ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-08

[全般]調整の域を脱していない

先週は色々な指標や要人発言などもあったがそれらはドル高や円安に反応するものが多く見られたものの、市場の反応は反対に円高とドル安の動きを強めるものとなった。
その背景には二つの要因が考えられる。
ドル円の下落はアベノミクスを背景に進んだドル円の大幅上昇に対するポジション調整が入り始めたとの見方だ。消費税引き上げに対し政府が煮え切らない姿勢を示したことでアベノミクスへの期待が後退し海外の投機筋が円を買い戻しているといったことが聞かれた。
また、ドルが上値の重い展開となったのは5月のバーナンキ議長発言から始まった米国量的緩和縮小観測が高まり長期金利が上昇したことでドル高が進んだその修正の動きという見方だ。また、日米株式市場でもこれまで上昇した反動がみられる。更に、米長期金利が低下してきたことも同様にこれまで思惑が先行した反動と考えれば納得がいく。
しかし、アベノミクスにしても消費税引き上げは海外への公約でもありまず間違いなく実施され、それが明らかになれば再び円売りの動きが強まることだろう。ただ、それも10月上旬の正式決定までは思惑が先行しそうだ。
米国量的緩和縮小の動きも8月の雇用統計の結果を見てからでないと9月のFOMCで縮小が決定されるかはまだ流動的でありドルの方向感は定まらない。
しかし、先週は多くのFRB連銀総裁が9月にも縮小の可能性を示す発言もあり、時期の違いがあれ最終的に量的緩和縮小は実施されるとの市場の見方に変化はない。
今週から日本は本格的なお盆休みに入り市場全体が更に薄商いになる。
また、米国のCPIや小売売上といった重要な米国経済指標の発表を控える。
8月中旬は米国債の償還や利払いなどで円転の動きが活発になるなど、先週から続いているドル安と円高リスクが燻るものの全般に調整の域を脱していない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]下値リスク燻る

(米ドル円週足)


(米ドル円日足)

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東京時間には日経株価との連動性が高まることから前日のNY株式市場の動きがドル円の動きを左右する。先週のNY株式市場は軟調な地合いが続き週末も72ドルのマイナスで終わった。週明けの東京市場では日経株価下落観測からドル円は上値の展開で始まりそうだ。しかし、日経平均株価も前場と後場の動きが変わりやすくドル円も不安定な動きが続く。また、アジアと欧米市場でも温度差があり方向感の掴み難い相場展開が今週も続くとみる。先週末には97円を何度か試して失敗したことで相場の流れを変えることはできなかった。
今週は米国債償還や利払いの円転玉や、お盆休み前の実需売りも出やすく円高リスクが燻る。しかし、先週はドルロングポジションの解消が既に出ておりここからの下げも限定的とみる。週足をみると三角保ち合いが97円ミドルを中心に収束しており、値動きは徐々に狭まるとみる。

今週のドル円予想レンジ:97円50銭(三角保ち合いの中心)~95円60銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]1.34ドルのダブルトップ

(ユーロ米ドル日足)



先週はユーロが上昇したというよりもドル安によるユーロ買いが進んだ。
8月1日のECB会合で緩和政策を長期にわたり現水準かそれを下回る水準に維持するとし、FOMCによる量的緩和縮小の動きとの違いからユーロは下落した。しかし、その後は寧ろ一本調子でユーロは上昇。ECBとFRBの金融政策の違いは明らかではあるものの、FRBの緩和縮小の時期を巡り不透明感が漂うなかで一時的な上昇とみる。
ただ、先週の市場は材料で動くよりもポジション調整的な動きが中心となっておりそれ程ユーロロングが偏っているとも思えない。
1.34ドル付近は6月に付けた高値であり市場はかなり意識しているレベルでもあり先週末は押し戻されて終了した。テクニカル的にはダブルトップを形成する過程ではあるものの、そのきっかけが欲しいところだ。今週はドイツのZEWやGDP速報値が発表されるがそれぞれ前回よりも好調な地合いを示すと予想される。もし予想を下回るようであれば売りのチャンスとなりそうだ。また、米国CPIや小売売上など重要指標の発表も控える。
1.34ドル付近で売りを出し、1.3420を抜けていくようであれば途転も視野に入る。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3415(6月18日高値)~1.3150(38.2%)

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[豪ドル米ドル]巻き戻し終了後は再び下落か

(豪ドル米ドル日足)



先週前半に発表された中国貿易収支が予想以上に輸出入が増加したことを好感しオージー買いが進んだ。先週を通しローソク足は連続の陽線となるなど、これまでの下落の反動が伺える。ただ、RBAは依然として豪ドル高を牽制する姿勢を示しており、連続追加緩和の可能性も残るなど積極的にオージーを買う理由が見えない。
買戻しの動きが終了すれば再び売りが強まる可能性は非常に高い。
一目の雲は下降トレンドを示しており下限が0.92ミドル付近に位置する。フィボナッチの23.6%戻しも同じレベル付近に位置する。7月の高値0.9315をバックに売りで攻めてみたい。

今週のオージードル予想レンジ:0.9300~0.9050

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