ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-01

[全般]注目はFOMCの緩和縮小ペース

先週のアルゼンチンショックからの混乱は後退し、昨日のNY市場ではリスクオンから株式市場は上昇しクロス円などの買いが強まった。
アジア市場では中国の理財商品債務不履行を回避したことを受け上海総合指数が上昇。インドやトルコなど多くの新興国の政策金利引き上げ期待によりアルゼンチンショックの影響は後退。大きく買い戻しされた円は再び売りの動きが強まった。
欧州時間には米10年債利回りの上昇によりドルが全面高となる中、ドル円の上昇が際立った。
NY市場に入り12月耐久財受注が予想を大きく下回ったことを受けドルが全面安となりドル円も再び102円ミドルに押し戻された。しかし新興国の先行き不透明感が払しょくされ始めたことでNY株式市場が上昇するとリスクオンによる円売りが強まり再びドル円はじりじりと上昇。
今朝方トルコが政策金利引を4.25%引き上げ12%にすることを決定。引き上げ幅は予想された2.25%を大きく上回ったことで円売りが更に進んでいる。
今日はFOMC政策会合の最終日という事で量的緩和縮小に関する政策発表に注目が集まる。
12月米雇用統計が予想を大きく下回ったことや、今回の新興国不安が高まったことで縮小ペースを減らすとの見方もあった。しかし、昨日の動向をみると影響は短期間で収縮してきたことから予定通り100億ドルの縮小を実施するとみている。
実際の発表前にはイベントリスクという事もあり円の買い戻しの動きが強まる場面もありそうだが、円安の流れに乗り遅れまいとしたドル円の買いが再び始まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]円売り再開のタイミング

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

USD_JPY_20140129_jikanashi.jpg

アジア市場では今月末償還となる中国の理財商品のデフォルト懸念が払しょくされた。また、インドも利上げに踏み切ったこともあり新興国からの資金流出に歯止めがかかるとの期待が高まった。また、トルコも本日の緊急会議で利上げ期待が高まるなど不安感が後退。これらの結果株式市場が上昇に転じ、米10年債利回りが上昇したことでドル高と円安が同時に進んだ。ドル円は欧州時間に103円台に乗せた。NY市場では耐久財受注が予想を下回ったことで一旦は192円ミドルまで押し戻されたものの、株価の上昇によりリスクオンが強まった。ドル円は102円後半まで上昇して引けてきた。
早朝にトルコが政策金利を予想された2.25%を大きく上回る4.25%引き上げを発表。ドル円は103円台に再び乗せて始まっている。
FOMCを前に一旦は押し戻される場面もあるとみるが、出遅れたところの買いが下値を支えてくることになるだろう。
パラボリックやボリンジャーバンドが104円前半に位置することから、そのレベルを超えるまではまだ不安定な状況は継続。

ドル円予想レンジ:103円80銭~102円60銭

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[南アフリカランド円]注目の政策金利に期待

(南アフリカランド円日足)


アジア市場ではインド中銀が0.25%の利上げを実施。中国は理財商品の債務不履行を回避したことで株価上昇と同時にリスク回避の動きが後退。トルコは早朝に予想を大きく上回る4.25%引き上げ政策金利を12%に決定。新興国は自国通貨の下落や物価上昇を抑えようと積極的に利上げサイクルに入った。今日は南ア中銀SARBが政策会合を開くが今のところ5%の政策金利を据え置くと予想される。
今の流れをみると利上げに踏み切る可能性が高まるものの、自国の通貨安を歓迎する動きもある。据え置きが決定すればその時点では売りが強まる可能性があるが、世界のエマージング市場が回復するとなれば南アランドも同時に上昇の流れに乗ることになる。
下げたところは拾っておきたい。

ランド円予想レンジ:9円60銭~9円30銭

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[カナダドル円]下落リスク継続

(カナダドル円日足)


カナダドルはアルゼンチンや中国から発した新興国通貨の下落で更に売りを加速させた。今年に入りカナダドルは米国との金融政策の違いから下落に転じていた。また、先週はBOCがインフレ下ブレリスクに強い懸念を示したことがアルゼンチンショックと重なり主要国通貨の中で特に対円で売りが強まっていた。
ここにきて新興国への不安感が後退し円売りが強まったものの昨日NY市場ではカナダ円の買いが殆ど見られなかった。先ほどトルコが利上げに踏みきったことでドル円の上昇に押されたものの、依然として上値の重い展開が続いている。レベル的には買いを入れてみたくなるものの、まだ下値リスクは消えていない。
21日移動平均線が90日と200日平均線を昨日下に抜けた。パラボリックの位置する93円60銭を上抜ければ反転のきっかけになるが依然として下落リスクは継続。
今日のFOMCで反転できないとなれば、更なる下落が進む可能性が高まる。

カナダ円予想レンジ:93円20銭~92円20銭

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