ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-01

[全般]決定打なく足踏み状態継続

年末年初に勢いよく高値を付けたドル円やクロス円、そして主要通貨などもここにきて足踏み状態が続いている。
先週は前週に予想以上に悪化した米雇用統計の結果からそれまで買われていたドル円やクロス円などでポジション調整的な売りが強まって始まった。雇用者数の減少は一時的で雇用回復基調に変化はないとの見方は根強いものの、熱気のあった市場は冷や水を被せられた状況となった。NY株式市場も同様で企業決算が本格化する中でその結果次第ではまだ調整的な動きが出やすく、それに連動しやすいドル円などは下落リスクが燻る状況は続きそうだ。
また、日銀の追加緩和期待が強まるなかで今週は日銀政策会合が開かれる。黒田総裁が予想以上に強い景気判断を示すようであれば追加緩和への期待が後退し、もう一段円高が進む可能性もある。
今週は特に注目される米国経済指標発表など決定打はなく足踏み状態が継続するとみる。先週の豪ドル急落のように単発の動きの影響を受け易いことから中国や豪州の経済指標発表で一時的な乱高下が出やすい状況と予想される。
来週のFOMC会合開催を控え、新規失業保険申請件数などが材料にされやすく注目したい。
全般にポジション調整の動きが強まる中で特に悪材料に反応しやすい週であるだけに、一時的な円高リスクは依然として燻ぶる。ただし、日米金融政策の違いは明らかであり中長期的な円安ドル高トレンド継続に変化はなく下値も限定的とみてよいだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日柄調整のもと円高リスク燻る

(米ドル円日足)

USD_JPY_20140120_hiashi.jpg

前週の米雇用統計結果から下落した勢いから週初は103円を割り込み102円84銭までドル円は断続的に損切を巻き込んで下落した。一先ず目先のドルロングのポジション調整は一巡したとみるものの、積極的にドル円を買う勢いもない。今週開かれる日銀会合では追加緩和期待が既に織り込み始めている中で、寧ろ何も出ないと失望売りが出やすい。また、NY株式市場の動向にも注意したい。米企業決算発表が本格化する中で先週から株式市場も利益確定の売りが出やすく、長期債利回りも低下傾向にある。
昨年後半のドル円は三角保ち合いが長く続き11月中旬に保ち合いを上にブレークした。その時のレベルは100円近辺ということからフィボナッチを89円ミドルから高値105円ミドルに合わせて計算してみた。
半値戻しとなる102円50銭はかなり強いサポートとみることが出来る。一方、何度か105円台に乗せたものの反落していることもあり105円台前半では売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:105円20銭~102円50銭(50%)

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[ユーロ米ドル]クロスの調整的な巻き戻し継続

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140120_jikanashi.jpg

先週はユーロの複数のクロス取引が活発となり、最終的にユーロロングの巻き戻しが強まり上値の重い展開で引けてきた。
豪州12月雇用統計の悪化によりアジア市場では豪ドル売りが強まると、同時にユーロオージーの取引が活発となった。その後も英国の12月小売売上高発表でポンドが急騰。その結果ユーロポンド売りが強まるなどユーロは対ドルだけではなく複数のクロス取引が活発となり全般に上値の重い展開が続いている。
特に今週は米国サイドでは注目のイベントはみられないものの、欧州ではドイツのPPIややZEW、そしてPMIといった重要な指標発表を控える。全般に売り材料に対して反応しやすいことから下落リスクに注意しておきたい。

昨年末のクリスマス休暇明けにユーロは1.38ドル付近のストップを巻き込み1.3894まで上昇。薄商いという状況ではあったが案外上髭を伸ばしたことで当面の天井を付けて反落。その前の11月7日にはECBの利下げが実施されたことで長い下髭を伸ばして大底を作った。この安値と高値を結んだ調整的な下落は依然として継続している。
61.8%戻しの1.35前半では先週下げ止まったものの戻しは依然として鈍いことからもう一段の下押しがないと反発も難しい。

ユーロドル予想レンジ:1.3630(61.8%)~1.3440(76.4%)

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[豪ドル米ドル]売られ過ぎサイン

(豪ドル米ドル週足)


(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20140120_hiashi.jpg

豪州12月雇用者数が予想を大きく下回ったことから豪ドルは先週急落。市場はこの結果を受け追加利下げ期待が高まった。前週までは寧ろ下げ止まり感が出始めていただけに、その反動もあり心理的な強いサポートとされた0.88ドルを下回った。
昨年末にRBAのスティーブンス総裁が0.85ドルに近い水準が望ましいと発言していることから、0.85ドルが次のサポートとして意識されている。ただ、既にオージードルポジションの売りはほぼ出尽くし感もあり、下げ幅は限定的とみる。ストキャスティクスの%Kと%Dは既にゼロに近づいていることから売られ過ぎとみることが出来る。
今週は中国のGDPや小売売上、そして製造業PMIといった重要な指標が発表される。
予想を下回る指標でも下げきれない時には出尽くし感から底打ちサインとみる。

豪ドルドル予想レンジ: 0.8920~0.8700

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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