ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-09

[全般]FOMCを控えても冷静

いよいよ今年最も注目のFOMCが開かれるが、それにしてはNY株価や債券市場は底堅い動きが続いている。
前日はサマーズ元財務相がFRB候補を辞退したことを受け市場は緩和政策の期間が予想以上に長期化するとの見方が広がりドル売りが強まった。しかし、サマーズ氏であろうがFOMCが全員で決める米金融政策が大きく変わるとは思えない。市場はオバマ大統領の指導力の低下や米国自体の弱体化なども影響されたのかもしれない。
いずれにしても、今日のFOMCでは量的緩和実施はほぼ必至とみられており、その規模や議長発言に市場の注目は既に移っている。しかし、それにしては株や債券、そして為替市場は冷静な対応が目立つ。5月から始まった量的緩和縮小観測も市場はかなり織り込んでいると考えられる。縮小規模が100億ドルを下回るようであれば株価が上昇し金利は低下することになる。金利からみるとドル売りとなるが、最近の市場は金利よりも株価に反応しやすく、ドル売りは限定的とみる。反対に、150億ドル以上の縮小となればドル金利は上昇し株価が下落する。そうなると、ドルは一時的に下落する可能性はあるものの、金利差は中期的なドル買い要素となりドルの下落幅は限定的とみてよいだろう。
いずれにしても、今日のイベントが終われば一先ずイベントリスクは後退し、クロス円は全般に買いが強まりそうだ。

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[米ドル円]上下のふり幅大きく

(米ドル円日足)



今日のFOMCで量的緩和縮小、いわゆるテーパリングが実施されるとの見方が市場では支配的となっている。万が一、今回見送るとすればドル売りが最小の反応となるだろう。ただ、その時には株価が上昇しリスクオンからの円売りが強まることで下げた後には元のレベルに戻ろうとし往って来い。実施したとしても大分織り込んでいることから縮小規模が100億ドルから150億ドルの範囲であれば思ったほど大きな動きはないとみる。もし、縮小規模が100億ドルを下回るとすれば金利低下、株価上昇の動きから実施されなかった場合のミニ版になりそうだ。また、バーナンキ議長が長期金利の上昇を抑えようと、ゼロ金利解除の条件とする失業率を引き下げるなどフォワードガイダンスの変更に言及する可能性が高い。これも一時的にドル売りに反応するとみられるが、想定内の動きであり最終的にドルの買い戻しが入りそうだ。
いずれにしても、上下どちらにも振れやすい状況下で中途半端な損切を入れるとロングショート双方が切らされることになる。タイトに置くか、ポジションを極力小さくして遠くに置くことをお勧めする。

ドル円予想レンジ:100円60銭~98円20銭(雲の上限)

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[ユーロ円]ドイツ選挙に向けた動き

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20130918_jikanashi.jpg


FOMCではドル中心の相場展開となるためクロス円はそれ程大きな動きにはなり難い。
ユーロはこのところ対ドルでも対円でも底堅い動きが続いている。
昨日発表されたドイツZEWは49.6と予想の45.0を大きく上回った。フランスやイタリア、そしてスペインなども景気回復の兆しが見え始めるなどひと頃のユーロ危機は後退している。ドイツ財務相もユーロ圏は構造的にも循環的にも改善がみられると発言。
週末の22日にはドイツの総選挙を控え市場には期待というよりもその後のメルケル首相の指導力に対する不安感が漂う。そのため、それまでは大きな上昇は難しいものの少なくとも底堅い動きは継続するとみる。
今日のFOMCイベントが終了すればイベントリスクは後退しクロス円は上昇しやすい状況になるとみている。

ユーロ円予想レンジ:133円40銭~131円60銭 (転換線、50%)

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[NZドル円]豪ドルを超える上昇

(NZドル円日足)



先ほど発表されたニュージーランドの4-6月期経常収支は12億5200万NZドルの赤字となり、予想の19億NZドルよりも減少した。また、1-3月期の赤字も縮小方向に修正された。しかし、市場の反応は殆ど見られず寧ろ利益確定と思われる売りに押されている。
キウイ円は強いレジスタンスと見られていた80円を先週上に抜けてから81円を挟んだもみ合いが4日間続いたが昨日もみ合いから上に放れてきた。81円85銭の高値を付けた後は利益確定の売りが入りじりじりと押し戻されている状況での経常収支発表という事もあり反応薄となった。調整の売りが終わってからも今日はFOMCを控えているだけに動きにくい展開が続くとみる。キウイ円はオージー以上に上昇トレンドに乗っており、発表後は再びリスクオンの動きが強まりもう一段の上値を試す展開を予想している。

キウイ円予想レンジ:82円40銭(76.4%)~ 81円20銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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