[全般]日銀政策会合への期待と失望
週明けの東京市場では早朝に10-12月期GDP速報値が発表され円高がすすんだ。速報値は年率+1.0%と4四半期連続上昇となったものの、市場の予想+2.8%を大きく下回った。これを受け日経平均株価が下落して始まり円も全面高で始まった。しかし、成長率が鈍化したことで寧ろ日銀の追加緩和への期待が高まり、午後に入ると株価やドル円は根を戻した。
欧州市場に入ると先週まで下落したドルの買い戻しの動きが強まりドル全面高でスタート。ドル円の上昇に伴いクロス円でも買いが強まった。また、ユーロもイタリア新政権への期待から買いが強まるとユーロポンドの買い戻しも入りポンドは下落するなどクロス取引中心となった。
結果的に、ポジション調整的な動きが中心となり、依然として方向感の乏しい動きが続いている。
今日は日銀政策会合が開かれ、黒田総裁の記者会見に市場の注目は集まっている。最近の日銀関係者の発言で追加緩和期待の後退やGDPの落ち込みなど、米株価の上昇と比較して日本は低迷していることから市場の期待は高まる。
特に、先週のイエレン新FRB議長の証言で米国市場に安心感をもたらしたこともあり、今回は日銀への過度な期待が広がっている。
しかし、今のところ緊急に追加緩和を実施する状況でもなく、週末のG20を控え黒田総裁はこれまでの政策を維持するとみられる。口先だけではなく追加緩和への具体的なものが出れば別だが、それは難しそうだ。
ただ、今回の相場展開はドル安を中心とした相場展開であり、円高に振れるのは一時的なものとみる。
寧ろ、今日のNY時間に発表される2月のNY連銀製造業景気指数で悪天候の影響が残るのか注目したい。
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[米ドル円]短期の下落トレンド継続


先週末のNYダウが大幅上昇して引けたことで週明け日経平均株価上昇への期待もありドル円も底堅い動きが予想された。しかし、朝方発表の10-12月期GDPが予想を大きく下回ったことで株価が下落して始まるとドル円も101円38銭まで売り込まれるなど軟調な地合いでスタート。
しかし、景気の減速は日銀の追加緩和を後押しするとの見方が強まると株価とともにドル円は持ち直した。欧州市場に入ると先週売り込まれたドルの買い戻しも入りドル円は102円直前まで上昇。クロス円も全般に強含むなど日銀への期待が高まった。
時間足と日足チャートでは下落チャネルが依然として継続。
今日の日銀会合では特に新たな追加緩和への言及がない限り寧ろ失望売りが出やすく円高リスクは依然として高い状況とみる。ただし、今の相場は円よりもドル中心相場でもあり下落幅は限定的とみる。連休明けのNY市場の動向に注目したい。もし、2月も悪天候の影響を受け軟調な結果となればドル安が強まる可能性が高い。
ドル円予想レンジ: 102円40銭~101円20銭(2月6日安値)
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[ユーロ米ドル]ダブルトップ形成か


先週のドル安の流れを継いで週明けのユーロドルは底堅い動きでスタート。欧州市場に入るとNY市場が休場という事もありポジション調整と思われるドルの買戻しがみられたが、それも一時的。イタリア新政権への期待が高まりユーロは対ドルだけではなく対ポンドでも買いが入り一目の雲の上に浮上して引けてきた。
ただ、1月24日に付けた高値1.3740ドル付近はフィボナッチの61.8%戻しでもあり、このレベルを超えられなければダブルトップを形成する。そのため、この近辺では利益確定の売りや短期の投機筋が売りを仕込んでくる可能性が高く、簡単には抜かせてくれないだろう。一目の雲から顔を出したものの雲は下降を描いており上限に沿った動きになりやすい。今日のNY市場で米国長期金利が更に低下するようであれば上値を試すチャンスとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3740( 61.8%、1月24日高値)~1.3660(38.2%)
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[豪ドル円]三角保ち合い上放れ


短期的にオージー円は三角保ち合いが収束し、そろそろどちらかに放れる可能性が高まっている。形は上昇型トライアングルとなり92円30銭付近を抜けて上に放れると予想される。ただ、相場の勢いはそれ程強いわけではなく上昇しても76.4%戻しとなる92円50銭が限界とみる。93円手前には一目の雲があり2月12日もこのレベルで押し戻されている。また、このレベルは1月22日の下落が始まったレベルでもあり、先日はダブルトップを形成。
反対に、日銀会合で現状維持となれば失望売りから下に放れる可能性もあるが、全般に底が切り上がっており、下げたところは買いのチャンスとみる。
オージー円予想レンジ:92円90銭~91円50銭
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