[全般]ドルからユーロやポンドへ
中国PMIが2か月連続で50を下回ったものの新興国通貨は寧ろ回復の兆しが見え始めた。欧州市場でもウクライナの混乱やドイツやユーロ圏PMIが予想を下回ったもののユーロは寧ろ上昇するなど堅調な地合いを示した。
また、日本では日銀が資金供給枠を2倍に拡大し1年間延長するなど予想外の政策を打ち出したことからドル円は一時下落から上昇に転じた。しかし、貿易赤字が過去最大となるなど円安要因となる材料にもかかわらずドル円は積極的な買いがみられず結果的に狭いレンジ相場が続く。
悪天候による米国の景気減速がテーパリング継続に影響するかと思われたが、その一時的なものとして、長期金利は上昇に転じドル買いも見られた。しかし、不安感が払しょくされたわけではなくNY株価も不安定な動きが目立つ。
また、ドル円も日銀の追加緩和期待の後退から円の買い戻しが強まったものの、円高リスクが燻ぶる中で方向感は乏しく、今週も下落リスクを抱えながらもレンジ内での動きが継続すると予想される。
今週はドルや円の方向感が掴めないなかで、日中も活発な動きがみられるユーロやポンドに市場の注目は集まりそうだ。
今週はドイツのIfo景況指数やGDP,そしてユーロ圏CPIなどECB政策にかかわる重要な指標発表を控える。また、ドラギ総裁の議会証言ではインフレ目標を下回る中で追加緩和に言及すればユーロは下落に転じる可能性が高い。
景気回復による金融緩和からの転換が予想以上に早まるとの見方が強まる英国に対し、デフレ脱却を目指すECBとの政策の違いからユーロポンドの売りが継続。
今週は英国10-12月期GDPや金曜にはカーニーBOE総裁の講演もあり、強い景気見通しが示されればポンドの上昇に拍車がかかりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]三角保ち合い収束で動きにくい展開継続


ドル円は日銀の追加緩和期待が再び強まるものの、米国経済指標の悪化などドル下落リスクの燻りなどもあり動きにくい展開が予想される。日足チャートをみると一目の厚い雲の中で三角保ち合いが収束する動きがみられる。クロス円も全般に天井圏で上値を抑えられていることからドル円も103円付近の上値が重くなっている。103円台では輸出など実需の売りが並んでいるとの見方も根強い。一方、週足でみるとボリンジャーバンドが101円前半でボリンジャーバンドの中心線が下支えとなっている。
ドルの下落リスクを睨みながらも日銀の追加緩和期待もあり、下げた場面では依然として買いが並ぶ展開は変わらない。
結果的に、今週も狭いレンジ内でのもみ合い継続とみる。
今週のドル円予想レンジ: 103円40銭(1月31日高値)~101円10銭(週足BB)
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[ユーロ米ドル]欧州経済指標とドラギ総裁発言に注目


混乱が広がったウクライナ情勢が一先ず落ち着きを取り戻したものの、分裂の危機の燻りからユーロの上値は重い。先週発表されたドイツやユーロ圏の経済指標も予想を下回るなど、再びECBによる追加緩和期待が高まる。
今週はユーロ圏消費者物価指数の1月改定値と2月の指標が発表される。ECBのインフレ目標とする2%を大きく下回るようであれば来月の会合で追加緩和の可能性が高まる。また、今週木曜日のドラギ総裁の講演でも追加緩和が示される可能性もありユーロの下落リスクは燻る。
週足の一目では基準線が1.38ドル付近に位置し強いサポートとなる。また、日足でも1.3620付近には基準線が位置しフィボナッチの50%戻しとなり、今週の底値とみている。
上値は昨年10月から何度も跳ね返された1.35前半は今週も抑えられそうだ。
ユーロドル予想レンジ:1.3830~1.3620(50%)
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[ポンド円]下降トレンドラインに上値抑えられる

英国の景気回復が予想以上に強く、利上げ期待から上昇が続いたポンド円も一服感が出始めた。
先週発表されたCPIが予想を下回り小売売上も低下した。失業率も上昇するなど早期利上げ観測が後退したことで買いの勢いは減速。日中もふくめ連日上下に激しい動きが目立った。
今週は英国10-12月期GDPの発表や、週末にはカーニーBOE総裁の講演も控え下落リスクに繋がる可能性が高い。
年初からの下降トレンドラインで先週は二度跳ね返されダブルトップ気味の形が気になる。一目の雲の上限付近でのもみ合いからポジション調整の売りが入りやすい週とみる。
ポンド円予想レンジ:171円70銭~168円80銭(38.2%、基準線)
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注意喚起
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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