ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-06

[全般]激震の後の余震

先週はまさに市場に激震が走ったようにドル円は激しい動きとなったが、今週もその余震による荒っぽい動きが続きそうだ。
日経平均は5月22日の高値から2割近く下落し、4月4日の黒田日銀政策発表前のレベルへ戻された。ドル円も株と同様5月22日の高値103円73銭から94円97銭まで9円近い下落幅となった。一方、NYダウの動きは依然として堅調な動きを示している。5月22日の15300ドル付近から先週の終値をみると15250ドル付近と、途中は何度か乱高下があったものの殆ど変わらないレベルで止まっている。これをみると、ドルの下落というよりもドル円と日本の株価が一方的に下落したという事になる。一部ではバブルの崩壊と言い始めているところや、アベノミクスへの失望というものもある。果たしてそうなのか。確かに、海外勢を中心に日本株売りや円の買い戻しが目立った。これは海外のヘッジファンドなどの6月決算期によるポジションの巻き戻しの影響が大きかったとみている。
5月23日を境にドル円や日経平均株価は反落した。この日の日経平均が1143円マイナスとなりドル円は3円近い急落となった。その後は株やドル円も落ち着きを見せたものの、先週5日の水曜日から再び激震が走った。きっかけは特にないが米雇用統計を睨みFRBが量的緩和縮小を見送るとの思惑が高まったことでファンド中心に売りが強まり、ドル円は5円余り下落。遠目からみると外国勢の日本に対する失望売りが出たようにみえた。
その米雇用統計は予想を若干だが上回り市場の懸念はひとまず後退しドル円も97円台まで回復した。米国の景気回復は緩やかに進んでおり期間はどうあれ量的緩和縮小の基本的な流れに変化はない。日本の経常収支の縮小が止まったわけでもなく需給からみても円高に戻る要素はここにきて特に出たわけではない。日本の輸出企業のドル円設定レートは92円付近であり、企業業績への影響はそれ程なく株式市場がこれ以上下落する要因はみられない。日銀の大規模量的緩和も今後継続される。
しかし、これだけ市場が混乱すれば今週もその後遺症は残ることになりドル安や円高が進みやすい。
今週の火曜日には日銀政策会合の発表があり10年債利回りの上昇を抑える低減措置検討や金曜日の成長戦略が閣議決定など株価や円への与えるインパクトは大きく、波乱含みの週になりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]底固めの時間必要

(米ドル円日足)



アベノミクスによる円安が始まった80円付近からの上昇幅の38.2%戻しとなる94円ミドルを前にドル円は折り返した。一目の雲の下限である95円40銭を一時的に下回ったものの上限の97円30銭を終値ベースで上回った。ローソク足も長い下髭を伸ばして陽線で終了。一先ず下落の勢いはこれで収まったとみる。ただし、市場はまだかなり傷ついた後遺症が残りちょっとした材料でも敏感に反応しそうだ。一方、エネルギーを大分使い果たしたことから動きが全くなくなる場面もありそうだ。
先週の安値94円97銭というのはかなりのクルーシャルポイントになったものの、この手前では底固めの時間が必要だ。
もし、このレベルを下回るようであれば当面円安の流れに戻るのは難しくなる。

ドル円予想レンジ:99円50銭~95円50銭

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]底に近づく

(豪ドル円週足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20130610_jikanashi.jpg

(豪ドル米ドル月足)

AUD_USD_20130610_tsukiashi.jpg


下落に何とか歯止めがかかったがまだ予断は許せない状況が続いている。
米雇用統計発表前に一時90円52銭まで下落。この時点でほぼポジションはニュートラル状態になったとみてよい。雇用統計の結果は予想を上回ったことでドルの買い戻しが入りオージーは対ドルでは0.95ドル付近でもみ合いが続く。このレベルは月足でみてもわかるが、2010年後半から一時的に下抜けしたとしても滞空時間は短い。
今週は4月の住宅ローン申請件数や5月の雇用統計が発表される。これまで悪材料が続いたことから反発も期待できそうだ。ただし、金価格が先週は更に下落傾向が強まっており上値も限定的とみる。

オージー円予想レンジ: 94円20銭(61.8%)~90円50銭

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[ユーロ米ドル]雲のねじれで反落も

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロは米雇用統計を前に雲の上限を上抜き大きく反発。金曜は雲のねじれが生じた日でもあり下げに転じたとみる。
米国の雇用統計は予想を上回ったことでドルの長期金利は上昇しドル買いが今週は強まる可能性が高い。ECB理事会ではドラギ総裁がマイナス金利を今すぐ実行する理由はないとし、目先は金融緩和によるリスクは後退したものの、過去最悪の失業率による景気懸念は燻る。ユーロの買い材料は少ないことからドルが上昇に転じれば再びユーロは雲を目指す展開とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3370(61.8%)~1.3050

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