[全般]不安感とポジション調整
先週末発表された日本のCPIは14カ月ぶりに上昇に転換。発表後は円売りドル買いに動いたもののその後下落に転じた。前日にWSJ紙のFRBが異例の低金利政策解除の条件としていた失業率6.5%の目標を引き下げる見通し報道からドル売りに動き始めていた。そこに、中国や新興国景気への不安感が拡大し株価も下落。また、週末や夏休み前のポジション調整の動きが株式や為替市場で出たとみられる。これまでのアノマリーではないが8月は円高が進む確率が非常に高いというのもドル円のポジション巻き戻しの動きを促したとも考えられる。
今週は注目のFOMCが開かれる。今回はバーナンキ議長の記者会見は行われないことから大きな変化はないとみられていた。しかし、WSJ紙の報道のようにフォワードガイダンスをより詳細にするか修正するようであれば会合後にドル安が更に進む可能性もある。
ただ、週末には米雇用統計の発表を控える。FOMCで何らかの動きがあったとしても雇用統計で市場のセンチメントが変わることもあり、一方向での動きにはなり難い。ドルの一時的な下落があったとしても量的緩和終了への道筋は既に出来ていることから買いのチャンスとみることも出来そうだ。
今週のイベントが終われば市場も落ち着きを取り戻すことになる。日中の値動きは大きく、デイトレで稼ぐチャンスでもある。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]レンジの下限を下回る

参院選が予想通り与党圧勝で終わったことで円安材料がほぼ出尽くしたところで、今度は米国緩和政策が長期化するとの観測が伝わった。この報道で米長期金利が低下するとドルが全般に売りが強まるなどドル安と円高の双方から一時97円台に突入。
消費者物価が14カ月ぶりに上昇に転じるなど、アベノミクス効果は色々なところで現れ始めている。参院選でねじれ国会が回避された事で少なくとも円高の流れに戻ることは考えられない。米量的緩和の縮小終了も時間の問題という事もあり、緩やかなドル高トレンドに変化はない。8月は円高に行きやすいという意識もありドルロングの手仕舞いがFOMCや雇用統計前にもう一段入る可能性が高い。しかし、先週後半のドル売りの動きをみるとそろそろそれも終わりに近いとみている。一目の雲の下限、ボリンジャーの下限バンド、そしてフィボナッチ50%戻しのレベルが97円ミドルに控える。
じっくりとドル買いのチャンスを待ちたい。
今週のドル円予想レンジ:100円50銭~97円60銭(50%、雲の下限、BB)
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[ユーロ米ドル]欧州経済指標とECB会合に注目

ギリシャへの次期支援が承認された事やポルトガルの政局混乱が一旦は収まり始めたことなどからユーロは堅調な地合いが続いた。また、WSJ紙によるドル安の動きが更にユーロを押し上げ1.33ドル手前まで上昇。
7月10日のバーナンキ議長のハト派発言からユーロは2週間余りで500ポイント以上ユーロを押し上げた格好だ。
今週はFOMC会合で長期間にわたり緩和政策が継続されるといった見方が更に強まるような声明が出されるとの観測が高まる。一方、ECB政策会合が開かれるが、その中で米国以上に緩和的な内容が示されるようであればユーロの売り戻しが強まることになる。
また、今週は消費者物価指数や失業率、PMIやPPI、そしてドイツのPMIなど重要指標の発表を控える。ポジションはややユーロロングに傾いているとみられ下落リスクも燻る。
ボリンジャーバンドの上限に沿ってバンドウォークが始まる兆しが見える。一目の雲の上限を底に6月に付けた高値1.34ドルに向けた動きが予想される。ただ、マイナス金利への言及などが出るか、或いはFOMCで何も変化がなければドル高が進み一目の雲の下限付近までの下落も想定しておきたい。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3400~1.3100
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[豪ドル円]レンジでのもみ合い

92円ミドル付近の上値を抑えられていたものの、一時93円に向かう動きもみられた。しかし、注目のCPIが予想を下回ったことで今月のRBA会合で再び利下げ観測が浮上。買いの勢いが損なわれた。また、中国PMIが予想を下回り中国景気減速への懸念もオージー円の売りを誘った。中国政府はアルミなど19業者を対象に余剰となっている旧式の生産設備を閉鎖することを通告。これらも豪州輸出に対しネガティブ材料として受け止められた。
一方で、今月の会合で利下げは見送られるという観測も根強くFOMCで何も変化がみられないようであれば対ドルでもう一段の上昇に繫がる。
週末にかけポジション調整と思われる売りがみられたものの、ボリンジャーバンドの値幅は縮小しており今週もレンジブレークは難しそうだ。
今週のオージー円予想レンジ: 92円50銭~89円70銭(7月12日安値)
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注意喚起
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