ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-08

[全般]夏枯れの最中に円高リスクも

先週は米国量的緩和縮小への思惑が交錯し市場は神経質な展開が続いた。
FOMCではややハト派的観測が高まりドル売りが進んだ。一方で、発表された経済指標は景気回復の力強さを示すものとなった。4-6月期GDPやケースシラー、ISM製造業景況指数など予想を大きく上回るものとなった。結果的に、FOMCで量的緩和縮小時期が後退したものの、経済指標では9月にも縮小が発表されるとの期待からドル買いが強まった。
しかし、週末に控えた最後のビッグイベントである米雇用統計では失業率は7.4%と予想の7.5%を下回るものの雇用者数が16.2万人増と予想の18.5万人を下回ったことでドルは一気に押し戻された。失業率が低下したのは労働参加率が低下したためと言われるが、FRBが条件として掲げたものであり市場は雇用者数に反応し過ぎてしまった。
いずれにしても、FRB自身がまだ来月の雇用統計までは判断できないという状況から今後も米経済指標に一喜一憂することになりそうだ。
今週は中国の重要な経済指標とともに豪州の金融政策会合が開かれ、市場の注目が集まる。
豪州中銀RBAの利下げ観測が高まるなかで中国の景気回復が示されるようであれば豪ドルも波乱含みの展開が予想される。
この夏最も重要なイベントが終わったことや今週から本格的な夏休みが始まり、市場は薄商いのなかで突発的な動きに注意したい。8月は米国債償還などドル円の売りが強まる時で円高に進みやすいという印象が強く、それを利用したドル売りが出る可能性もある。
しかし、市場は最終的に量的緩和終了を睨んだ中長期のドル高を見込んでいることから、下げも一時的とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]一方向に動くとその反動も

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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米国の量的緩和縮小時期を巡りドル円は先週も一喜一憂するものの最終的に円安ドル高の動きが緩やかに進んだ。
雇用統計発表を前にドル円は安値から2円余り上昇。先週発表された米国景気指標が景気の力強さを示すものであったことや、FOMCというイベントリスクが終わったことでドル買いを促した。しかし、雇用統計では雇用者数が予想を下回ったことで、目先のロング解消の動きが強まった。市場参加者は少なく一方向に動きやすいことから損切が出た時もその反動は大きくなる。基本的なドル買いの動きは変わらないことから調整の売りが終われば再度上値を試す展開とみる。しかし、先週もそうだが予想外の動きになりやすくロングもショートも中途半端な損切を入れると付けさせられる。タイトな損切を入れておいた方がよさそうだ。

今週のドル円予想レンジ:100円60銭(76.4%)~97円80銭

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[ユーロ米ドル]レンジ相場に入る

(ユーロ米ドル日足)



ローソク足は長い陽線と陰線が続き相場は方向感を一時的に見失う中でレンジ相場に入る可能性が高まった。しかし、ECBとフェッドの金融政策の違いは先週から更に明らかとなりユーロの上値は限られる。一方で、米長期金利も量的緩和縮小時期が不透明なことから上値も抑えられており、ドル買いの勢いはない。一目の雲が8日の日にねじれが生じることから週末あたりから変化日となるか注目される。それまでは1.33ミドルから1.31付近でのレンジ相場が続くとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3350~1.3110(雲の下限、38.2%)

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[豪ドル米ドル]利下げ観測と中国経済指標

(豪ドル米ドル週足)



先週は米国量的緩和縮小を巡りドルが乱高下する中でオージーだけはほぼ一本調子で下落が続いた。RBA総裁の発言で強いサポートとみられた0.9ドルもすんなりと割り込み下落の勢いは止まらない。
今週はRBA政策会合が6日に行われるが、0.25%の利下げが予想される。また、その前後には貿易収支や失業率も発表されオージードルの下げを加速させる可能性が高まる。
先週末に政府が2013年度のGDP予想を2.5%に引き下げた。5月には3%見通しを2.75%に引き下げたばかりなだけに、それだけ景気への悲観的な見方がオージー売りを加速させている。最も大きな要因として中国の景気減速を上げている。
その中国主要経済指標が今週は8日に貿易収支、9日にはCPI,PPI,小売売上、鉱工業生産と軒並み発表される。
オージー売りの材料はこれでほぼ出尽くしとなり下げ止まりから大きく反発に転じる可能性もある。或いは、更に下落幅が拡大するのか今週は豪ドルの今後の動きを見極める上でも重要な週になる。

オージードル予想レンジ:0.9000~0.8780(76.4%)

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