ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-08

[全般]FOMCでは縮小時期の示唆なし

昨日のNY市場では激しい動きが続いた。
アジア市場はNY時間に行われるFOMCやGDPの結果発表を控えドルは上値の重い展開が続いた。しかし、市場が真っ先に反応したのはADP雇用統計の数字だった。7月ADP雇用統計は20万人増と予想された17.5万人を大きく上回った。更に、6月の雇用者数も18.8万人から19.9万人に上方修正したことでドルは全面高の展開となった。その直後に発表されたGDPは1.7%と予想の1.0%を大きく上回ったものの前期を1.8%から1.1%に下方修正したことでドルは再び売りが強まった。しかし、2012年は0.6ポイント上昇し、前期の1.1%から1.7%に減速から加速という考え方もある。また、2012年の成長も0.6%上昇するなど、ネガティブな材料と捉えられるものではない。しかし、今回のGDPは基準が大幅改定されていることから市場の反応は交錯しながら結局ADPで買ったドルを売りに回った。
注目のFOMCでは量的緩和縮小時期に関する文言は示されなかったが声明文の発表後にドルは下落した。声明文では景気が年前半は穏やかに拡大とし景気判断を若干下方修正したことや継続的な低インフレが景気拡大の妨げになる可能性に言及。これらの表現を市場は量的緩和縮小の時期が予想される9月のFOMCから先延ばしになるといった観測が高まったためだ。結局、憶測だけの動きとなり今後の米経済指標の動向を見極めながらというこれまでとあまり変わらない結果となった。
結果的に明日の雇用統計に市場の注目は集まることとなった。昨日のADP雇用統計の結果をみると明日は少なくともネガティブサプライズは避けられそうだ。
GDPやFOMCが終わり明日の雇用統計が最後のビッグイベントとなった。イベントリスクが終われば市場の不安感は徐々に後退しクロス円の下落も収まるだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジブレークはならず

(米ドル円日足)



東京市場では日経平均株価の下落とともにドル円は上値の重い展開が続き、一目の雲の下限のある97円50銭手前まで売り込まれた。FOMCを控えていたこともありロングポジションの最後の手仕舞いが入ったと思われる。
NY市場が始まりADP雇用統計が予想を大きく上回ったことで短期のショートカバーを巻き込みながら98円ミドルまで1円近い上昇となった。GDP発表後にもう一段の売りが出たもののFOMCを前に全般に底堅い動きが続いた。結局、FOMCでは緩和策の維持が必要という認識をあらためて強調し、縮小時期が後にずれ込むのではといった観測から長期金利が低下しドル売りにつながった。結局、この日はこれまで直近の高値と安値を試す展開となり往って来い。レンジブレークにはなり得なかった。声明文では雇用の最大化と物価安定が必要といったこれまでの文言に変化はみられない。明日の雇用統計が予想を上回るようであればドル買いが再び強まるとみる。
参加者が少ないのか値動きが徐々に早まっていて予想以上の値幅が期待できる。今日は97円ミドルの底固さを確認後昨日の高値近くまで再度試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:98円30銭~97円50銭(雲の下限)

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[ユーロ円]ECB会合よりも米国景気

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20130801_jikanashi.jpg


アジア市場ではドル円の売りに押されて雲の上限となる129円32銭まで下落。
NY時間に発表されたADP雇用統計やGDPの結果を受けショートカバーも巻き込みながら上昇。安値からみると高値130円76銭まで1円40銭余り上昇した。FOMC後は利食い売りも出て130円前半まで押し戻されたが一目の雲付近での底堅さが印象的となった。
昨日発表されたユーロ圏失業率は12.1%と横ばいではあったがEU全体では10.9%と0.1ポイント低下。約2年ぶりの低下となった。イタリア政局不安やスペインの財政再建への懸念などに関し今日のECB会合でドラギ総裁が言及するか注目。また、更なる緩和策に振れる可能性もあるが、市場の注目は明日の雇用統計に集まっており影響は限定的とみる。昨日のFOMCの結果からドルの長期金利が低下傾向にありユーロは対ドルで底堅さが目立つ。今日のNY時間に発表される米ISM製造業景況指数の結果次第では昨日の高値を抜いてくる可能性もあるとみる。

ユーロ円予想レンジ:131円00銭(50%)~129円70銭

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]底値を抜け下げ止まらず

(豪ドル円週足)


(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20130801_hiashi.jpg


RBAのスティーブンス総裁発言からオージー売りが止まらない。
対ドルでは当面のサポートとみられていた0.9ドルをNY時間に割り込んできた。FOMC後にドルが下落したことで一旦は0.9ドルに押し戻されたが出遅れた売りが上値を抑えた。
かなりオージーに対しては失望感が強いことから戻しの場面では未だ売りが並んでくるとみる。今日は10時半に4-6月期輸入物価指数が発表される。普段は殆ど注目されないものの、地合いの悪さが漂う中で予想を下回ると売りが加速する可能性もある。
ただ、明日の雇用統計を前にやや売られ過ぎた観もあり日中にはNYの終値付近までの戻しはありそうだ。

オージー円予想レンジ:88円10銭(NY終り値) 86円30銭(61.8%)

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