ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-01

[全般]米GDPの力強さ確認

FOMCでは2月の量的緩和縮小規模を維持することを決定したことで新興国通貨の下落が進んだものの、その動きも一服し始めている。
アジア市場ではこのFOMCの結果を受け円高が継続したが、欧州市場が始まると一転。米国長期金利先物が上昇したことやランドやトルコリラの下落が下げ止まったことなどを好感。ドルが全般に上昇するとともにクロス円の買いも見られ円安が進行した。
トルコは追加緩和を示唆し、ロシア中銀が無制限の介入実施を宣言したことなどで安心感が広がった。
NY市場では米10-12月期GDPが3.1%と予想通りの結果となったものの、個人消費や輸出が顕著な伸びを示したことで米国景気の強さを示す結果となった。
FOMCでは新興国からの資金流出に関する言及はなかったが、米国経済の強さは新興国の混乱に役立つという見方が強いとみられる。今回のGDPはそれを裏つけるものであり、最終的に新興国市場の不安は米国経済の強さにけん引されるという期待もある。
NY株式市場はNYダウ以上にナスダックの上昇が目立つなど底堅さが目立つ中で日経先物も上昇。ドル円は再び102円台後半まで上昇した。しかし、最近の東京市場の動きをみると既にNY市場で織り込んでしまいそれ程株価との連動性が見られない。
今週は週初の円高から円安に戻ったもののその後再び円高に向かうなどジェットコースターのような動きとなり、新興国通貨以外は最終的に円安傾向に戻り始めている。
今日は週末金曜日で月末という事もあり最終的に円安へのポジションメイクを仕込むような動きから、ドル円やクロス円の下値には買いが並ぶとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドル高再開

(米ドル円週足)

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(米ドル円時間足)

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FOMCの結果を受け新興国通貨安が更に進んだものの、欧州市場では下げ止まり感が強まった。トルコの追加利上げ観測やロシア中銀の無制限介入などが安心感を誘った。また、米国経済の力強さが確認された事で株式市場は前日と打って変わり大幅上昇となった。一方、量的緩和縮小ペースが維持された事から長期債利回りが上昇。結果的にドル全面高となって引けてきた。その買いの勢いは残ることからもう一段の上値を試す展開が期待できそうだ。結局、週を通してみるとローソク足は陽線となっており先週の過度な円高への巻き戻しが入った格好だ。ただ、今回の新興国不安が完全に払しょくされたわけではなく上値は当分警戒感が漂う事になるだろう。
毎日日替わりで振り回された事もあり、下値を丁寧に拾うなど慎重に買いを入れるようにしたい。

ドル円予想レンジ:103円10銭(76.4%)~102円30銭

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[ユーロ米ドル]1.35を底に反転

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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FOMCでは新興国の混乱に対し全く言及がなかったことでアジア市場では更に売りが進んだ。しかし、欧州市場に入り売りが一服するとユーロオージーやユーロランドといったクロスの売りが断続的にみられたことでユーロの上値を押し下げた。前日にフランスのノワイエ中銀総裁がユーロ高に対する懸念を示したことも売りを誘ったとみられる。
また、米国GDPが3.1%と前回の4.1%から低下したものの輸出や個人消費の伸びが顕著となりドル買いが進んだこともユーロを押し下げる要因となった。
テクニカル的にみるとそろそろユーロは底に近づいていることで反転の可能性が高まる。
一目の雲の下限を下回ったものの、このレベルでは上昇トレンドラインが下値をサポート。
1月20日に付けた1.3505を下回らない限り、その手前では買いで攻めてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3620~1.3520

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[豪ドル円]本格的な買いはまだ先

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

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新興国通貨の下落に攣られて上値の重い展開で始まったオージーも欧州市場では反転。
ユーロオージーなどの売りがみられオージーはまとまった買いも見られた。
この日発表された1月の中国製造業PMI確定値が49.5と予想の49.6から下方修正。これにより景気判断の分かれ目を示す50を6カ月ぶりに下回った。
ただ、この日はトルコが追加利上げを示唆し、ロシア中銀が無制限介入を表明したことを受け全般に新興国通貨が上昇。それに伴いオージーも買いが進んでいる。
この動きは一時的なものとみられるだけに、戻しは売りが依然として並びやすい。91円付近には売りから買いの途転サインであるパラボリックSARが位置する。このレベルを超えていくようであれば92円ミドルへのトライが期待できるものの、まだ市場の不安は燻る。ユーロなどのクロスの巻き戻しも一巡してきたことで上値は依然として重く、本格的な買いはまだ先となりそうだ。

オージー円予想レンジ: 90円60銭(時間足61.8%)~89円60銭

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[全般]新興国通貨不安と米景気回復

アジア市場では早朝にトルコが政策金利を大幅利上げしたことを受け新興国不安が後退するとの見方が強まった。これを受け円が全面安となり日経平均株価も400円余り上昇。FOMCを控えているものの市場には楽観的なムードが広がった。
しかし、欧州市場に入ると一転。オセアニア通貨の下落が引き金となりトルコリラの下落が再び進行。この日は南アフリカ中銀の政策会合が開かれ、据え置きと予想された政策金利を0.5%引き上げることで決定。発表後ランドは買われたものの他の新興国通貨の下落は止まらず再び下落に転じた。
また、欧州時間にノワイエ・フランス中銀総裁がユーロ高に懸念を示したことでユーロが下落。更に、BOEカーニー総裁が英国は数四半期成長が十分でないと発言したことでユーロやポンドが対円での下落を加速させた。
これらを受けFOMCを前にNYダウは大幅な下落となりドル円は102円を割り込むなど再びリスクオフの動きが強まった。
注目のFOMCでは2月も長期債とMBSの購入を1月と同額の50億ドルずつ縮小することを決定。また、フォワードガイダンスではインフレ予想が2%より低い場合、失業率が6.5%以下でもゼロ金利政策を維持すると発表した。今回の新興国からの資金流出や通貨安については言及がなかったことから、米国への影響は限定的という見方もみられた。
この結果は予想通りであり、既に円高や株安が進んでいたことから発表後は殆ど反応がみられなかった。
新興国の相次ぐ利上げはその国の経済の足枷となるだけに両刃の剣という見方が強い。しかし、これらの影響は今のところ米国も含め世界経済に対し限定的との見方が強く、この混乱も一時的なものとみる。今後は米国景気指標の結果、特に雇用状況を慎重に見極めることになるだろう。
今日の東京市場はNYダウの下落に伴い日経平均も下落して始まることは間違いない。
既に円高が進んでいるものの、もう一段の調整が入る可能性もありレベル感での買いは慎重にしたい。

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[米ドル円]一日でセンチメントが一転

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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アジア市場ではトルコ中銀が政策金利を大幅に引き上げたことを受け新興国不安が後退するとの見方が広がった。ドル円は一気に103円ミドルまで上昇して始まった。また、日経平均株価も400円余り上昇するなど市場には楽観的なセンチメントが漂った。しかし、欧州市場が始まると一転。オセアニア通貨の下落に伴い再び新興国への懸念が高まりドル円は下落。南アフリカも利上げに踏み切ったものの全ての新興国通貨が下落を加速。ドル円はFOMCを前に101円台に突入。FOMCでは予想通り100億ドルの縮小を決定したもののドル円の戻しはなく101円83銭まで下落。二日前の27日に付けた101円74銭との面合わせとなった。日経平均先物が400円余り下落していることから今日も円高リスクが燻ぶる展開が予想される。ただ、既にNY市場で織り込んでいるだけに下値は限定的とみる。ただ、12月6日の米雇用統計発表前のドル円の安値101円60銭を抜けると昨年11月21日の安値100円前半まで下落が進む可能性もあり注意したい。

ドル円予想レンジ:102円80銭~101円60銭

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[南アフリカランド円]追加利上げの可能性高く

(南アフリカランド円週足)

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南ア中銀SARBはこの日政策金利を0.5%引き上げ5.5%にすることを決定。発表後はランド買いが入ったもののすぐに売りが強まり更に下落。2012年10月以来の安値を更新した。早朝に大幅利上げを行ったトルコリラがその後大きく売り込まれていたこともあり、ランドでも利上げの効果なしと市場は判断。中銀総裁は利上げが通貨防衛やインフレ抑制を目的としたものとしたものの同時に経済運営の難しさに触れた。市場ではそれでも年内に後2%程度の利上げがあるとの観測も浮上。しかし、今の市場のセンチメントは新興国に対し悲観的な見方が強く、どこまで下落が続くのか暫く様子見となりそうだ。
市場のセンチメントは変わりやすくいずれ金利差を狙った買いが強まるとみる。

ランド円予想レンジ:9円22銭~8円96銭

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[ユーロ円]139円を底固め

(ユーロ円日足)


FOMC発表直後にユーロ円は今週27日の安値139円15銭を下回る139円03銭まで下落。139円は割り込めずに反発した。この139円レベルは12月6日の米雇用時計発表前の安値でもあり意識される。変形型のヘッドアンドショルダーのネック部分になっている。139円から138円50銭のレベルを完全に下回るとユーロ円の下落が加速することになりそうだ。昨日はフランス中銀総裁の「ユーロ上昇がネガティブな影響を与えることは明白」と発言したことでユーロ売りが強まった。しかし、新興国通貨の下落は寧ろユーロに資金が流れやすくなる。今日は139円の底固めに入るとみている。
一目の雲は上昇傾向を継続していることもあり、ドル円の下落が止まる時がユーロ円の買いのタイミングとみる。

ユーロ円予想レンジ:140円60銭(23.6%、転換線)~139円00銭

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[全般]注目はFOMCの緩和縮小ペース

先週のアルゼンチンショックからの混乱は後退し、昨日のNY市場ではリスクオンから株式市場は上昇しクロス円などの買いが強まった。
アジア市場では中国の理財商品債務不履行を回避したことを受け上海総合指数が上昇。インドやトルコなど多くの新興国の政策金利引き上げ期待によりアルゼンチンショックの影響は後退。大きく買い戻しされた円は再び売りの動きが強まった。
欧州時間には米10年債利回りの上昇によりドルが全面高となる中、ドル円の上昇が際立った。
NY市場に入り12月耐久財受注が予想を大きく下回ったことを受けドルが全面安となりドル円も再び102円ミドルに押し戻された。しかし新興国の先行き不透明感が払しょくされ始めたことでNY株式市場が上昇するとリスクオンによる円売りが強まり再びドル円はじりじりと上昇。
今朝方トルコが政策金利引を4.25%引き上げ12%にすることを決定。引き上げ幅は予想された2.25%を大きく上回ったことで円売りが更に進んでいる。
今日はFOMC政策会合の最終日という事で量的緩和縮小に関する政策発表に注目が集まる。
12月米雇用統計が予想を大きく下回ったことや、今回の新興国不安が高まったことで縮小ペースを減らすとの見方もあった。しかし、昨日の動向をみると影響は短期間で収縮してきたことから予定通り100億ドルの縮小を実施するとみている。
実際の発表前にはイベントリスクという事もあり円の買い戻しの動きが強まる場面もありそうだが、円安の流れに乗り遅れまいとしたドル円の買いが再び始まりそうだ。

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[米ドル円]円売り再開のタイミング

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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アジア市場では今月末償還となる中国の理財商品のデフォルト懸念が払しょくされた。また、インドも利上げに踏み切ったこともあり新興国からの資金流出に歯止めがかかるとの期待が高まった。また、トルコも本日の緊急会議で利上げ期待が高まるなど不安感が後退。これらの結果株式市場が上昇に転じ、米10年債利回りが上昇したことでドル高と円安が同時に進んだ。ドル円は欧州時間に103円台に乗せた。NY市場では耐久財受注が予想を下回ったことで一旦は192円ミドルまで押し戻されたものの、株価の上昇によりリスクオンが強まった。ドル円は102円後半まで上昇して引けてきた。
早朝にトルコが政策金利を予想された2.25%を大きく上回る4.25%引き上げを発表。ドル円は103円台に再び乗せて始まっている。
FOMCを前に一旦は押し戻される場面もあるとみるが、出遅れたところの買いが下値を支えてくることになるだろう。
パラボリックやボリンジャーバンドが104円前半に位置することから、そのレベルを超えるまではまだ不安定な状況は継続。

ドル円予想レンジ:103円80銭~102円60銭

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[南アフリカランド円]注目の政策金利に期待

(南アフリカランド円日足)


アジア市場ではインド中銀が0.25%の利上げを実施。中国は理財商品の債務不履行を回避したことで株価上昇と同時にリスク回避の動きが後退。トルコは早朝に予想を大きく上回る4.25%引き上げ政策金利を12%に決定。新興国は自国通貨の下落や物価上昇を抑えようと積極的に利上げサイクルに入った。今日は南ア中銀SARBが政策会合を開くが今のところ5%の政策金利を据え置くと予想される。
今の流れをみると利上げに踏み切る可能性が高まるものの、自国の通貨安を歓迎する動きもある。据え置きが決定すればその時点では売りが強まる可能性があるが、世界のエマージング市場が回復するとなれば南アランドも同時に上昇の流れに乗ることになる。
下げたところは拾っておきたい。

ランド円予想レンジ:9円60銭~9円30銭

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[カナダドル円]下落リスク継続

(カナダドル円日足)


カナダドルはアルゼンチンや中国から発した新興国通貨の下落で更に売りを加速させた。今年に入りカナダドルは米国との金融政策の違いから下落に転じていた。また、先週はBOCがインフレ下ブレリスクに強い懸念を示したことがアルゼンチンショックと重なり主要国通貨の中で特に対円で売りが強まっていた。
ここにきて新興国への不安感が後退し円売りが強まったものの昨日NY市場ではカナダ円の買いが殆ど見られなかった。先ほどトルコが利上げに踏みきったことでドル円の上昇に押されたものの、依然として上値の重い展開が続いている。レベル的には買いを入れてみたくなるものの、まだ下値リスクは消えていない。
21日移動平均線が90日と200日平均線を昨日下に抜けた。パラボリックの位置する93円60銭を上抜ければ反転のきっかけになるが依然として下落リスクは継続。
今日のFOMCで反転できないとなれば、更なる下落が進む可能性が高まる。

カナダ円予想レンジ:93円20銭~92円20銭

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[全般]アルゼンチンショックからの混乱も一服

先週末に起きたアルゼンチンショックによりパニック的な世界同時株安や円高もそろそろ一巡し、混乱も一服感が漂う。
昨日の日経平均株価が大幅に下落したもののドル円は寧ろ102円台で底堅い動きを見せた。
また、欧州時間にはトルコ中銀が来週臨時会合を開き緊急利上げの観測が広がると市場には安心感が広がった。また、ドイツのIFO企業景況感が予想を大きく上回る好調な結果となったことからユーロ買いもみられた。
NY市場ではキャタピラーの決算が予想を上回りダウが上昇して始まった。しかし、その後発表された12月の新築住宅販売件数が予想を大きく下回ったことで反落。円買いが再び進んだもののパニック的な動きは既に収まった。
アルゼンチンの問題が世界経済に波及するという見方は少なく、中国の景気減速懸念や理財商品のデフォルト懸念といった問題が重なりFOMCを控え不安感が一気に高まった。
明日のFOMCでは100億ドルの縮小は予定通り実施されるとの見方が強く、発表後にこれまでの悲観的なセンチメントが収まるとみる。
市場がすぐに楽観的なムードに戻るのは難しいものの、中長期的な流れに変化はないとみれば再び株やドル円の買いが戻ることになりそうだ。

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[米ドル円]101円台は買い

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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先週末に日経平均先物が大幅下落したことを受け、週明け早朝にドル円は一時101円75銭まで下落。しかし、東京市場が始まり株価の下落が進んだものの、ドル円は寧ろ底堅い動きがみられじりじりと値を戻した。先週は損切を巻き込んで急速に下落したことで、一先ず目先の売りは一巡したとみてよい。アルゼンチン問題のスペイン金融機関などへの影響は限定的とみられることや、トルコの緊急利上げ観測が浮上。一時期のパニック的な売りも収束し落ち着きを徐々に取り戻してきた。NYダウも一時プラスに転じるなど市場には安心感が戻り始めている。あすのFOMC発表までは予断を許さないものの101円台は目先の底になった。このレベルは12月6日の米雇用統計が予想を大きく上回りドル円が上昇する直前のレベルでもある。ただ、リスクは依然として燻ぶることからポジションを一方向に偏らせるにはまだ早いが、下げたところでは買いを徐々に仕込んでいきたい。

ドル円予想レンジ:103円20銭から102円20銭

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[ユーロ米ドル]市場が落ち着けば下落

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

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先週の金曜からユーロドルは1.3680を挟んでの狭いレンジでもみ合いに入った。
昨日発表されたドイツIFO企業景況感は110.6と予想の110.0を上回り瞬間的に買いが強まり1.37ドル台に上昇したものの、寧ろ上値では売りを誘って下落。NY市場に入ると殆ど動意が乏しく狭いレンジ内でのもみ合いとなった。米長期金利も先週の下落から上昇に転じたこともドル買いが進みユーロの上値は重くなっている。アルゼンチンショックにより新興国から資金がユーロにも入り込んだが、市場の落ち着きが戻るようであれば売りが強まる可能性が高い。1.37ドル台では売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3720~1.3620(転換線、50%)

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[ポンド円]急落後の調整買い継続

(ポンド円日足)


(ポンド円時間足)

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ポンド円は先週後半の二日間で6円近く下落し、その反動の動きが強まっている。
アルゼンチンショックからユーロポンドの纏まった買いもみられポンドは急落。週明けシドニー市場ではドル円が101円台に突入するとポンド円も今年の安値となる167円74銭まで売り込まれた。その後ドル円の買いが強まると同時にポンド円ストレートの買いも散見された。中長期的な円安基調に変化はないとの見方は強く、対円で下げ過ぎた通貨に買いが入り始めている。しかし、まだ新興国問題が収まったわけではなく今日も神経質な展開が続くと思われる。一先ず半値戻しとなる170円60銭付近まで戻されたが一旦は上値を抑えられた。下押しが169円ミドルで下げ止まるのであれば買いを入れておきたい。

ポンド円予想レンジ:171円40銭(61.8%)~169円50銭

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[全般]FOMC会合結果後の動きに注目

先週は中国の景気悪化懸念から始まった新興国通貨の下落が世界的な同時株安を引き起こしリスクオフからの円高を促した。
FOMCで量的緩和縮小が実施されれば過剰流動性相場が押し上げた新興国株式や通貨の売りに繋がるとの危機感はあった。それがFOMCを直前に控え中国PMIの悪化を皮切りにアルゼンチンの通貨安に対し介入資金の不足から歯止めを掛けられないとの見方が台頭。トルコリラや南アランド、そしてアジアの新興国通貨が一斉に売られるなど殆どパニック状態となった。日経平均株価やNYダウも大幅下落となりリスクオフからの円買戻しの動きが急速に強まった。また、ポンドや豪ドルからユーロへと資金がシフトするなどポジションの巻き戻しからユーロが上昇。
昨年末から急速に進んだ円安のポジション巻き戻しとみられているものの、更に今週はこの動きが強まるのか、或いは再度円安の流れに戻ることが出来るのか重要な週となる。
今週開かれるFOMCでは既に100億ドルのテーパリングが決定されているが、今回の市場の混乱により中止、或いは何らかのアナウンスがあるか注目が集まる。
もし、予定通り実施されるとすれば通常であれば長期金利が上昇し、ドル買いと同時に株価は軟調な地合いになると予想される。これまでは、日米金融政策からの中期的な円安とドル高が継続するとの見方がドル円を押し上げていた。しかし、今回は新興国からの資金の流出が強まっていることから更なる市場のリスク拡大による円買いの動きを促す要因となる可能性もある。
もしテーパリングの縮小、或いは一時延期という事になれば長期債利回りが低下し株価が上昇。そうなれば本来は株価上昇によるリスクオンからの円売りが強まるとの見方もあるが、日米金利差縮小からの円買いという見方もできる。
先週のパニック的な円買いや株価の下落がポジション調整による一時的なもので終わるのか、或いは更に市場の不安感が広がりもう一段の円高が進むのか今の段階では市場のその時のセンチメント次第といったところだ。
その様な不透明な相場でポジションを一方向に傾けるのはリスクが大きく、この様なときは短期取引を中心に進めながら次の相場に備えたい。

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[米ドル円]レンジの下限に近付く

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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先週のドル円は昨年末にかけて上昇したポジションの巻き戻しが一気に強まり予想外の大幅下落となった。アルゼンチンやトルコリラといった新興国通貨が米緩和縮小による過剰流動性相場の転換期に入ったことなどもあり急速に下落。世界的な同時株高への懸念が広がりリスクオフからの円買戻しが一気に強まった形だ。今週開かれるFOMCでテーパリングが予定通り実施されるとの見方は多いものの、一部では見直しされるとの観測もあり不安感は残る。しかし、中長期的な日米金融政策が変わるとの見方はなく、最終的にドル高円安の流れに戻るとみる。FOMC後の相場の動きを見極めたうえで再びドル買いを仕込むタイミングを探りたい。
先週末は102円85銭のサポートを抜けると一気に一目の雲へ突入し、終値ベースでも雲の中で引けた。FOMC前に株価の下落が強まればもう一段の下値トライとみる。
半値戻しとなる10150銭は強いサポートとみるが、市場のセンチメントは弱気に偏っているだけに雲の下限であり61.8%戻しとなる100円60銭が下値の限界とみる。

今週のドル円予想レンジ:103円80銭~100円60銭(61.8%、雲の下限)

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[ユーロ米ドル]複雑なクロス巻き戻しもあり値幅は限定的

(ユーロ米ドル日足)

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FOMCを控え先週は新興国通貨の下落が強まると、ユーロに対し豪ドルやポンド、その他多くのクロスの巻き戻しが強まった。結果的に比較的安心感のあるユーロに資金がシフトする動きが目立った。一週間を通して他の主要通貨と比較するとユーロの値幅はそれ程大きくはなく安定した通貨でもあった。それは複数のクロスによるヘッジなどが入ったためだ。結果的にドルからユーロへのシフトが最も目立ち底堅い動きとなっている。
今週のFOMCが予定通りテーパリングを実施し、市場の混乱が収まるようであれば資金はこれまでと反対にユーロから他の通貨へシフトすることになる。
もしFOMC後も混乱が継続するようであればもう一段ユーロを押し上げることになりそうだが、クロスの巻き戻しもあり上下共に一方的な動きにはならないとみる。
一目の雲の下限となる1.35ミドル付近を底に1.38ドル付近を上限とした比較的落ち着いた動きが継続するとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3800~1.3520

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]対ドル対円のサポートを抜け下落リスク継続

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル週足)

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中国CPIが予想を下回ったことを機にFOMC会合で量的緩和縮小が実施されることから資金が新興国から引き上げが加速するとの見方が俄かに高まった。アルゼンチンやトルコ、南ア、そしてアジアの新興国通貨が急落している。豪ドルもこれらの動きに攣られて下落。
更に、先週はRBAのリドアウト氏が豪州経済にとって1豪ドル0.8ドルが公正な取引であると発言したことで更に売りを加速させている。昨年末にはスティーブンス総裁が0.85ドルに近づく必要があると発言しており、それを下回るレベルに言及。対ドルで0.87にドルのサポートを下抜けし0.8658まで売り込まれた。
対円ではドル円のストップを巻き込み大幅下落となり結果的に昨年9月以降の強いサポートとみられていた91円付近を完全にした抜けした。これにより中期的なポジションからもオージー円ストレートの損切が引きずり出されており、戻しを抑える要因となった。
今週の米FOMCで緩和縮小が実施されたとしても豪ドルに対してはRBAの口先介入や追加緩和の思惑などもあり戻しは限定的とみる。昨年の8月に付けた安値86円45銭が下値目標となった。

豪ドル円予想レンジ:91円00銭~86円45銭

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[全般]中国PMI悪化で円高とドル安

東京時間に発表された中国1月製造業PMI速報値が49.6と予想の50.3を下回り、景況の改善・悪化の節目となる50を6カ月ぶりに下回った。この結果を受け豪ドルが対ドル対円で下落したが、その時点では市場への影響は限定的となっていた。しかし、その後日経平均や上海総合指数の下落が加速すると徐々にドル円やクロス円がじりじりと値を下げて行った。欧州市場に入りフランスやドイツなどの製造業PMIが中国とは反対に予想を上回ったことからユーロは上昇。一旦はクロス円の買い戻しもみられたが、その後NY市場でも株価が下落。中国PMI悪化により世界同時景気回復シナリオに狂いが生じるとの見方が主因とされた。しかし、先日発表された中国GDPは寧ろ予想を上回る好調な結果を示しているだけに、後講釈のようにもみえる。結果的に、来週のFOMCを前にしてファンド勢などが株や為替市場でポジションの巻き戻しの動きが入ったとみている。
昨日発表された米中古住宅販売件数は+1.0%と予想の0.5%を上回った。また、新規失業保険申請件数も予想を下回るなど雇用改善傾向がみられた。市場は殆どこれらの指標を無視しポジションを巻き戻す動きが先行。
東京市場で豪ドルが対ドル対円で大幅下落となったことを機に全般に危機感が高まったためとみられる。
米国の景気回復傾向が中国PMIだけでそのシナリオが崩れるという観測は余りに悲観的であり、これが今後も継続することはないだろう。
来週のFOMCで緩和縮小が変更されるとの見方は少数派で、予定通り実施されるとみる。
しかし、今日は昨日の影響の悲観的な見方が残ることからレベル感での買いを入れるのは待った方がよさそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの下限に近付く

(米ドル円時間足)

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(米ドル円日足)

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昨日は一日を通し予想外のドル円下落となった。
中国PMIが50を割り込んだことで日経株価や上海総合指数が下落したことからリスクオフの動きが強まった。この動きは一時的でそれ程影響はないとみられたが、結局NY株式市場でも中国景気への懸念から下落。長期金利が低下し株価やドルともに下落の勢いが強まった。ドル円は断続的に損切を巻き込みながら、米12月雇用統計の悪化後に付け安値102円85銭に迫る102円96銭まで売り込まれた。下落の過程では殆ど戻しらしい戻しがみられず、ドルロングポジションはまだ一巡したとは言えない。来週のFOMCを前にもう一段の下落リスクは残る。今年の安値102円85銭を下回るともう一段の損切を引き出す可能性が高いとみる。

ドル円予想レンジ:104円00銭~102円60銭(23.6%)

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[ユーロ米ドル]往って来いで買い一巡

(ユーロ米ドル日足)

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東京市場では中国PMIが悪化したもののユーロは動意の乏しい動きが続いた。しかし、欧州市場が始まりフランスのPMIが予想を上回ったことを機にユーロが上昇。その後、ドイツやユーロ圏PMIも予想を上回る好調な結果となったことから更に買いが進んだ。一方、株価は全般に売りが強まるなど反対の動きとなった。NY市場では再び中国の景気懸念が広がり株価は下落。米長期金利の低下によるドル売りが強まると更にユーロに資金が向かうなど、一日を通してみると160ポイント余り上昇した。ここまでユーロを買う材料はなく、ポジションの巻き戻しとみてよい。1月14日の下落が始まる手前の水準まで押し戻される往って来いとなり調整は一巡したとみる。
ただ、ほぼ高値圏で引けてきており、パラボリックも売りから買いのサインに転換したことで買いの勢いは依然として強い。
1月14日の高値1.37ドルを上抜けるようであれば次のレジスタンスは61.8%戻しの1.3750、その上にはボリンジャーバンドの上限1.3780が意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.3780(BB上限)~1.3630

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]中国1月PMIで底割れ

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル日足)

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中国の1月製造業PMIが景況の改善・悪化の節目となる50を6カ月ぶりに下回ったことから豪ドルは急落。発表前は寧ろ買いが強まっていたことからその反動もあり予想以上の下落となった。前日に発表された豪州CPIが予想を上回る好結果となったことから豪ドルの下落もひと段落終えたとみられていただけに、失望感が拡大した。日経平均や中国株式市場の下落が更に豪ドルの下落を加速。当面の強いサポートとみられていた91円を割り込んだことでもう一段の下落が見込まれる。
ただ、NY市場では米長期債利回りが低下し主要通貨に対しドルが下落していることから、対ドルでの下落は限定的となっている。ここからの豪ドル円下落はドル円の下落次第という事になるが、ドル円もそろそろ底値に近づいている。
週末という事もあり、90円の大台付近では買い戻しの動きが強まるとみている。

豪ドル円予想レンジ:91円00銭~90円00銭(61.8%)

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[全般]日米以外の通貨の動き

日銀政策決定会合では日本の成長に対する強気の見方から追加緩和期待が後退する場面もみられたがドル円は安定した動きを保っている。一方、豪ドルやポンド、そしてカナダドルが自国の事情でそれぞれ異なる動きが目立った。
東京時間に発表された豪州CPIが予想を上回る結果となり豪ドルは一気に上昇。前回の雇用統計とは真逆な動きとなった。
欧州時間には英国雇用統計の発表があり失業率が予想以上の低下となったことでポンドは上昇。豪ドルと同様の動きがみられた。
一方、NY時間に実施されたカナダ政策会合ではインフレ率の下振れリスクに強い懸念が示された事で追加緩和の可能性からカナダドルは急落。ドルや円といったテーマは市場では既に消化されていることから、動き難いなか各通貨がそれぞれの材料で急騰急落の動きが目立っている。米国では長期金利や株価がこのところ大きな動きはなく当面は米国や日本の材料に対し反応しにくいことから、他通貨取引が活発になりやすい。
今日のアジア時間には中国PMI、欧州時間にはドイツやユーロ圏のPMIが発表され豪ドルやユーロの動きが注目される。また、NY時間には昨日大きく動きがあったカナダの小売り売り上げにも注目したい。

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[米ドル円]日銀の追加緩和期待後退

(米ドル円時間足)

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日銀政策会合ではこれまでの政策維持を決定。一部で緩和策強化を見込んでいたことからドル円の失望売りが出て104円を割り込む場面も見られた。その後は輸入企業のなども含めた買いが強まり押し戻された。その後の黒田総裁記者会見では2014年から15年には日本の潜在成長率が成長率を上回ると発言。消費増税に一定の抵抗力を持つとしたことで春先の追加緩和への期待が後退し再度ドル円は下落した。しかし、最終的に追加緩和を実施するとの見方に変化はなくすぐに買い戻された。
NY市場でも株式や債券市場が落ち着いた動きを見せていることからドル円の動きもこう着状態から抜け出せずにいる。
今日のNY時間には米12月中古住宅販売や景気先行指標が発表されるが、米国の金融政策に影響する程のものではなく104円台でのレンジ内の動きになりそうだ。

ドル円予想レンジ:104円80銭~104円00銭

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[ポンド米ドル]高値圏での反落リスク

(ポンド米ドル時間足)

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(ポンド米ドル日足)

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ポンドの上昇が止まらない。昨日発表された英国12月失業保険申請件数が予想を下回ったことや失業率が7.1%とBOEが掲げる7%失業率の数値基準に迫るレベルまで低下したことでポンド買いが強まった。17日に発表された英小売売上が予想を大きく上回った時と同様に一気に上昇し高止まり状態が続いている。年初に1.66ドルの高値を付けてから下落幅をほぼ回復。日足パラボリックは売りから買いサインに転換し、ボリンジャーの上限バンドを抜けてきた。ただ、このポンド買いは投機筋を中心とした動きとみられることから、一旦悪材料が出るとその反動が大きくなりそうだ。
1月7日の高値1.66ドルを超えてくるようであれば2011年の高値1.6750が次のターゲットとなるが、そろそろ反落のリスクが高まる。買いの勢いは続くだけにロングで攻めてみたいところではあるが、下落リスクを常に頭に入れて臨みたい。

ポンドドル予想レンジ:1.6600~1.6480(38.2%)

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[豪ドル米ドル]中国1月PMIに注目

(豪ドル米ドル時間足)


昨日の東京時間に発表された豪州10-12月期CPIが予想の+0.4%を上回る+0.8%と発表された事を受け豪ドルは上昇。発表直前には売りが強まっていたこともあり0.8785から100ポイント余り上昇した。先週発表の雇用統計で予想を大きく下回ったことから追加緩和期待が高まり上昇した真逆の動きとなった。今回のCPIで追加緩和期待が後退するなど市場は一喜一憂の動きが目立ちセンチメントは変わりやすい。
ポジション的には前回のショートが炙り出された事からそれ程ロングに偏っているとも思われず、ニュートラルに近い状態とみる。
今日は中国の1月PMIが発表されるが、もし予想を下回るようであれば昨日の発表前のレベルである0.88ドル付近を試す展開とみる。反対に、予想を上回るようであれば先週の雇用統計前のレベルでもあり50%戻しとなる0.89ドル付近までの戻しもありそうだ。
殆どこのレベルからは五分五分に近いことから、どちらかに大きく振れるようであれば往って来いを期待した逆張りが効果的とみる。

豪ドルドル予想レンジ: 0.8920~0.8800

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[全般]方向感乏しくレンジ取引に徹する

依然として相場は方向感の定まらない不安定な動きの中で上下に振れやすい相場が続いている。
東京市場では日経平均株価が堅調な出足となりドル円も底堅い動きで始まった。同時にクロス円全般に買いが入るとユーロやポンドなども対ドルで上昇する場面もみられた。特に買い材料があるわけではなく、米長期金利先物の動向をみながら投機筋の動きが目立った。
欧州市場が始まるとアジア市場で買われたユーロやポンドのロングポジションを振り落す動きが活発となった。
連休明けとなるNY市場ではダウが一部企業の業績悪化から売りが強まったものの、好調なIT関連企業によるナスダック市場は堅調。株式市場でも方向感が定まらないこともあり、長期金利の上昇も一服するとドル売りが強まった。
今日は日銀会合後の黒田総裁発言に注目が集まるものの、今回は追加緩和への期待は低く大きな動きは期待できそうにない。寧ろ、今日から25日まで開かれるダボス会議に於いて日本への円安けん制発言が出るか注目される。一方ではアベノミクスを支持する動きも強いことから発言その他でドル円は一喜一憂しそうだ。
しかし、主要通貨全般に方向感が乏しい中で結果的にレンジ内での動きに終始するとみられ、レンジ取引に徹したい。

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[米ドル円]日銀会合とダボス会議、米長期金利

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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昨日の東京市場では日経平均株価が堅調なスタートとなったことでドル円も上昇して始まった。その後上海総合指数も上海銀行の資金供給を好感し上昇。ドル円は104円70銭付近へと予想以上に反発した。クロス円も全般にリスクオンからの買いが強まったこともドル円を押し上げた。しかし、NY市場に入りNYダウが下落し長期債利回りの上昇も一服感が高まるとドルが全般に売りが強まった。
結果的にドル円は東京市場で上昇した分押し戻され往って来い。再び105円台に届かず反落するなど、上値の重さが気になる。
今日は日銀会合が開かれるが金融政策に変化はないとみられる。ダボス会議も今日から25日まで開かれ安倍首相が出席。アベノミクスへの支持は得られそうだが、先日の米財務長官の円安けん制発言があっただけに、各国の円安への発言に注意しておきたい。しかし、どんな発言があったとしても今のドル円の方向付けるものは期待できない。今の相場は米長期債利回りとNY株式市場の動向にあり、来週のFOMC会合を控え依然として105円から103円のコアレンジの上下を超える勢いはみられない。

ドル円予想レンジ:104円60銭~103円60銭(61.8%)

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