ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-02

[全般]円売りユーロ売り継続

アジア時間に発表された中国1月貿易収支は予想を上回る好調な結果を示すものとなった。これを受けアジア株全般が底堅い動きとなったものの、一方では理財商品がデフォルトに陥ったことが伝わるなど不安は残った。
イエレン新議長の議会証言が一先ず終了したことで再び中国や欧州市場の動向に市場の注目が移り始めている。
昨日はBOEの四半期インフレリポートが発表され市場はライン年早々にも利上げ期待実施への期待が高まりポンドは上昇。一方で、ECBのクーレ理事はマイナス金利を真剣に検討しているとの話が伝わるとユーロは下落。結果的にユーロポンドが大幅下落となるなど、ドルの動きは一先ず視野から離れた格好だ。
NY市場ではNYダウが小幅下落に転じた一方で長期崎利回りは上昇。昨日のイエレン証言によりテーパリングの継続期待が高まったことが影響。この反応はまともな反応でもあるが、米国経済の回復期待は強く調整的な下落に留まるとみる。
為替市場は長期債利回りの上昇によるドル買いを見込むのか、株安によるリスクオフからの円高を見込むのか不安定ではあるものの、最終的に株との連動性は強い。
結局、米国市場の動向を見極めきれないこともあり市場はドルからユーロやポンド、そして円といった通貨に注目が移った。
ただし、イエレン新議長の発言により当面は市場に安心感が漂う中で全般にリスクオンの動きは継続。
今日は米小売り売上や新規失業保険申請件数が発表されるが、予想を上回る結果となった時のNYダウの反応を見極めたい。もし、予想を下回った場合でも株価の下落が限定的となれば円安はもう一段進む可能性が高まる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]保ち合い収束から上放れも

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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NY市場ではNYダウの小幅下落に対しナスダックは小幅高となるなど方向感を掴みかねる中で、ドル円もこう着状態が続いている。日足をみると103円が徐々に意識されている。このレベルにはボリンジャーバンドの中心線や一目の基準線、そしてフィボナッチの50%戻しにあたるだけに強いレジスタンスとして意識される。
時間足をみると三角保ち合いが収束してきたことで、今日明日にはどちらかに放れる可能性が高まる。
前日のイエレン新FRB議長の議会証言で一先ずテーパリングの継続や新興国からのリスクにならないといった発言により目先のリスクは後退。リスクオンからの円売りは継続するとみればドル円は上に放れやすい。しかし、103円付近では上値を抑えられることになり、利食い売りはその近辺で出しておきたい。
中国の理財商品のデフォルトなど、依然としてリスクは燻る中で、方向性はみられない。
暫くレンジ内での動きの中で細かく利ザヤを稼ぐ方が効率はよさそうだ。

ドル円予想レンジ: 103円00銭~102円20銭

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[ユーロポンド]ECBとBOEの異なる政策

(ユーロポンド日足)

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昨日のロンドンタイムでBOEは四半期インフレリポートを発表。失業率が7.1%と目標の7%に近づいたことでBOEはフォワードガイダンスの見直しを余儀なくされた。
今後は人員の余剰など5つの要素を取り入れることを発表。また、経済見通しも2014,15年、16年とそれぞれ上方修正したことで来年初旬にも利上げ実施の可能性が高まった。
一方、ECBのクーレ理事マイナス金利を非常に真剣に検討していると発言。また、フランス中銀のノワイエ総裁はユーロ圏の回復が米国に遅れているにも拘らずユーロの強さは興味深いと発言。
BOEの利上げ期待に対し、ECBの一層の緩和政策が強まるなど異なる金融政策の違いが浮き彫りになった。これを受けユーロポンドは31.8%戻しとなる0.83を下抜けし1.8290まで下落。依然として上値の重い展開が続いている。
日足チャートでは1月22日に付けた安値0.8167で一旦はサポートされるとみるが、抜ければ下降チャネルの下限を目指す展開とみる。

ユーロポンド予想レンジ:0.8200~0.8100

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[豪ドル米ドル]米1月小売売上に注目

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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中国の1月貿易収支が318.6億ドルと予想の234.5億ドルを上回る黒字額となったことを受け豪ドルは急伸。アジア株全般が底堅い動きとなったことでリスクオンからの豪ドル買いが進んだ。しかし、理財商品のデフォルトの話が伝わったことなど不安感も燻り一本調子の買いは続かなかった。
欧米市場では米長期金利の上昇などを受けドル買いによる豪ドルは利益確定の売りに押され、結局味市場での上げ幅を解消され往って来いとなった。
2月4日のRBA会合から始まった豪ドルの上昇もここにきて一服感が出始めた。
昨日の高値0.9066ドル付近で抑えられることになれば1月13日につけた高値0.9085とダブルトップを形成することになる。
しかし、底堅いドル円の動きもあり豪ドル円の買いも継続する中で豪ドルはもう一段の上昇が期待できる。
今日は様子見気分が強く、アジア市場で上値は一旦抑えられそうだ。
今日のNY時間に発表の1月米小売売上次第では豪ドルの流れが変わる可能性がある。
先月1月14日に発表された米小売り売上は予想を上回り長期金利が上昇し豪ドルは下落に転じていることから注目したい。

オージードル予想レンジ: 0.9085(1月13日高値、38.2%)~0.8980(23.6%)

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