ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-09

[全般]サマーズショックも一時的

週明けのシドニー市場ではサマーズ元財務相のFRB議長候補辞退宣言でドルが一気に下落して始まった。
先週末には米ロシアがシリアに対する化学兵器廃棄で合意したことを受けドル高で始まるかと思われた。しかし、早朝にサマーズ氏がオバマ大統領に議長候補から自身を除外するように伝えそれが受領された事が伝わるとドル全面安の展開で始まった。タカ派と称させる氏がほぼ決定されるとの見通しが報じられていたことからその反動が東京市場の休場という薄商いの中で過剰に反応。FRB後任人事は実際のFRB運営を大きく変えることはなく、この動きは一時的なものとみてよいだろう。問題は明日のFOMCで緩和縮小が実施されるかどうか、実施された場合にその規模とバーナンキ議長発言に集まる。昨日発表されたNY連銀製造業は予想を下回るなど先週の小売売上など米景気下振れリスクを示すものもあるが、雇用や住宅関連の回復などからみると実施を妨げるまでには至らない。
市場は既に緩和縮小実施に向けて織り込まれてきており、株価や債券市場のボラティリティーは低下しており、今やらないと寧ろ市場の混乱を先に延ばす格好となりかねない。規模自体も市場予想の100億ドルから150億ドルの範囲であれば影響はないとみる。ただ、バーナンキ議長が長期金利上昇を抑えるための発言がドル安を招く可能性もあるが、それも一時的に終わるとみてよいだろう。
NY市場ではアジア市場の過度なドル安の反動が入りドル円やクロス円など先週末のNY終わり値に戻るなどほぼ往って来い。今日は明日のFOMCを控え慎重な動きとなりそうだが、短期のドルロングが振り落された後だけに、ドルの買い材料に反応しやすいとみる。

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[米ドル円]98円ミドルのダブルボトム

(米ドル円時間足)



シドニー市場ではサマーズショックでドル円は一時98円55銭まで下落。このレベルは9月6日の米雇用統計後の安値レベルでもあり、目先ダブルボトムを形成したとみることも出来る。タカ派のサマーズ氏がFRB議長後任候補を辞退したことで緩和政策の時期が長期化するという見方ではあるが、元々サマーズ氏が決定するとした見方は市場にはそれ程織り込まれていなかった。市場への影響は一時的なものであり、シリア問題の後退などによるリスクオンにいずれ戻るとみる。今日は明日のFOMCという今年最大のイベントを控えているだけに慎重にならざるを得ない。短期的なドルロングのポジションは早朝の薄商いの中で大方つけてしまったこともあり連休明けの東京市場では98円台に買いを入れてくるとみる。ただ、99円後半では利益確定の売りも出やすく値幅は限定的とみる。

ドル円予想レンジ:99円60銭~98円80銭

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[ユーロ米ドル]ドル売りとオージー売り

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20130917_jikanashi.jpg


週明けのシドニー市場でドルが急伸しユーロは対ドルで1.3380を付けた。先週NYの終値となる1.33ドルから80ポイント余り高く始まった。この日は東京市場が休場という事もありユーロ円などの取引は殆どなくオージーとのクロス取引が活発になった。午後にはユーロ売りオージー買いが強まったが、欧州市場が始まると逆転。米長期金利が低下したことでユーロが対ドルで上昇すると一転してユーロ買いオージー売りの動きとなった。
結局、ユーロオージーなどの実需に伴わない投機筋の動きが中心となりこの日のユーロは対円やオージーなどでは往って来い。対ドルではドルの長期金利低下により上昇して終了。
欧州株式市場もドイツを中心に全面高となった。週末に行われたバイエルン州の選挙で与党が勝利したことで22日の総選挙への期待が高まった。しかし、連立相手のFDPが惨敗したことで不安も残ることから今後のユーロのリスクとして上値も限定的とみる。
目先の強いレジスタンスとみられた1.34ドルを目の前にユーロは再び反落。一先ず戻しは一巡したことで明日のFOMCを前にもう一段の売りが出やすくなっている。

ユーロドル予想レンジ:1.3360~1.3280(38.2%)

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[豪ドル米ドル]RBA議事録に注目

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20130917_jikanashi.jpg


サマーズ元財務相長官のFRB議長候補辞退宣言でドルがオセアニア市場で一斉に下落。オージードルは先週のNY終わり値0.9250から一気に100ポイント近く上昇して始まった。この日は東京市場が休場という事もありその後は殆ど動意の乏しい動きが続いたが、午後に入るとユーロオージーの売りが強まりオージーは更に上昇。ドルの長期金利が低下したこともオージー買いを促した。NY市場ではNY連銀製造業景況指数が予想を下回ったことでドル売りが強まり、この日の高値となる0.9385まで買われた。しかし、その後はユーロオージーも含め利益確定の売りが出るとオージードルは0.93付近まで押し戻された。それでも先週のNY終わり値を上回っており一目の雲の上限を上に抜けて引けてきた。
明日のFOMCを控えここからは大きく動きにくいものの、全般にオージーはドルに対し底堅い動きが続いている。今日のRBA議事録で中国の景気回復などから追加緩和の可能性が後退するような内容がみられるようであれば再び上値を試す展開とみる。

オージードル予想レンジ: 0.9360~0.9300

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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