[全般]FOMC議事録の景気見通しと実体
前日の日銀会合で資金供給枠を倍に期間を延長したことからドル円は上昇したが、その上昇幅は一日で押し戻されるなど、ドル円の上値の重さが印象的となった。
その中で、昨日のNY時間に発表された米1月住宅着工件数は-16.0%と予想の-4.9%よりも大きく落ち込んだ。雇用統計や小売売上、そして鉱工業生産など悪天候の影響からの落ち込み同様ある程度織り込んでいたことから、それ程市場へのインパクトはなかった。しかし、同時に発表された比較的天候の影響の少ない住宅許可件数も93.7万件と予想の97.5万件を下回った。一時的な影響とみられていた天候の影響が徐々に深刻化するとの見方も浮上し始めている。それに対しFOMC議事録では昨年後半の経済が強くなっているとし、ゼロ金利解除を早めにすることが望ましいという意見があった。これを受け長期債利回りは上昇し株価は下落、同時にドル買いが進んだ。また、この日はロックハート・アトランタ連銀総裁が資産購入は年内に終了するとの予想を示したこともゼロ金利解除が早期に実施されるとの思惑から金利が上昇。
しかし、悪天候による経済への影響は今のところ未知数であり、昨日の動きは一時的であり市場の不透明感は払しょくされない。IMFは新興国経済に懸念を示したことで昨日はランドなどが下落。FOMCでも新興国の混乱が長期化すれば米国のリスクになる可能性が指摘されていた。
日銀政策発表と同様にFOMC議事録効果も一時的なものに終わり、方向感を掴みきれずにもみ合いは継続。
ちょっとした材料には敏感に反応するものの、短期的な取引が目立つ中で往って来いとなりやすい状況は変わらない。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]全般に上値の重い展開


東京市場では前日大幅高となった反動もあり日経平均株価が3日ぶりに反落したことでドル円も上値の重い展開で始まった。欧州市場に入るとその売りは加速。前日の日銀会合で上昇する直前のレベルとなる101円80銭付近まで押し戻され往って来い。結局、レンジの上限と試したものの、抜けきれずに上値の重さを再確認した格好だ。
昨日のFOMC議事録公開で米長期金利が上昇したことでドル買いが強まったものの、株価が下落したことで円買いの動きも強まりドル円はこう着状態が続きそうだ。
一旦落ち着きを取り戻した新興国通貨もFOMC議事録発表前後で再び売りが強まっていることもあり、リスクオフからの円買いがじりじりとドル円を押し下げる。
ボリンジャーバンドの中心線の位置する102円65銭付近で上値が抑えられたことで、次は下値を再度試す展開が予想される。
ドル円予想レンジ: 102円60銭~101円70銭(76.4%)
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[ポンド円]BBの中心線で下支え


今年に入りポンド円は下降トレンドが続いているものの、2月に入ると買いが強まった。
しかし、昨日の英国1月雇用統計では失業保険申請件数は減少したものの失業率が7.2%と予想の7.1%を上回るなど、これまでの強気とみられた景気回復期待に水を差した。発表後売りが強まり上昇トレンドを下回った。その後再び買いが強まったものの上昇トレンドを上回ることが出来ずに引けてきている。
日足のボリンジャーバンド中心線で下値を支えられたことでまだ上昇の余地は残った。
このサポートを下回るか、或いは上昇トレンドにサイド乗せてくるか今日の動きは正念場になる。
ポンド円予想レンジ:171円20銭(上昇トレンドライン)~169円40銭(BB中心線)
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[豪ドル円]92円を中心に底堅い動き継続

オージー円は徐々に上値を切り下げており、今日の中国1月PMIで予想を下回るようであればサポートを下回る可能性が高まる。
昨日の東京市場では米長期債利回りの低下によりドルは全般に上値の重い展開の中でドル高と円高がせめぎ合う動きとなった。
NY市場に入ると経済指標の悪化やFOMC議事録でテーパリングが今後も継続するとの見方が強まり長期債利回りは上昇。ドルが買われる中で株価の下落による円高とのせめぎ合いといった動きから、結果的にオージー円は綱引き状態が続いている。
三角保ち合いを上に抜けたものの、前回の高値となる92円95銭と面合わせとなり押し戻された。92円というのはオージー円にとってはニュートラルのレベルで居心地の良いレベルでもる。週末のシドニーでG20が開催されることから豪ドルを押し下げる発言は出にくいことから下値は限られる。中国PMIで予想を下回ったとしても、最終的に92円に戻るなど底堅い相場展開が予想される。
オージー円予想レンジ:92円60銭~91円70銭
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