ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-07

[全般]為替と株式市場にとって正念場の週

今週は各国の金融政策発表や米雇用統計を控え今後の米国金融政策の行方や資源国通貨などの見極める重要な週になりそうだ。
先週は米国量的緩和の縮小と終了の時期が前週のFOMCで示された事を市場が過剰に反応し過ぎたこともあり、各連銀総裁などから市場の先走った動きをけん制する発言が相次いだ。結果的に急速に上昇した米長期金利は一先ず抑えられたことでNY株式市場の底を下支えることとなった。しかし、先週発表の米国経済指標の結果はGDPを除き住宅や消費関連など全般に穏やかな景気回復を示すものが多く見られた。実体経済をみれば、バーナンキ議長の発言通りこのままで行けば量的緩和の縮小は年内に行われることとなりそうだ。
それは、先週末のラッカー・リッチモンド連銀総裁の「メンバーの見方は多様だが、経済指標次第で9月の会合で資産購入の縮小決定の可能性」と発言。これまでの各連銀総裁の発言を総合的にみると、量的緩和を縮小しても緩和政策が終わるわけではないといった内容が多い。先週までの景気指標を観ても最終的に9月以降の縮小の可能性は高いとみる。
ただ、その確信を更に固めるために今週発表される米雇用統計の結果は最も注目される。
今週は豪州中銀(RBA)、BOE,ECB,などの金融政策会合が開かれる。中でも、RBA会合で利下げの可能性が後退すれば投資対象としての豪ドルや他の資源国通貨などの本格的な見直しが始まるきっかけにもなる。
また、先週から拡大し始めた中国金融不安による株式市場への混乱も一先ず後退するなかで、今週は中国の製造業と非製造業PMIが発表される。
株価の下振れリスクが後退するかどうかの試金石になる。
いずれにしても、雇用統計の結果次第で米国の量的緩和縮小への動きが確信されることになれば、株価には一時的なマイナス材料になったとしても長期金利の上昇に伴いとになり穏やかなドル高傾向が継続することになる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]100円から上は要円安材料

(米ドル円日足)



米長期金利によるドル高と株式市場の下落によるリスク回避の円買いドル安か、ドル円はアジア市場とNY市場の間で日替わりメニューのように変わる。米国では量的緩和縮小時期の思惑で一喜一憂。アジア市場では中国金融リスク拡大により全く別の要因で株価は乱高下。結果的に、先週の株式市場は日米欧ともに底堅い動きとなった。如何に世界の投資マネーが未だに投資先を求めてうごめいているかを物語る。
ドル円も、結局NYや日本の株式市場に翻弄される中で99円台に押し戻されて引けてきた。
一目の雲の中にある基準線を上に超えてきたことで強気のムードは高まっている。しかし、100円を超えていくにはドル高ではなく円安の新たな材料が必要とみる。今月は衆院選挙を控え、自民が単独で過半数を取るかにかかっている。これまでは5月22日のバーナンキ議長発言による急速なドル安の反動の戻しが強まっただけとみれば、今週は暫くレンジ内での動きに留まるとみる。

今週のドル円予想レンジ:99円90銭(61.8%)~97円00銭

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[ポンド米ドル]中銀総裁の交替

(ポンド米ドル日足)



7月1日に英国ではキングBOE総裁からカーニー元カナダ中銀総裁にバトンタッチされる。
他国の中銀総裁を受け入れるという事は英国では歴史的な出来事となる。
3日から4日にかけカーニー総裁の初めてのBOE金融政策会合が開かれ、市場の注目度は非常に高まっている。日銀の黒田総裁の時ほどではないにしろ、これまでの金融政策の変更があれば波乱要因になる。ポンドの下落はここにきてユーロを上回る勢いだ。ポンドからユーロにポジションのシフトが所々で目立つなど、ポンド離れが進んでいる。米国の量的緩和縮小による金利差拡大もポンド売りを強めた。
今回は現状維持と予想されるが、今後の金融政策がインフレ抑制よりも景気重視となればポンド売りの動きが更に強まることになる。
一目の雲のねじれを下回ったことで再度1.5ドルを試す展開を予想する。

今週のポンドドル予想レンジ:1.5450~1.5000(5月29日安値)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]RBAと中国PMI

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル時間足)

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米国の量的緩和縮小への期待からドル高が進む中でオージーは底堅さを見せていた。
株式市場の下げ止まり感が出たことでリスクオンの動きからオージー円への投資意欲が再開するかと思われた。しかし、週末に対ドルでオージー売りが先行したことでオージー円は再び失速。投資の目が育つかどうか今週は正念場になりそうだ。
RBA会合ではこれまでの低金利政策の効果がそろそろ景気に影響を及ぼし始める頃で、利下げの可能性が後退する可能性が高い。一方で、中国の金融リスクの高まりから中国株式市場が急落したものの、中国政府は景気刺激策を打ち出す気配は見られない。
今週は中国の製造業と非製造業PMIが発表され、株式市場の反応次第ではオージー売りを加速しかねない。しかし、このところのオージーは中国経済の影響が薄まっていることから、今週も底堅さを示すか注目される。
ただ、米国雇用統計が最後に控えており、その結果を見極めてからでないと本格的な買いは入れにくい。ロングポジションの損切レベルは88円80銭付近。

オージー円予想レンジ:92円80銭(23.6%)~89円20銭

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