[全般]市場に楽観的ムード広がる
イエレン新議長の発言は市場に不安感を持たせないような内容が終始一貫した。注目されたテーパリングに対しては「雇用の改善や物価目標に向かって上昇していくようであれば縮小を継続」。雇用統計に関しては「12月と1月の雇用統計の低さは驚いたが米国経済の回復は続いており、寒波の影響もあり今後の雇用統計の結果を踏まえて判断」とした。また、新興国問題に対しては「米国経済に重大な影響なく、見守り続ける」と発言するなど、これまでのバーナンキ議長の政策を踏襲する格好となり市場に対し混乱を招くような内容はみられなかった。これを受け、2015年初旬にはゼロ金利解除の期待が高まり長期債利回りが上昇。ドルが上昇するとともに懸念された株価も大きく上昇するなど理想的な結果となった。また、この日は共和党下院で米国債務上限に対し無条件で引き上げることを認める方針を固めたことも市場に安心感をもたらした。
これを受け、市場には達観的なムードが広がりリスクオンからの円売りが一斉に強まった。ただ、ドル自体は長期金利が上昇してもドル買いには繋がらないという状況となった。
一先ず、議会証言というイベントが終了し、内容的にも無難なものとなったことで目先は円売りの動きが更に強まるとみてよいだろう。
今日の休み明け東京市場ではNY市場の株高を受け日経平均株価も大幅上昇して始まることになるだろう。ただ、既にNY市場で織り込み始めていることから利益確定の売りなども出やすい。
今日はBOEの四半期物価報告やECBドラギ総裁の講演などでポンドやユーロの下落リスクが高まる可能性もあり、その前に調整の動きに注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]リスクオンによりレンジの上限を試す

東京市場が休場の中で上海総合指数などアジア株が全般に底堅い動きとなったことを受けドル円やクロス円は全般に底堅い動きで推移。欧州市場ではイエレン新FRB議長の証言を控えもみ合いが続いた。
その注目のイエレン議会証言では注目されたテーパリングの縮小は今後も継続するとともに、新興国市場の混乱は米経済にとって深刻な問題にならないと発言。これらから、市場には安心感が広がりリスクオンからの円売りが強まった。発言後は上下に乱高下する場面も見られたが株価の上昇に伴いドル円は断続的に纏まった買いもみられ上昇。ほぼ高値圏でNY市場を引けてきた。今日の休み明け東京市場では一先ず利益確定の売りも出やすいものの、全般にドルロングは出遅れており下げたところでは買いが並んでくるだろう。
上値目途は102円80銭付近に一つレジスタンスがあるものの、パラボリックは売りから買いのサインに転換したことで勢いは続いており103円台前半を試す展開も予想される。ボリンジャーの中心線や61.8%戻しとなる103円20銭付近がレジスタンスとみる。
ドル円予想レンジ: 103円20銭(BB、61.8%)~102円20銭
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[ユーロ米ドル]ECBドラギ総裁講演で利下げ発言に注目


ユーロは下降チャネルの上限を完全に抜けずに押し戻されて終了。パラボリックはぎりぎりで売りから買いのサインが出たものの、その後は押し戻されるなど微妙なレベルで戻ってきた。イエレン議長の議会証言直後ユーロは下落したものの、クロス円の買いなどもあり再び上昇。しかし、1.3680の上限は重く結果的に米長期金利の上昇などもあり押し戻されほぼこの日の安値圏で引けてきた。
今日は欧州時間にECBドラギ総裁の講演が開かれるが、新興国の混乱もあったことから先週利下げを見送っただけに今回の議長発言に注目が集まる。今回のイエレン議長の発言から新興国の混乱も沈静化する中で再び追加緩和の可能性を示すようであればユーロはもう一段の下落も視野に入る。
ユーロドル予想レンジ: 1.3680~1.3600
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[豪ドル円]悪材料でも底堅さを示せば上昇継続


朝方発表の豪州10-12月期住宅価格指数は+3.4%と予想の+3.0%を上回り91円ミドルから一気に92円台に上昇した。東京市場が休場という事もあり薄商いではあったものの、オージーに対するレベル感からの買い意欲が強いことを示すものだった。
この日はイエレン新FRB議長の証言を控えているものの、クロス円の中で最も上昇が目立った。これまで、軒並み上昇が目立った主要通貨の中で寧ろ下落が続いたオージー円だけに上昇のポテンシャリティーは高い。
今日は中国貿易収支が発表されるが、もし予想を下回った時でも買いが強まるようであれば中長期の買いが入り始めたことを示すものと言える。
目先は一目の雲の下限や61.8%戻しとなる93円付近が重いレジスタンスではあるが勢いは強く、1月15日の高値93円40銭が次のレジスタンスとみる。
オージー円予想レンジ: 93円40銭~92円30銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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