ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-08

[全般]予測不能の相場展開

先週は週初ドル安で始まったものの後半にかけてはドル高が進み今週はそのドル高の動きが継続するか注目。
量的緩和縮小実施への動きが確認されたもののその時期に関しては依然不透明感が漂う中、市場は先読みする動きが強まった。NYの株価は下落し債券も売られ長期金利は上昇した。ドルは株価の下落に連動する形で売りが先行したものの、週後半には長期金利に連動。ドルは全般に底堅い動きで引けてきた。先週末に発表された米7月新築住宅販売は予想を大きく下回ったことでドルは急落。その後買い戻しが入るなど下値ではドルの買い遅れが目立った。5月のバーナンキ議長議会証言で量的緩和縮小の話が出たとことから市場の動きは予測不能に陥り不安定な動きが続いている。それは、先週のFOMC議事録でさえ明確にはならなかった。
経済指標次第という事もあるが来月のFOMCでその方向はある程度見えてくることになる。それはFOMCメンバー自身でもまだ決定していないとみてよい。それを市場が予想するというのも限界がある。
来月は更に米国債務上限問題やFRB議長の後任人事、そしてドイツの総選挙や日本の消費税引き上げ問題など難題が目白押しとなり為替の予測不能な展開は継続。
今週もドルの行方を探ろうとした不安定な動きは継続することになるだろう。ドルだけではなくクロス円も含め上限を試す動きが継続するとみるが、レンジを抜けていくほどのコンセンサスは未だに見えてこない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]保ち合い収束

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20130826_jikanashi.jpg


東京市場では日経株価連動の動きが依然として強く残るものの、週の後半では米長期金利にも影響される場面がみられた。量的緩和縮小時期を巡り依然として市場のコンセンサスはないものの、年内実施の観測は一致している。夏休みも終わり市場参加者が戻り始めていることから休み前のドル売りの買戻しの動きが先週は目立った。消費税引き上げへ不透明感が漂う中で黒田総裁はもし市場が混乱しても円高株安を阻止するとみられる追加緩和にも言及。円高リスクは大分後退したといえる。
日足チャートをみると三角保ち合いが収束しており今週は更に値幅は狭まる可能性が高い。保ち合いから放れる時期は9月に入ってからとなり、それまでは98円ミドルを挟んでのレンジは継続。

今週のドル円予想レンジ:100円00銭~97円80銭

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[ユーロ米ドル]早期利上げ期待浮上

(ユーロ米ドル週足)



南欧諸国の景気後退懸念が緩み始める一方で、ドイツやフランスでの景気回復の動きがみられ始めた。先週発表されたユーロ圏8月PMIは景気の分かれ目を示す50を上回る51.7と予想を上回った。また、消費者信頼感指数も予想を上回るなどペースでの回復がみられた。また、ドイツ連銀月報で「ECBのフォワードガイダンスは金融政策における戦略転換を意味しない」といった内容が明らかになった。
今週月曜日には想定より早い利上げに前向きなバイトマン連銀総裁の講演があり、再度利上げの可能性を示唆すればユーロ買いに繋がる。ただ、米国長期金利がここにきて一時2.9%にまで上昇するなどドル買いの動きも強まるためユーロの上値も限定的とみる。
週足チャートから見ると半値戻しが1.35ドルとなり、このレベルは過去にも天井や底になっていることからかなり強いレジスタンスとみてよい。

今週のユーロドル予想レンジ: 1.3500~1.3300

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[豪ドル円]下落リスク継続

(豪ドル円週足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20130826_jikanashi.jpg


先週のオージーは週前半に下落が続いたが後半ではドル対円で久しぶりに反転するなど一時期の下落リスクは後退した。しかし、それはドル円の上昇が殆ど底を上げただけでオージーの下落基調に変化はない。ここにきて新興国通貨の下落が再び強まる中で豪州からも資金流出が攣られているようだ。RBAは豪ドルの下落を歓迎しておりこのまま下落を放置しておくだろう。ドル円の上昇が止まった時にはオージー円の売りも出やすく要注意。
週足のフィボナッチリトレースメントをみると61.8%戻しとなる86円台で8月は下げ止まりを見せている。このレベルを下回るようであれば82円付近が次のサポートになる。

今週のオージー円予想レンジ:90円10銭~86円40銭(8月7日安値)

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