[全般]雇用統計前にドル全面安
切っ掛けは特にみられないものの、ECB理事会後のドラギ総裁記者会見で「マイナス金利は直ぐに行動する理由はない」という発言で最終的にユーロの買いが強まった。しかし、ここまでのドル売りになるものではなく、やはりドル円が先行したと思われる。
ドル円は日経平均先物が下落したことが先か円高が先かはっきりしないが、今日の日本の株式市場はもう一段の下げは避けられないだろう。ただ、NY株式市場がプラスに転じたことでどこまでサポートになるか注目。
株価が下落する場面では円買いも出やすいものの、既に多くの投げを巻き込んで下げているだけに下値は限定的とみる。ただし、かなり市場は血まみれ状態のところもあり今日も荒っぽい動きが予想されるが、当面は昨日の安値である95円85銭が底とみる。
米国長期金利が急速に低下しNYダウは上昇に転じた。前日とは全く反対の動きとなるなど、市場の金利への受け止め方がコロコロと変わりやすい。それだけ市場の見方が変わり始めていることを示している。
雇用統計を前に米国の金融緩和政策の縮小時期が遅れるとの懸念が拡大し、その前に投げを誘ったのであれば今日の雇用統計が予想を下回ったとしても限界がありそうだ。
かなり市場のポジションはシャッフルされており、今日の米雇用統計が予想を上回るようであれば再びドル買いが始まる可能性は高い。もし予想を下回るようであっても今後の米経済指標を見極めようとする動きから、ドル売りはいずれにしても調整の域内とみる。
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[米ドル円]一日で3円余りの下落は2度目


ここまでドルが売られるとは予想もしなかった。市場は米国量的緩和縮小への不透明感が広がり、じりじりと最初の下落が始まった。その後、日経平均先物が下落幅を拡大する中で見えない恐怖感が広がり一先ずポジションを減らそうとする動きが先行。投げが投げを呼び95円85銭まで売り込まれた。途中のサポートと戻しの高値が今日のレジスタンスになるとみている。97円30銭、97円55銭、97円75銭、98円30銭がレジスタンスとなる。どこまで戻せるかは今日の雇用統計次第だ。サポートは96円70銭、96円40銭、96円00銭、95円85銭。
因みに、2月25日のイタリア政局不安が高まった時は3円50銭余り下落した。結局1週間余りもみ合いながら上昇に転じている。
ドル円予想レンジ:98円00銭~96円50銭
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]底に近づく



朝方発表された豪州4月貿易収支が+0.8億豪ドルと予想の+1.8億豪ドルを大きく下回った。
発表直後はそれ程大きな下げはなかったもののドル円の上値が重くなると弱気の見方が強まりオージー円の売りが昼にかけてみられた。対ドルで強いサポートとみられた0.95を割り込んだことで損切を巻き込んだ売りもあったが、その後は寧ろ買いが強まった。NY時間にはドルが全面高となり再び0.95ドル台を回復したがドル円の下落が止まらず92円50銭まで下落。今年最安値となる91円10銭付近まで後2円足らずとなった。92円ミドルは1月に何度か跳ね返された事で一先ず底値に近づいたとみる。ドル円が昨日の急落で売りが出尽くした観もありオージー円も今日の雇用統計次第で上昇の始まりになるとみる。
オージー円予想レンジ: 95円50銭~92円50銭
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[ユーロ米ドル]ドル安がユーロを押し上げたものの


ECBは政策金利を現行の0.5%に据え置くことを決定。その後ドラギ総裁の記者会見で景況感は若干改善され年後半に回復が始まるとしたが、ユーロ圏全体の力強さが欠けるとした。また、マイナス金利に関しては直ぐに行動する理由がないと発言したことでユーロは上昇に転じた。1.31を底にロンドンフィキシングにかけてじりじりと買いが強まる中でドル円急落を機にユーロの上昇が加速。1.32にあったショートの損切を巻き込んで1.33台に乗せたところで利益確定の売りが出た。その後はポジションも大分はけたことで1.3220を底にもみ合いが続いている。ユーロの買いというよりもドル売りが先行したことでショートを引き込んだためだ。
ドラギ総裁はユーロ圏経済には下振れリスクがあり緩和政策は必要な限り維持するとも発言しておりユーロへの懸念は根強い。今日の米雇用統計まで大きな動きはないとみるが、その後は週末のロングの巻き戻しが入りやすくなるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3300~1.3170(61.8%)
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注意喚起
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