[全般]波乱含みのFOMC
アベノミクスにより急速に上昇した日経平均株価やドル円の反発が強まりドル円は一時93円台に突入。日経平均ともに4月4日の日銀異次元緩和を実施する前のレベル近くまで押し戻された。
日経平均が持ち直し、一旦は底打ちをしたかに見えたが先週末には再びドル円は93円台に突入。依然として下落リスクが燻る中で今週はFOMC会合が開催され、もう一段のドル円や日経株価の下落に繋がる可能性が高まる。
もし、FOMCで量的緩和の時期を見送る意見が増えるようであれば、NY株式市場にとっては買い材料になるものの金利面からのドル売りが強まることになり、ドル円の下落が警戒される。更に下落が進むようであればNY株価が上昇しても日経株価も攣られて下落するリスクがあることは先週の動きをみて予想される。
反対にFOMCでこれまでの予想通り9月以降の縮小が示されるようであればNY株価下落に繋がり、日本だけではなく世界的な株式市場への影響は避けられない。どちらにしてもドル円や株価下落の展開シナリオが出来上がってしまう。
しかし、量的緩和の継続は流動性相場の継続にも繋がり日本だけではなくエマージェンシー各国の株式市場にとってプラス材料でもある。そうなれば、株式市場の上昇からドル円も再び上昇に転じるシナリオも予想される。
市場の受け取り方がどちらに転ぶのかはその時の市場のセンチメントにもよるが、かなりの資金が既に株式やドルなどから米国へ還流しており、買戻しの動きが入る可能性もある。
今週は先週以上にリスクが高まることや、それによる参加者の減少などから波乱含みの展開が予想される。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[米ドル円]FOMC下落リスク警戒

一週間でドル円は5円50銭高値から下落。先週の5円70銭の下落を下回ったものの、日中の乱高下も含めここまでドル円が激しい動きを示すのは滅多にみられない。それだけ、一方的にドル円の上昇した反動の現れといえる。先週の安値93円75銭はアベノミクス効果で上昇したドル円の38.2%戻しとなるレベルだ。一先ずテクニカル的にドル円の下げはいいところまできた。しかし、先週のNY市場の終わり方をみるともう一段の下落リスクを残した。ミシガン大消費者指数や鉱工業生産が予想を下回ったことを材料にFOMC会合では量的緩和縮小を見送るとの観測が高まった。FOMCでの結果はどうあれ、イベントリスクの高まりからドル円には下落リスクが依然として燻ぶる展開とみる。
4月4日の日銀会合前の安値92円70銭付近が視野に入ってきた。
今週のドル円予想レンジ:96円10銭(23.6%、前日高値)~92円70銭(4月4日安値)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[豪ドル円/豪ドル米ドル]ドル円の底固め次第


先週発表の豪州雇用統計は予想を上回る改善を示し、一旦は底堅さを示したオージー円も週末は再び下落に転じた。週足ボリンジャーの下限でもある90円の大台で辛うじて引けたことで先週の安値88円90銭を当面の底とみる期待が残る。
しかし、対ドルではボリンジャーバンドが上値を抑えており、オージー円のクロス円での本格的な買いにはドル円の底固めが必要となる。
今週はFOMC会合を前にもう一段のリスク回避の売りが出やすく61.8%戻しとなる86円30銭が意識される。
今週のオージー円予想レンジ: 93円70銭~86円30銭(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ米ドル]ドル安による上昇


先週はドル安の動きに押されながらユーロは堅調な地合いを保った。
先週末にIMFが米国2014年成長率予想を下方修正し、ドルは小幅に過剰評価されているとの報道でドル安が進むとユーロは反発。ユーロの買い材料は見当たらないものの、ドル安がユーロを押し上げている状況は今のところ変化はみられない。
時間足では底が明らかに切り上がっており上昇チャネルに入っている。ボリンジャーバンドの中心線は上向きに転じていることや上限でのバンドウォークも継続していることで底堅い動きが予想される。
ダブルボトムを形成しつつ76.4%戻しとなる1.35ドルを試す展開とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3480(76.4%)~1.3280
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |