買いで攻めていく。
ドル円予想レンジ:101円50銭~99円50銭
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[ユーロ米ドル]1.3ドルの上限上抜く

目先のレンジの上限であった1.3ドルを完全に上抜けたことで次の上限探しに入った。
ただ、ユーロが買われたというよりもドル売りに押し上げられたといった方がよく、この上昇も長くは続くことはないとみる。目先では一目の雲の中へ突入したことで不安定ではあるものの雲の上限である1.3130付近が意識される。このレベルはフィボナッチの76.4%となり強いレジスタンスとなる。今日のユーロ圏CPIも注目されるが、それ以上に米CPIの方がユーロドルにとっては影響を及ぼすことになりそうだ。
ユーロドル予想レンジ: 1.3130~1.2980
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]97円の土俵際


97円は強いサポートを昨日の乱高下でも何とか踏みとどまったが、そろそろ限界に近づいてきたようにみえる。
昨日発表された豪州1-3月設備投資は-4.7%と予想の+0.5%を大きく下回りオージー売りが入った。しかし、同時に発表された4月の住宅許可件数は+9.1%と予想の+4.0を大きく上回ったことで今度は買いが入り上昇。市場はこの動きで方向感を失ったのかその後も上下に振らされるなか徐々に振り子が小さくなってきた。ドル円が100円を割り込むようであればオージー円もいよいよ97円を割り込み次のサポートとなる96円を試しにいくとみる。ただ、昨日は金価格が1オンス20ドル上昇し1400ドル台に乗せてきたことで、対ドルでのオージーの下落は限られる。金の上昇が更に進めばオージー買い戻しの動きに繋がる。
オージー円予想レンジ:97円70銭~96円00銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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