ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-06

[全般]ドル円の下げ終了

東京市場は日経平均株価が始まった直後から下落幅が拡大したことでドル円は心理的な壁とみられた95円を割り込み始めた。日経平均は前日のNY株価の下落を引き継いだ格好となり日経が下げたことでアジア各国の株価も下落。その動きが更に円高を加速させるなど負のスパイラルの動きが強まった。
しかし、欧州市場に入ると負のスパイラルの動きが続かずロンドンやフランスなどドイツ以外の株式市場は底堅い動きとなり一時93円台を付けたドル円の下げも落ち着きを取り戻した。落ち着きを取り戻したところではこれまで下落幅が大きいオージーやランドといった通貨の買いが強まる一方、上昇の続いたユーロなどの売りが目立った。このあたりの動きをみるとそれぞれの通貨のポジションの巻き戻しがあり、ドルや円のポジションとは異なる動きが出始めた。NY市場では東京市場とは全く反対のセンチメントに変わった。
バーナンキ議長の量的緩和縮小へのちょっとしたサインを出しただけで、これだけ世界の株価に影響を与えたことから当面は緩和政策を継続するとの見方が強まりNYダウは上昇。長期金利は小幅ながら低下するなど、まるで別世界の動きのようにも見える。
結果的にみると、日本の株式市場やエマージング市場から資金が米国に回帰しているという事を示している。しかし、ドルインデックスをみると5月初旬から上昇したドルは23日をピークに行って来いとなるなど、一先ずドル売りは終了している。
ドル円や日経平均の下落は量的緩和終了見通しでのドル売り調整は既に終了している。
また、日銀の異次元緩和によるドル円の上昇幅も4月4日からの上昇とみれば、それも93円台を付けたことでこちらも終了したとみてよい。
今日のドル円は前日のNYダウ上昇に伴う日経平均の上昇を受け買戻しの動きが強まるとみるが、これだけ相場が乱高下した後遺症から上下に振らされたとしても、第一幕のドル円や日経株価の底はついたとみる。
来週のFOMCが一つのターニングポイントになる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]NYダウがアンカー

(米ドル円日足)


(米ドル円日足)

USD_JPY_20130614_hiashi2.jpg


日経平均株価が大幅下落で始まったことで95円を割り込み、その後も下落幅を拡大し株式市場が終了した直後に93円75銭まで下落。このレベルは米国QE3が始まった昨年9月からの上昇幅に対し38.2%戻しにあたるところだ。量的緩和3弾の終了による下げとすれば一先ず調整は終わったとみる。また、4月4日の異次元緩和がスタートした時もドル円はこの近辺で元のレベルに戻された。
今日は前日のNY株式市場の上昇に伴い日経平均はかなり反発すると思われ、ドル円は既にそれを先取りNY市場から上昇に転じている。
実際に日経株価が上昇したとしてもドル円の上昇幅は限られるとみる。ドル円のロングは大分解消されているものの、このレベルから買いを入れるのは短期筋しかいない。これまでの下落の恐怖は残ることから下振れのチャンスはまだありそうだ。

ドル円予想レンジ:96円10銭(23.6%、前日高値)~94円50銭

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]大底を付け反転も

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20130614_hiashi.jpg


ドル円が95円を割り込むのとほぼ同時にオージー円も90円を割り込んだ。
その直後に発表された豪州雇用統計では雇用者数は1100人増と予想のマイナス1万人を上回り、失業率も5.5%と予想の5.6%を下回った。これを受け90円ミドルまで押し戻される場面もあったが、円買いの流れに押し戻された。
しかし、ドル円が93円台を付けた後に94円付近で下げ止まり感が出始めるとオージーは反転。これだけ市場には悲観的なムードが強まる中で雇用統計が改善したという事を市場は好感。また、これまで売られ過ぎた通貨であるという事から買い頃とみたのだろう。対ドルでも久しぶりに大幅上昇となったが、本格的な買いが始まるという判断にはまだ早い。ドルの長期金利が低下したことでドル安の動きによるものである。パラボリックの位置する93円50銭付近を超えることが出来れば本格反転とみる。

オージー円予想レンジ: 93円20銭~90円70銭

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[ユーロ米ドル]中期上昇トレンドもそろそろ

(ユーロ米ドル時間足)



ドル円が95円を割り込みドル安が進むとユーロは対ドルで上昇。一時1.3390付近まで買われた後欧州市場が始まったところで利益確定の売りに押された。下落はNY市場にまで及んだが、ロンドンフィキシングの12時に纏まったユーロ買いが欧州勢から入り上昇。
その後はNY株式市場が上昇し米国長期金利の低下に伴いドル売りが強まるとユーロは下落前の高値に戻った。特に、ユーロ圏の材料は見当たらず株価もドイツ以外はアジアの下落には影響されずに底堅い動きを見せていることから、ユーロに買いが集まりやすくなっている。ただ、ドル円や日経平均の下落が落ち着けば資金は再びユーロからドルへ巻き戻しが入ることになる。そろそろ、来週のFOMCを控え調整の動きが強まるレベルに近づいていることから中期上昇トレンドも終了に近づいているとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3400~1.3300

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