ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-10

[全般]FOMC声明に注目

先週は中国の金融引き締め緩和観測が高まりアジア市場ではリスクオフの動きから円買いの動きが強まり日経平均株価も大幅に下落した。
一方、米国量的緩和縮小実施時期が当面難しいという見方から米国市場では株価は堅調に推移するなど市場は方向感の掴み難い状況が続いた。
今週はその米国量的緩和の行方を占う上で重要なFOMC会合が開かれる。量的緩和縮小時期が来年3月以降に遅延するかどうかのヒントが示される可能性がある。一部では追加緩和実施の余地が示されるとの見方もあり、そうなればドル売りが更に強まることになる。
今回のFOMCではオン後のFRBの政策スタンスを見極める重要なイベントになりそうだ。
また、11月8日に発表される米雇用統計では今回の政府機関閉鎖の影響などから雇用者数が12万人削減されるとの試算もあり、市場がそれらを織り込む形でドル安のリスクが重なる。
依然として米国債務上限問題によるデフォルト懸念など米国危機が燻ぶる中でドルを買っていくには難しい状況が続く。
一方、今週は日銀の政策会合も開かれる。FRBは最終的に緩和縮小に向かうものだが、日銀は質的量的緩和継続から、来年の消費税引き上げに伴い更なる追加緩和の余地を残す。
市場は先行きの流れをみるよりも目先の動きに影響されやすいことから今週もドル安のリスクは燻る。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]200日平均線一時的にブレーク

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20131028_jikanashi.jpg


先週は98円台に乗せて始まったことでドル買いが優勢かと思われたが、中国金融引き締め観測から再び下落。97円台でのもみ合いが続く中で週末にかけて一時96円93銭まで下落した。その後は本邦からのドル円の買いも入り再び98円前半に押し戻されて引けた。
98円前半には200日移動平均線がありサポートレベルとしてかなり意識されたが、一時的に下回ったことで短期筋の損切もみられた。それを上回る買いが出たという事は逆張りポジションでも新規でもいいが、だいぶ買いの需要がありそうだ。
今週のFOMCでは緩和縮小期待が後退し追加緩和の余地を示す内容もあるとの観測もありドル下落リスクは残る。一方、日銀の緩和スタンスをあらためて示されるようであれば円の売り戻しのタイミングに繋がる。ドル売りのリスクと円売りリスクの綱引きから今週も方向感の定まらない動きが予想される。

ドル円予想レンジ:99円00銭~95円50銭(10月8日安値)

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[ユーロ米ドル]上昇余力残す

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル週足)

EUR_USD_20131028_shuashi.jpg


ドルの代替通貨としてのユーロが復活したようだ。
週末の東京市場でユーロは一時1.3832まで上昇するなど2011年11月以来の高値を更新した。欧州時間に発表されたドイツのIfoは予想を下回ったもののその堅調な地合いに変化はなかった。結果的に、ユーロの事情で上昇しているわけではなくドル安がユーロを押し上げている。今週もFOMC会合などによりドル売りの勢いが更に強まる可能性があり、ユーロはもう一段上値を上げてくるとみる。
週足チャートのフィボナッチ61.8%戻しの1.3830で見事に上値を抑えられた。しかし、そこからの反動は見られず高値圏で先週は引けてきている。次のレジスタンスは76.4%戻しのレベルでもある1.42ドル台を目指す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.4200~1.3700

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[NZドル円]ダブルトップと一目の雲

(NZドル円日足)



週初は買いが先行し前週の高値を上抜いたところで、中国金融引き締め観測が広がり一気に下げに転じた。9月に入り75円のダブルボトムを形成して上昇に転じ83円ミドルを付けて一旦は押し戻された。しかし、80円を底に再び83円後半まで上昇したものの、今回の中国金融引き締めにより下落に転じている。次に80円を割り込むようであればダブルトップを形成し更に下落が強まる可能性が高まる。一方、一目の雲の上限で下げ止まっていることで、もし80円の底固めが出来れば再び買い意欲が高まる。
しかし、先週末にニュージーランド中銀RBNZのウィーラー総裁がNZドル高で利上げが遅れる公算があると発言したことで売りが加速。
三日間連続で下落したものの、その下げの勢いはまだ続いている。今週もこの発言が尾を引くようであれば雲の中に突入し下限79円ミドル付近を目指すことになりそうだ。

キウイ円予想レンジ:82円30銭~79円40銭(雲の下限)

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