[全般]米国量的緩和縮小の方向性明示
声明では月間850億ドル購入規模は継続決定したものの「経済と雇用の下振れリスクは昨秋から軽減している」と強気の景気判断を示したことでドルは上昇。
その後のバーナンキ議長記者会見では量的緩和縮小の時期について「今後の経済指標が予想通りであれば年内に量的緩和縮小を始め、来年半ばに緩和は終了する」と言及。
かなりはっきりと量的緩和の縮小と終了の方向性を明示したことで長期金利は上昇しドルは全面高、そして株式市場は急落した。縮小終了は時間の問題とみられていたことから、今回の結果はそれ程サプライズではなかったものの、これまでの不透明感を払しょくさせたことは間違いない。今回の結果を受けた株式市場の反応はまさに金融相場そのものとなったが、徐々に業績相場的な色も出始めていることから、株式市場は金利の上昇下においてもいずれ底堅さを示すことになるだろう。
今日の東京市場はNY株式市場の下落に伴いドル円の上値を抑えてくるとみるが、最終的に為替市場では各国金融政策の違いを反映しドルの上昇傾向が続くと考える。
5月22日のバーナンキ議長議会証言の内容を今回の記者会見では更に具体的に明示した格好となったことで、市場の不安定な動きはこれで収束してくることになる。
議長の発言では経済指標が予想通りという条件を付けていることから今後の雇用統計や物価指数などに対し市場の注目度が更に高まる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]今日の日経の反応


東京市場では日経平均が上昇する中でドル円は上値の重い展開が続いた。黒田総裁が日銀当座預金超過準備の付利引き下げに否定的な見方を示したこともあった。しかし、それよりもFOMCを控えポジションの調整が全般に入り始めていた。
FOMCでは経済と雇用の下振れリスクが後退したことに言及するなど強気の景気判断を示したことでドルは上昇。その後のバーナンキ議長記者会見では経済指標が予想通りであれば年末までに資産購入額を縮小し来年半ばには終了することを明言。FRBの金融政策への不透明感がこれで払しょくされた事で市場のバラティリティ―は今後低下に向かうとみてよい。問題は日経平均株価がNY株式の下落の影響に反応するのか、ドル円の上昇をとるのかだ。日経平均が下落すればドル円の上値を抑え、それが更に株価を押し下げることになる。しかし、これまでの株やドル円の下落の原因は米国金融政策への不透明感によるものであるとすれば、混乱はそれ程続かないとみる。一時的に下振れのリスクは残るものの、パラボリックは買いサインに転換しており安値ではドル円を買っていきたい。
ドル円予想レンジ:97円20銭~95円20銭
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[豪ドル米ドル/豪ドル円]ドル円の底値確認後は買い



FOMC後にドル全面高となったことでオージーは対ドルで0.92台まで200ポイント余り下落。主要通貨のクロス円では唯一陰線となった。週足のオージードルでみると2011年10月に付けた安値0.9388を下回ったことになる。昨日の安値0.92ドル台はフィボナッチの61.8%戻しと一致する。これで対ドルでのオージーロングポジションはほぼ消化されたとみる。対円での週足フィボナッチでも61.8%戻しを達成しておりそろそろ下落も終了したとみる。ドル円の底値がはっきりと確認され上昇に転じるようであればオージー円の買い安心感が高まることになる。それまでもう暫らく様子を見ておきたい。
オージー円予想レンジ:91円00銭~88円90銭(6月13日安値)
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[ポンド米ドル]英米金利差拡大期待


ポンドの下げが止まらない。
FOMCで米国量的緩和の縮小が確認された事で英米金利拡大期待によるポンドの売りが加速した。前日に発表されたMPC議事録では資産購入規模拡大を主張するメンバーが予想以上に多く売りが強まっていた。この日もキングBOE総裁が英国の景気回復が確実ではない中で中銀の一段の刺激策が必要と発言。今後、英米との金融政策のギャップは広がることから対ドルでのポンド売りは強まるとみる。
ここ数日はユーロポンドでもユーロ買いポンド売りの動きが強まっていることもポンドの下げを加速させている要因となっている。
テクニカル的にみるとボリンジャーバンドの中心線とフィボナッチの50%戻しとなる1.5370付近が強いレジスタンスとなっている。ただ、中心線は上昇トレンドに転換しており、下げ幅もそろそろ限界に近づいているとみる。
ポンドドル予想レンジ:1.5530(38.2%)~1.5370(50%戻し、BB)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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