ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-01

[全般]米雇用への不安は後退

前日にドル円クロス円伴に円が全面高となったがその下げ幅を昨日は殆ど巻き戻したことで典型的な往って来いの相場展開となった。
東京市場では前日のNYダウが下落したことを受け日経平均も大きく下げて始まった。しかし、これまでの相場は為替、特に円が中心の相場展開であり株式市場は後から追う形となり円買いの巻き戻しの動きが強まった。
この日発表された日本の経常収支は予想された赤字額を大きく上回ったことや、サントリーの米企業買収による規模が1.6兆円とされ円売り要因と受け止められた。
NY時間に発表された米12月小売売上が+0.2%と予想の+0.1%を上回ったことから、先週発表された寒波の影響による雇用統計の悪化を打ち消すものとなった。
また、フィッシャー・ダラス連銀総裁が「債券縮小額を倍の200億ドルにすべき」と発言。ブロッサーフィラデルフィア連銀総裁も「雇用が改善していることから量的緩和終了時期を想定よりも早くてよい」など、先週発表された雇用統計への不安を打ち消すような発言が相次いだ。
これにより米長期金利は再び上昇し株価も回復したことでリスクオンからの円売りが再び強まり、ドルも上昇。
雇用統計ショックでドル円クロス円ともに大きく下落したことで目先のドルロング円ショートのポジションがかなり解消されたことから上昇しやすい状況となっている。
今日はベージュブックが発表されるが、米国の雇用を含め経済状況の力強さが示されるようであれば、更に株価や長期金利の上昇を促し円売りが強まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ロングが振り落され上値軽い

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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昨日は東京からNY市場にかけて前日の下落幅を解消する上昇となった。
連休明けとなる東京市場では日本の経常赤字額の拡大やサントリーの米大手企業買収などから前日大きく買われた円を売り戻す動きが強まった。102円台まで下落する間に目先のドルロングのストップが断続的にみられただけに、上値の抵抗はかなり軽いものとなり一本調子の上昇となった。
NY時間に発表された小売売上が予想以上の結果となったことや、連銀総裁発言で市場のセンチメントは再び弱気から強気に戻った。ただ、昨年末から何度か105円台では振り落された事から高値を更新するような勢いはなく、当面は105円付近が上限となるだろう。
目先は104円20銭に位置するボリンジャーバンドの中心線を挟んでもみ合いとみる。

ドル円予想レンジ:104円70銭~103円70銭(38.2%)

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[ユーロ円/ユーロ米ドル]ユーロの底堅さ

(ユーロ円時間足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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今回はドル円がユーロ円を牽引していることから、ユーロ自体の動きは少ないものの、対ドルでは底堅い動きが続いている。先週の雇用統計発表後のユーロは1.36後半で高止まり。一方ドル円だけが上下に大きく振れたことから断続的にユーロ円の損切を巻き込んだ。その分だけ上値は軽くなったとみてよいだろう。
昨日はノボトニーオーストリア連銀総裁が「ユーロ圏成長見通しが1年前より改善しており、潜在成長率は上向き」と発言。また、スペインのラホイ首相も「スペイン経済は強含むだろう」と発言するなど、ユーロの追加緩和の動きが後退。円主導相場からユーロに市場の注目が集まればもう一段の上昇が見込まれる。

ユーロ円予想レンジ: 143円00銭~142円10銭

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[豪ドル米ドル]ユーロの回復で再び下落リスク高まる

(豪ドル米ドル時間足)


(豪ドル米ドル日足)

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米雇用統計の悪化から米長期債利回りが低下したことを受け上昇したオージードルも一晩で動きが一転。米小売り売上が予想を上回ったことや、各連銀総裁が米量的緩和縮小へ前向きな発言が相次いだことから再び米金利は上昇。これを受けオージードルは下落に転じた。フィボナッチの61.8%戻しとなる0.8950付近で一旦は下げ止まったものの、買い材料が乏しい。ボリンジャーバンドも下落トレンドが続いており、下値リスクは高まる。今日はNY市場でベージュブックが発表されるが、米経済の力強さが改めて示されるようであればドルの長期金利は上昇。オージーは対ドルで下落リスクはあるものの、当面は0.9ドルを挟んでのもみ合いから0.88ドルの底値固めが続くとみる。

オージードル予想レンジ:0.9000~0.8900

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