[全般]参院選とバーナンキ議長証言
米国雇用統計で雇用が大幅増加になったことからバーナンキ議長は量的緩和縮小の早期前倒しが期待されたが、全く逆の金融緩和の継続姿勢を示したことでドルは一気に下落した。
米長期金利の過度な上昇を抑えようという意図が窺えるものの、それにしても極端な発言に市場の混乱は収まらない。今週はそのバーナンキ議長の議会証言が水曜日に行われる。再度緩和政策の継続姿勢を示すとしても、既にドル売りが進んでいる中で下値も限定されそうだ。反対に、米景気回復基調が量的緩和縮小時期を当初の発言通り年内までに行われることを改めて示すとすればドル高が再開されるだろう。ただ、長期金利上昇を抑えるべく緩和政策は今後も継続することを付け加えられるのは間違いなく、ドルの上値も限られそうだ。今週は米小売り売上やCPI、そしてベージュブックなど米国景気回復を示すと予想されることから議長が否定的な発言をしても、市場での量的緩和縮小への思惑は高まりそうだ。
また、日本側でも為替に大きく影響することになる参院選を控え円も一喜一憂する可能性が高い。与党は単独過半数を得るべく、これまでのアベノミクスの効果を改めて示すとなれば円安や株高を推し進めるような発言が出る可能性がある。
また、中国のGDPや小売売上、鉱工業生産といった重要な経済指標が月曜日に発表される。日本が祝日という事もあり、中国株式市場の動向次第で薄商いのなかでドル円だけではなくオージーなどへの影響も懸念される。市場はネガティブ材料に反応しやすいだけに円高オージー安といった動きには注意が必要だ。
今週はその他にもカナダ中銀政策会合やユーロに絡んだ発言や指標などで乱高下のしやすい相場展開が予想される。
しかし、市場が最も注目するのはバーナンキ議長の議会証言で、量的緩和に関してどのような姿勢を示してくるのかにかかる。
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[米ドル円]参院選前に円売りも


先週のドル円は再び上値を試そうとドルロングを積み増していたところをバーナンキ議長の発言で一気に下落。それも、早朝の薄商いの中での下げであったこともあり機械的に損切を付けさせられるなど結果的に3円余りの下落となった。勢いが挫けてしまったこともあり、買いを入れても上げたところでは細かく利益確定の売りが出やすくなった。
今週は参院選前という事もあり、円安要因となる発言などが増える可能性が高く100円を再度試す展開を予想する。バーナンキ議長の議会証言で改めて量的緩和に関してハト派的な発言が出たとしても、一度驚いて売っているだけに今回の下げは限定的とみる。
週末に一目の雲のねじれがみられ、参院選を挟んで相場の変化がありそうだ。
ドル円予想レンジ:100円80銭~98円10銭(雲の下限、BB下限)
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[ユーロ米ドル]雲の上限に沿って上昇


1.27ミドルの最安値を更新しようとする間際にバーナンキ議長発言でドル売りが強まったことでユーロショートが一斉にカバーが入り急騰したユーロだが、その後はじり安傾向が目立った。下値攻めがこれで大分警戒感が強まったものの、根強いユーロ売りが終わったわけではない。しかし、先週末にはポルトガルの政局不安で同国債利回りが上昇し、フランス格付けも引き下げられたが、寧ろ底堅い動きで終わるなど、依然として潜在的なユーロショートが残っているものと思われる。
一目のねじれにより下落の流れが転換した可能性が高い。そうであれば今週は雲の上限に沿って1.32を目指す展開とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3160~1.2980(基準線)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]中国経済指標とRBA議事録に注目


バーナンキ議長発言で殆どの主要通貨がドルに対し上昇したのに対しオージーだけは下落して終わった。先週末のアジア市場で中国経財相が中国の成長率が6.5%を下回ったとしても、大きな問題にはならないとの見解を示したことを機にオージーは下げ足を加速させた。今日月曜に発表4-6月GDPが予想の7.5%を大きく下回るとの観測が広がったためだ。しかし、6.5%というのはやや下に観すぎているとみられ、寧ろ7.5%をそれ程下回らなければ買いに転じる可能性の方が高い。ただ、オージーに対する信頼感がここにきて大分低下しているだけに積極的な買いは難しいだろう。明日16日には豪州の4-6月期CPIとRBA議事録が公開される。RBAは次回の会合でもう一段の利下げを実施するとの観測もあり注目される。
対ドルでは既に今年最安値を更新しており、オージー円も88円90銭を下回ることになれば、もう一段の下げも視野に入る。反対に再びドル円が底を固めて100円を超える動きになれば再度オージー円は絶好の買い場になる。いずれにしても今週はオージーの正念場になりそうだ。
オージー円予想レンジ:91円80銭~89円00銭
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