[全般]円全面安の展開
先週末に俄かに高まったシリア情勢の緊迫化から安全通貨としての円が買われたが、その巻き戻しの動きが予想以上に強まった。また、日経や中国などアジア株を中心とした買いが強まったことで円売り外貨買いの動きもみられた。
欧州市場が始まりユーロ圏や英国PMIが発表されそれぞれ予想を上回る好調な結果となったこともリスクオンの動きを強め円売りは更に加速。先週は目先のドル円ロングを手仕舞ったところも買戻しの動きが目立った。
この日はNY市場がレイバーデーによる休場という事もあり参加者が少ないことも円売りの勢いを加速させることになった。
今週は米国量的緩和縮小を実施するかどうかを決定する最も大きな判断材料となる雇用統計が週末に控えるだけに、ポジションを一方向に傾けにくい。今のところ市場は全般にポジション自体は軽い状態となっているが、ここにきて緩和縮小への思惑が強まり始めている。今日はNY時間に米ISM製造業が発表され、今のところドル高と円安の動きに反応しやすくなっているとみる。
休暇明けのNY勢は株高に伴いリスクオンからのクロス円の買いを強める可能性が高い。
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[米ドル円]三角保ち合い上に放れる

週末に米国がシリアへの攻撃を一時的に見送ることを決定したことで円売りが先行して始まった。先週は円売りポジションが縮小された後だけに円の売り戻しに対する出遅れ感が目立った。日経株価の上昇などからリスクオンの動きも強まり豪ドル円やポンド円などが上昇。レジスタンスとみられていた98円50銭、99円、99円30銭付近では利食い売りが入るなど、ポジションの回転が効いており偏りはそれ程見られない。今回はドル高ではなく円安の動きが強まっている。シリアショックで買われたその反動だけではなく、量的緩和縮小時期がずれ込むとの思惑で円買いが進んだことも今回の円安に繋がっている。
次のレジスタンスとしては61.8%戻しとなる99円90銭付近となるが、そろそろ警戒感が強まり始める頃で上昇にも限界がある。
ドル円予想レンジ:99円90銭(61.8%)~98円70銭
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[ユーロ米ドル]景気減速も一服?


アジア株式市場が底堅い動きとなったところで発表されたユーロ圏8月PMIは予想の51.3を上回る51.4となり全般にユーロは底堅い動きとなった。先日発表のGDPなど欧州景気減速にも一服感が漂うものの、米国量的緩和縮小によるドル高が進むとの思惑からユーロは依然として上値が重い。しかし、日足をみると下げ止まり感が出始めておりそろそろ買戻しのタイミングを探る頃か。今日発表の7月ユーロ圏PPIも予想を上回るようであれば一時的な買い戻しが強まるのではないか。
ユーロドル予想レンジ:1.3260(50%)~1.3170
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[豪ドル円]RBA声明に注目

週明けシドニー市場から円安の動きが強まるなかでオージー円でもストレートの買いが入り上昇して始まった。今週の上限とみられた89円40銭を超えてきたことで今日も強気の声が聞こえそうだ。対ドルでは0.88ミドル、対円では86円40銭に限りなく近づいたところで首の皮一枚で反転。アジア株式市場が堅調な地合いとなったことでリスクオンの動きが強まった。パラボリックも売りから買いに転換し目先は強気の動きが残る。
今日はRBA会合の前に小売売上や4-6月経常収支が発表されるが、注目はRBA声明に集まる。ここにきて新興国通貨安や景気減速による豪州経済への影響が懸念されるといった内容であれば追加利下げ観測が高まる。逆に、中国景気が回復に向かうという事であれば買いが強まる。今の地合いでは買いの材料に反応しやすく、もう一段の上値を試す可能性が高い。反対に、追加緩和の可能性が示唆され昨日からの買いの投げが入れば再び最安値を探ることになる。
オージー円予想レンジ:90円30銭(61.8%)~88円50銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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