ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-07

[全般]ドル高株高債券利回り高

注目された米国6月雇用統計は予想以上の増加となったことで今週はドル高の勢いがどこまで進むか注目。
6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想の16.6万人に対して19.5万人と大きく上回ったことを受けドルは急上昇。前回にバーナンキ議長は失業率が7%に低下すれば量的緩和終了の可能性があると話していたその失業率は7.6%と予想の7.5%を上回った。しかし、雇用者数が4月と5月の数値もそれぞれ19万人台後半に上方修正されるなど20万人に迫るペースで増加していることが明らかとなった。製造業の改善は緩やかなものだが住宅や個人消費などの好調な回復に加え雇用の改善が明らかとなればFRBの量的緩和縮小時期は当初の見込み通り9月に決定される可能性がある。今週は10日水曜日にバーナンキ議長の講演が行われ、7月のFOMCを前に何らかのメッセージが伝えられるかもしれない。ただ、それまでにドル買いが進み過ぎているところでは利益確定の売りに押される可能性もあり注意が必要だ。これまでも一本調子でドルが上昇したところで必ずと言ってよいほど振り落しが入る。
ドル円は今月の参院選挙で自公民が過半数を獲得するとの見方が強く、ねじれが解消されれば更にアベノミクスへの期待が高まる。選挙前には買われて結果発表後は売られるパターンになるとすれば、それまでは底堅い動きが続くということだ。
中国金融不安やポルトガル政局の混乱、更にエジプトのクーデターといった波乱要因をしり目に海外のヘッジファンド勢による投資が再び株やドル円に戻り始めている。
米国の量的緩和出口戦略を模索する動きに対しECBやBOE,RBAそして日本の更なる金融緩和を進めるなどその政策ギャップが更に明らかとなったことでドルの上昇トレンドは今後も継続。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]参院選を睨んだ上昇

(米ドル円日足)



雇用統計発表を前に既に日経平均株価が上昇しドル円も100円台に乗せるなど底堅い動きが目立った。結果は予想を大きく上回る米国雇用者数の増加となったことでドル円は101円台に乗せてきた。最終的にドルが上昇するとの見方は多かったこともあり発表前から少しずつ買い気配がみられた。米国勢も独立記念日明けという事もあり余力が大分あったのだろう。テクニカル的にみると101円30銭付近というのは一目の雲の上限やフィボナッチ76.4%戻し、更にボリンジャーバンドの上限でもあり意識され上げ渋ったものの、ほぼ高値圏でNYを引けてきた。それだけ買いの勢いが強いという事だ。このレベルでは実需や利益確定などの売りが並ぶとみられるが、市場は今年最高値となる103円74銭を意識し始めている。
クロス円などの売りもあり、一気に高値更新とはいかないだろう。ただ、参院選を控え与党圧勝の観測が高まる中で海外勢などは高値を試しに来る可能性は高い。

今週のドル円予想レンジ:102円50銭~99円50銭

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[ユーロ米ドル]底固めか底抜けかを見極め

(ユーロ米ドル週足)



先週のECB理事会でドラギ総裁が緩和政策を延期し更なる緩和の可能性を示唆したことでユーロは対ドルで大きく下落。そして米雇用統計が予想以上の改善を示したことで米国量的緩和縮小への動きが強まるとの観測から更に下落。金融政策の違いがここにきて更に明らかになった。今回のドラギ総裁の発言はポルトガル政局混乱からの国債利回り上昇にある。これが、再び欧州債務問題を拡大しかねないため、今のうちに収めておきたかったのだろう。従って、ポルトガルの政局が落ち着いてくればユーロの下落は収まるとも言える。
やや売られ過ぎの観もあり、そろそろ反動が出るとみている。
週足一目の雲に先週は突入したが辛うじて終値は雲の上で引けた。今週は雲の下限である1.27ミドルがかなり意識される。このレベルは今年の3月から4月にかけて下げ止まったところでもある。

ユーロドル予想レンジ:1.3030~1.2750

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]下げ止まり感から上昇も

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル時間足)

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米国雇用統計発表後にオージーは対ドルで0.9175から一気に0.9050まで下落。結局NYの引け値にかけてこの安値レベルでのもみ合いに終始。0.90ミドルは7月3日のNY市場でも反発したレベルでもある。ユーロやポンドと比較すると下げ幅は小さく、これまで先に下落した分だけ下げ止まり感が目立った。
オージー円では90円から92円ミドルでのレンジ相場が続いているが値幅が徐々に拡大している。エジプトのクーデターや中国景気減速、金利引き下げの可能性を示唆したことや豪ドルのもう一段の下落を望むといった発言。更に、金価格の下落が止まらないなどどれをとっても豪ドル売りの材料に事欠かない。しかし、オージー円では底固めの予想を呈しているのは材料出尽くし感があるためとも考えられる。
木曜日発表の失業率で底固めが確認できれば、88円90銭をクリアーに下抜けするようであれば諦めるつもりで90円台では買いを入れてみるというのはどうだろう。

今週のオージー円予想レンジ:93円80銭~90円50銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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