[全般]悪材料に神経質な反応
前日にはダドリー・NY連銀総裁が緩和縮小に否定的な発言をしたことで連休明け東京市場も慎重な出足となり円の買い戻しの動きがみられた。
NY市場が始まり住宅価格指数が1.0%と予想の0.8%をやや上回ったものの、ケースシラーが0.62%と予想の0.8%を下回ったことで株価が下落するとドルも下落。
その後発表されたリッチモンド連銀製造業景気指数が前月から横ばいと予想の+12を大きく下回った。また、消費者信頼感指数も79.7と予想の80.0を若干下回ったことで市場では急速に緩和縮小への期待が後退。長期金利は2.65%台に低下しNYダウも66ドル安で引けてきた。
この数字だけでは緩和縮小を取りやめる程のものではないものの、市場では疑心暗鬼から米国の悪い材料に特に反応しやすくなっている。
為替市場ではクロス円の売りが目立つなど円の買い戻しが目立った。
緩和縮小時期への期待が後退すれば本来株価上昇に繫がるものだが、今回の下落は金融政策というよりも景気動向に直接反応している。
しかし、市場のセンチメントは変わりやすいものの、財政問題も含め不安定な要素が警戒感を高めている。
今日は米国耐久財や新築住宅販売件数が発表されるが、依然として悪材料に反応しやすく注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]クロス円の売りがドル円を下押し


99円台を挟んで不安定な動きが続くなか99円台が徐々に重くなってきた。
この日発表された米国経済指標の結果は米国次回のFOMCでの判断材料として緩和縮小を実施するには難しいものとなった。前日のダドリーNY連銀総裁の経済には依然として緩和的政策が必要であるとの発言があったことから市場では急速に悲観的な見方が広がった。また、財政問題も再び市場の不安感を高めている。今月末までに暫定予算の合意がなければ政府が一時的に閉鎖され、来月中旬には財政債務が法定上限に達してしまい債務不履行になる。それまでには共和党が何らかの妥協をするとみているが、それでも不安感は漂い、リスク回避のクロス円の売りがドル円の上値を押し下げた。
市場は弱気のセンチメントが広がっているだけに今日も悪材料に反応しやすく99円50銭付近が一時的に下回る可能性がある。
ドル円予想レンジ:99円20銭~98円20銭
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[ユーロ円]BB上昇トレンド継続


この日発表されたドイツ9月Ifoは107.7と予想の108を若干ではあったが下回ったことでユーロ円の売りが散見。発表前には寧ろ買いが強まっていたことからその反動もみられた。NY時間に発表された米国経済指標が軒並み予想を下回る冴えない結果となったことで一時的にユーロは買われたもののNY株価の下落に伴い円買いの動きが強まった。
また、この日はイタリアの格付け引き下げの噂も流れるなどユーロにとってはネガティブな材料もあり上値の重い展開が続いた。
日足をみるとボリンジャーバンドが右肩上がりのトレンドにありユーロ円の上昇トレンドに変化はなく調整の売りとみてよい。日足のフィボナッチでは132円20銭付近がサポートになっており、このレベルはバンドの中心線も重なる。
対ドルでのユーロは底堅いこともあり今日のサポートは時間足の76.4%戻しと132円60銭付近とみる。
ユーロ円予想レンジ:133円80銭~132円60銭(76.4%)
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[豪ドル円]調整の売りも最終段階


東京市場では底堅い動きを見せたオージー円も欧米市場ではリスクオフからの売りが強まった。92円80銭付近が強いサポートと見ていたが米長期金利の低下によりドル円の売りが加速するとクロス円全般に売りが出た。特に、クロス円の代表格であるオージー円の売りが目立った。
NY時間にはNYダウの下落に伴いリスクオフからのオージー円の売りが更に強まり一時92円23銭まで下落。このレベルは16日の週明けのレベルでもありかなりもみ合いが続いたことから強いサポートとして意識された。
9月に入ってからは底値が確実に切り上がってきており前回の安値91円70銭付近を下回らない限り上昇トレンドは継続。
昨日の安値付近を再度試して抜けなければ売りも最終段階に近づいたとみてよいだろう。
オージー円予想レンジ: 93円30銭~92円20銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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