[全般]休暇明けでの雇用統計発表
アジア市場では日銀のさくらリポートが発表され9地域のうち8地域で景気判断を引き上げた。アベノミクス効果の現れとも言えるが市場の反応はみられず寧ろドル円は上値の重い展開となった。欧州時間に行われたBOE会合ではカナダからやってきたカーニー総裁の初の会合とあって市場の注目を集める中「市場の金利上昇が経済見通しの重石となっている」「将来の金利引き上げを織り込むのは適切ではない」との異例な発言。これを受けポンドは急落。ほぼ安値圏で引けた。その後開かれたECB理事会でもユーロが急落するなど同様な事態となった。ドラギ総裁は会合後の記者会見で低金利政策を長期化するとともに、利下げに関して幅広い協議を行ったことを明らかにしたことが下落の背景にある。ここにきてポルトガルの政局不安から同国国債利回りが8%を超えてきたことを意識した発言とみられる。この結果、欧州各国の株式市場は軒並み上昇しポルトガル国債の利回りも低下した。
今日の日経平均株価も欧州の上昇をみて堅調に推移しそうだ。ドル円も同時に底堅い動きとなりそうだ。ただ、今日は休暇明けのNY市場で注目の米雇用統計の発表を控えポジションは一方向に傾けにくい。
今週発表されたADP雇用統計や新規失業保険申請件数など雇用改善を示しており、予想通りであれば市場にリスクオンの動きが強まることになるだろう。
その雇用統計では指標が大きく予想を下回らない限り、休暇明けとなる米国勢は最終的にドル買いを進める可能性が高いとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]101円を試す展開も

日経平均株価上昇期待から東京市場でのドル円は底堅い動きとなりそうだ。
ただ、雇用統計を控え東京市場の終わりにかけて一旦は下押しも警戒したほうがよい。
今日の雇用統計では非農業部門雇用者数よりも失業率が注目される。バーナンキ議長は失業率が7%に下がったところで債券購入を止めると発言したことから意識されている。
それでも雇用者数が15万人から20万人の間に収まっている限り量的緩和縮小の方向は変わらず、ドルは最終的に上昇するとみる。
ドル円予想レンジ:101円30銭(76.4%)~99円60銭
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[ユーロ米ドル]トリプルボトム

ECBは政策金利を0.5%に据え置くことを予想通り決定。その後のドラギ総裁記者会見では低金利政策を長期化するとともに更なる金利引き下げを視野に入れていることを明らかにした。これはFRBの行っているフォワードガイダンスというもので、先取り指針を示すことで市場に強いメッセージを伝えるものだ。先週からポルトガルの政局不安が高まり10年国債利回りが8%を上回ったことを意識したものと思われる。この発言によりユーロは一気に一目の雲の下限である1.2970付近のサポートを抜けて1.2883ドルまで下落し、ほぼ安値圏で引けてきた。一方、ユーロ圏各国の株式市場は軒並み上昇するなど金融相場の動きが目立つ。
今日の雇用統計ではドル高が更に進む可能性が高い事からもう一段のユーロの下押し場面も見られそうだ。ただ、今年に入り1.27ミドルから1.8ドルと底値を2回つけており、1.28ミドルで下げ止まるようであればトリプルボトムを形成する。
一旦はショートの巻き戻しが入りやすいレベルでもある。
ユーロドル予想レンジ:1.2970~1.2840
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[ポンド米ドル]8月に時間軸政策採用か

BOE総裁として初の会合ということもあり元カーニーBOC総裁に市場の注目が集まった。
0.5%の政策金利と3750億ポンドの資産買い取りプログラムはそのまま維持することで一致。声明では「政策金利引き上げを織り込むのは適切ではない」と異例の声明を発表。市場との対話を重視する姿勢を示した。また、カーニー総裁は次の8月の会議では政策目標をGDP成長率など何らかの時間軸政策を採用する見解を示した。これを受けポンドは急落しそのまま安値引けとなった。一目の雲の下限を大きく下回り長い陰線で終わったことでポンド安の勢いはまだ残る。ただ、5月に1.5ドル付近ではかなり底堅い動きを見せたことからここから下を売るのは危険だ。寧ろ1.5付近では反発を期待した短期的な逆張りも面白い。
ポンドドル予想レンジ:1.5140~1.5000(5月29日安値)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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