ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-02

[全般]市場に楽観的ムード広がる

注目のイエレン新FRB議長証言と債務上限引き上げ採決に向けた動きが市場のこれまでの不安感を払拭し楽観的なムードが広がった。
イエレン新議長の発言は市場に不安感を持たせないような内容が終始一貫した。注目されたテーパリングに対しては「雇用の改善や物価目標に向かって上昇していくようであれば縮小を継続」。雇用統計に関しては「12月と1月の雇用統計の低さは驚いたが米国経済の回復は続いており、寒波の影響もあり今後の雇用統計の結果を踏まえて判断」とした。また、新興国問題に対しては「米国経済に重大な影響なく、見守り続ける」と発言するなど、これまでのバーナンキ議長の政策を踏襲する格好となり市場に対し混乱を招くような内容はみられなかった。これを受け、2015年初旬にはゼロ金利解除の期待が高まり長期債利回りが上昇。ドルが上昇するとともに懸念された株価も大きく上昇するなど理想的な結果となった。また、この日は共和党下院で米国債務上限に対し無条件で引き上げることを認める方針を固めたことも市場に安心感をもたらした。
これを受け、市場には達観的なムードが広がりリスクオンからの円売りが一斉に強まった。ただ、ドル自体は長期金利が上昇してもドル買いには繋がらないという状況となった。
一先ず、議会証言というイベントが終了し、内容的にも無難なものとなったことで目先は円売りの動きが更に強まるとみてよいだろう。
今日の休み明け東京市場ではNY市場の株高を受け日経平均株価も大幅上昇して始まることになるだろう。ただ、既にNY市場で織り込み始めていることから利益確定の売りなども出やすい。
今日はBOEの四半期物価報告やECBドラギ総裁の講演などでポンドやユーロの下落リスクが高まる可能性もあり、その前に調整の動きに注意したい。



※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]リスクオンによりレンジの上限を試す

(米ドル円日足)




東京市場が休場の中で上海総合指数などアジア株が全般に底堅い動きとなったことを受けドル円やクロス円は全般に底堅い動きで推移。欧州市場ではイエレン新FRB議長の証言を控えもみ合いが続いた。
その注目のイエレン議会証言では注目されたテーパリングの縮小は今後も継続するとともに、新興国市場の混乱は米経済にとって深刻な問題にならないと発言。これらから、市場には安心感が広がりリスクオンからの円売りが強まった。発言後は上下に乱高下する場面も見られたが株価の上昇に伴いドル円は断続的に纏まった買いもみられ上昇。ほぼ高値圏でNY市場を引けてきた。今日の休み明け東京市場では一先ず利益確定の売りも出やすいものの、全般にドルロングは出遅れており下げたところでは買いが並んでくるだろう。
上値目途は102円80銭付近に一つレジスタンスがあるものの、パラボリックは売りから買いのサインに転換したことで勢いは続いており103円台前半を試す展開も予想される。ボリンジャーの中心線や61.8%戻しとなる103円20銭付近がレジスタンスとみる。


ドル円予想レンジ: 103円20銭(BB、61.8%)~102円20銭


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ECBドラギ総裁講演で利下げ発言に注目

(ユーロ米ドル日足)



(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140212_jikanashi.jpg



ユーロは下降チャネルの上限を完全に抜けずに押し戻されて終了。パラボリックはぎりぎりで売りから買いのサインが出たものの、その後は押し戻されるなど微妙なレベルで戻ってきた。イエレン議長の議会証言直後ユーロは下落したものの、クロス円の買いなどもあり再び上昇。しかし、1.3680の上限は重く結果的に米長期金利の上昇などもあり押し戻されほぼこの日の安値圏で引けてきた。
今日は欧州時間にECBドラギ総裁の講演が開かれるが、新興国の混乱もあったことから先週利下げを見送っただけに今回の議長発言に注目が集まる。今回のイエレン議長の発言から新興国の混乱も沈静化する中で再び追加緩和の可能性を示すようであればユーロはもう一段の下落も視野に入る。

ユーロドル予想レンジ: 1.3680~1.3600


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]悪材料でも底堅さを示せば上昇継続

(豪ドル円日足)



(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20140212_jikanashi.jpg



朝方発表の豪州10-12月期住宅価格指数は+3.4%と予想の+3.0%を上回り91円ミドルから一気に92円台に上昇した。東京市場が休場という事もあり薄商いではあったものの、オージーに対するレベル感からの買い意欲が強いことを示すものだった。
この日はイエレン新FRB議長の証言を控えているものの、クロス円の中で最も上昇が目立った。これまで、軒並み上昇が目立った主要通貨の中で寧ろ下落が続いたオージー円だけに上昇のポテンシャリティーは高い。
今日は中国貿易収支が発表されるが、もし予想を下回った時でも買いが強まるようであれば中長期の買いが入り始めたことを示すものと言える。
目先は一目の雲の下限や61.8%戻しとなる93円付近が重いレジスタンスではあるが勢いは強く、1月15日の高値93円40銭が次のレジスタンスとみる。

オージー円予想レンジ: 93円40銭~92円30銭


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。



テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する