[全般]QE縮小ペースを占うイエレン新議長証言
1月米非農業部門雇用者数は11.3万人増と予想された18万人を大きく下回った。発表前には思惑的なドル買いもみられたが、結果は予想を下回ったことでドルは急落。前回のECB会合でも同様に発表前から仕掛けが入る動きが目立っている。しかし、結果は期待を裏切るものでドル円クロス円伴に大きく下落し、損切が一巡したところで再び上昇に転じた。今回の数字は悪天候による一時的な落ち込みとの見方が広がったことや失業率が予想を下回ったことを背景に安心感からの円売りが進んだ。
発表前から今回の雇用統計への見方は割れていたことから発表後の相場の動きは読み切れていなかったが、まさに今回の動きはその迷いを表すものだ。最終的に、市場はFRBの声明通り米国経済活動は上向きとの見方を選択したことになる。
しかし、結果はQE縮小期待の表れとみられる長期金利の低下と同時にNY株式市場は大幅高となった。
今週の注目はイエレン新FRB議長の議会証言に集まる。今回の新興国問題による米国経済に与える影響をどう見るか。また、雇用統計の結果を一時的なものと判断するのかが焦点になりそうだ。これにより、3月のFOMCでの緩和縮小ペースを変えるのか維持するのかを占う事になる。しかし、最終的に来月の雇用統計の結果をみるまではFRBも判断は難しく、相場の動向を決めるにはまだ時間が必要だ。それまでは当面クロス円を中心にレンジの上限を探る展開とみる。
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[米ドル円]リスク燻るなかでレンジの上限探り

先週の米雇用統計発表直前に仕掛け的なドル買いが入ったが、結果は予想を下回りドルは下落。目先の損切を巻き込み101円37銭まで1円余り下落した。しかし、元々寒波による一時的な影響との観測もあり売り一巡後再び買いが強まり102円57銭まで上昇するなど荒っぽい動きとなった。結果的にNY株式市場は上昇しリスクオンからの円売りが進んだ。しかし、ドルの長期金利は低下するなど緩和縮小への懐疑的な見方も燻る。ドル金利低下はドル円の売りサインとなるが今の市場は株式市場の動向に準じた動きが強い。
今週は新興国リスクの後退もありドル円は底堅い動きが続くとみるが、イエレン議長の発言で梯子を外される可能性もある。
先週は100円台を3回試したが跳ね返されるなど、底固さを確認。今度は100円から105円の大枠レンジの上限を試しに行くとみるが、103円付近は半値の50%戻しでもあり基準線が位置する。ここを抜けても61.8%戻しとなる103円60銭付近が限界とみる。
今週のドル円予想レンジ:103円60銭(61.8%)~101円20銭(雲の下限)
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[ユーロ米ドル]独とユーロ圏GDPで一段の上昇期待


市場は先週行われたECB理事会で追加利下げを見送ったことで目先の売りリスクが後退し、強気に転じている。
先週末にドイツ憲法裁判所がECBの債券プログラム(OMT)の心理を欧州裁判所に付託することを明らかにしたことでユーロが下落。しかし、その後ECBがOMTはECBの範囲内に含まれるとの判断を示したことで買い戻されるなど、底堅さが目立った。
雇用統計発表直後に付けた高値1.3638から再び下落に転じたものの、引けにかけて結局面合わせで終えた。
一目の雲の下限を突き抜けて基準線を上回ったことから今週は買い先行で始まるとみる。
週末発表されるドイツやユーロ圏10-12月期GDPでは好調な結果が予想されることからユーロは雲の上限でもあり61.8%戻しでもある1.3730付近を目指すとみる。
もし、GDP発表前に高値を試した場合には、発表後には寧ろ利食い売りに注意したい。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.3730(61.8%)~1.3550
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[豪ドル円]連休明け中国動向と経済指標


先週のRBA会合で政策金利を据え置くとともに豪ドルが不快なほど高いという文言が削除されたことで豪ドルは上昇に転じた。それまでは新興国通貨の下落による影響から豪ドルも悲観的な見方が強まっていた。しかし、この声明を機に豪ドル円での直接的な買いなども入り上昇に転じた。
今週は豪州の重要指標の発表や、中国春節の休みから戻り本格的に市場に参入するため、この買いセンチメントでは買いのタイミングを探る展開とみる。
火曜日は豪州住宅価格指数が発表されこれまでの低金利効果の結果価格は高止まりすると予想される。木曜の豪州1月雇用統計では前月が悪化しただけにその反動による改善が見込まれている。
下降トレンドラインを上に抜けたことから次のレジスタンスはフィボナッチ76.4%戻しでもあり雲の下限である92円70銭付近が意識される。
今週のオージー円予想レンジ: 92円70銭~90円80銭
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