[全般]FOMC声明後のドルの下値限定
下落が続いていた日本の株価がこの日は反発したこともありドル円も下げ止まりから上昇に転じた。欧米市場では一転して円買いの動きが強まった。
NY市場で発表された5月のケースシラー住宅価格は+12.2%と予想の12.4%を下回ったが、16か月連続で上昇したことを受けドル買いが進んだ。全般に海外市場では様子見気分が強く、目立った材料と言えば豪州のRBA総裁の発言で豪ドルが下落。利下げ余地があることや豪ドルが更に下落しても驚かないといった発言に市場は大きく反応。また、材料はないもののユーロポンドが一気に上昇。イベント前のポジション調整の巻き戻しと思われる。
今日はその注目のFOMCが開催される。先週のWSJ紙ではフォワードガイダンスをより厳格化する議論がなされるとの報道でドル安の動きが強まった。ただ、今回の声明では金融政策の変更はないとの見方が強い。もしその失業率やインフレ見通しの見直しの議論がされたとしても先週から既に市場は織り込み始めている。また、緩和の長期化は株価を押し上げる材料でもありここから更に円高ドル安に振れる可能性は少ないとみる。
FOMC前に発表されるGDPは今回から十数年ぶりに新基準値による測定方法に改訂されることから、市場の反応は未知数となる。しかし、寧ろ予想を大きく下回ったとしても基準が変わったことで市場の動きは限られるだろう。
いずれにしても、今日のFOMCはこの夏のビッグイベントでありドルの方向を見極める重要な一日になる。
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[米ドル円]一目の雲の下限で下げ止まり


日経平均が反発したことでドル円は98円ミドルまで上昇。WSJ紙の報道で下落が続いていたドル円も久しぶりに小反発。一目の雲の下限でもあり50%戻しのレベルでもある97円ミドルで下げ止まり、底値を固め始めている。今日のFOMCではこれまでの声明文を踏襲するものであればこれまで売り込んだ買戻しの動きが強まるだろう。或いは、WSJ紙の報道通りフォワードガイダンスに関する議論がでれば一時的に下値を試す展開が予想される。
ただ、緩和政策の期限が長期化するという見方が強まることから株価の上昇に繫がりリスクオンの動きから円売りに反応する。また、週末には雇用統計も控えていることからどちらに転んでも結果的にドル円の下値は限られるとみる。
ドル円予想レンジ:99円10銭(50%)~97円60銭(雲の下限)
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[ポンド米ドル]ユーロポンド買いで急落

特に材料があるわけではないが欧米市場でポンド売りが強まった。ユーロポンドで纏まった買いが出たことが背景にある。アジア市場でオージーが売られた事も影響したとみられ、FOMCや明日のBOE政策会合を控え最後のポジション調整の動きとみられる。一目の雲の下限で跳ね返されたことでポンドは弱気の勢いが強まった。昨日のNY市場ではほぼ安値で引けたことでまだ売りの勢いは残っているとみてよい。ただ、今日のFOMC前には買戻しの動きが入りやすいのでショートは一旦切っておいた方がよさそうだ。
FOMC後にドル安が進んだとしてもポンドの上値を抑えられるようであれば再度売りで攻めていきたい。ポンドの値動きは他の主要通貨に比べて大きく、デイトレードでは最適の通貨だ。
ポンドドル予想レンジ:1.5300~1.5190(38.2%)
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[豪ドル円]RBA総裁発言で底割れ


東京時間に発表された豪州住宅建設許可が-6.9%と予想の+2.0%を大きく下回った。オージーは発表前から買いが進んだこともあり、発表後は利食いの売りが出て行って来い。この時のオージー円の下げ幅は40銭程度で止まった。ところが、その後RBAのスティーブンス総裁が「第2四半期インフレ目標は利下げの余地がある」と発言。先週発表されたCPIが予想を下回ったことが背景にあるとみられる。更に「豪ドル安は理にかなっており、更に下落しても驚きはない」と発言したことでオージーは対ドル対円で急落。NY市場では今年最安値となる88円90銭付近を下回ったところで一旦は買い戻しが入ったものの、その後再び下落。88円67銭まで売り込まれた。総裁発言で市場のオージーに対する見方は相当弱気に傾いてしまった。
オージー円は今年の4月に105円台を付けてから50%戻しの90円付近で下げ止まり、その後は底値固めを始めていたが、今回の発言で底値は抜けてしまった。
対ドルでは0.9ドルの大台を辛うじて保たれたが、もし0.9を下抜けするようであればもう一段下の0.85ドルを目指す展開が予想される。今日のFOMCや週末の米雇用統計でドル買いが進むようであれば反発も期待できるが、状況はオージー売りに傾いている。
オージー円予想レンジ:89円30銭~87円50銭
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