ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-02

[全般]地政学的リスクと米景気の底堅さ

昨日のアジア市場ではNY市場で米景気の改善期待からドル円は底堅い動きで始まったものの、日経株価の上値の重さから伸び悩んだ。欧州時間に入りウクライナ南部で武装勢力が地方政府を占拠したことが伝わりユーロが急落。また、この日発表のドイツCPIが予想を下回ったことからECBへの利下げ観測が高まった。ドル円も地政学的リスクの高まりから安全通貨の円が買われ101円71銭まで下落するなど全面高。結果的にユーロ円が最も下落率の高い通貨ペアとなった。
しかし、NY市場に入ると雰囲気が一変。悪天候による影響が懸念されていた1月米耐久財受注が予想を上回ったことで株価が上昇しリスクオンからの円買いが強まりドル円クロス円ともに買戻しの動きが活発となった。また、イエレンFRB議長の議会証言では景気判断は変わらず、テーパリング継続により秋には量的緩和が終了すると発言。前回の証言と内容的には変わらず難なく終わったことも市場に安心感が広がった。
米国景気改善への期待に対し、ウクライナや中国問題などリスクオフに陥りやすいといった不安がクロス。慎重な取引が続いている。
今日は月末ということから東京市場では実需の買いが出やすいものの、目先はリスクが燻るなかでドル円やクロス円などは下値を試す展開が予想される。
また、欧州ではCPIの低さが目立つ中で今日のユーロ圏CPIが予想を下回るようであれば追加利下げ観測の高まりからユーロ売りが円上昇を促すきっかけになるか注目される。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]アジアと欧米市場の温度差

(米ドル円日足)



(米ドル円時間足)

USD_JPY_20140228_jikanashi.jpg


アジア市場では底堅い動きのドル円も海外市場では押し下げられるというパターンが多い。今日も月末ということから実需の買いが入りやすく、特に前場では底堅い動きが予想される。ただ、ウクライナ問題による欧州市場ではロシアとの関係悪化などの懸念が燻り、リスクオフの動きになりやすい。一方、NY市場ではイエレン議長の議会証言というイベントも終わり経済指標も米景気改善傾向を示すものが見え始めている。欧州市場で円高が進んだとしても堅調なNY株式市場の動きが円売りを促す。
最終的に101円ミドルから103円付近のレンジを超える勢いはなく、市場のコンセンサスもない。一目の雲の下限を下回ってきたことで売りが優勢となっているだけに、今日はアジア市場で高値付近を売って欧米市場で下げたところを買い戻すというのがリズム的にあっている。


ドル円予想レンジ: 102円40銭(76.4%)~101円40銭


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]追加緩和期待とウクライナリスク

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140228_jikanashi_201402281016294dd.jpg


(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20140228_hiashi.jpg


追加緩和への抵抗を示すドイツの2月CPIが予想を下回ったことでECBへの追加緩和期待が徐々に高まりつつある。今日はユーロ圏2月の消費者物価指数の速報値が発表される。前月の0.8%から0.7%に低下すると予想されるが、予想を下回るようであれば更に来週のECB理事会での追加利下げへの期待が高まりそうだ。また、ウクライナで新ロシア派が地方政府を占拠するなどユーロにとってはネガティブ材料が重なる。昨日は下値を試した後にNY市場で一気に押し戻されるなど行って来い。
下値を確認した観もあるが、依然としてユーロ売りの圧力は続いている。
一目の雲に一旦は支えられたものの、今日のユーロ圏HICPや、ウクライナ情勢次第では再度下値を試す展開が予想される。


ユーロドル予想レンジ: 1.3730(76.2%)~1.3620(雲の下限、50%)


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円]ボリンジャーのサポートと下降ライン

(ポンド円日足)



(ポンド円時間足)


GBP_JPY_20140228_jikanashi.jpg


ほぼ半月間レンジ172円から169円のレンジに挟まれてポンド円はもみ合いが続いている。その中でじりじりと上値が少しずつ切り下げてきていることから、今日は下落リスクが優勢とみる。ただし、レンジの底値を割り込むまでのコンセンサスはないことから下値を試した後は再び押し戻されるなど依然として行って来い相場が続くだろう。
ポンド自体は景気の回復も強く金融政策の転換は米国以上に早まるといった見方に変わりはない。ただ、高値圏でのもみ合いが長く続きすぎると一旦はロングの振り落としがないと上にもいけない。ボリンジャーバンドの中心線で昨日も折り返しており、今日もこのレベル169円20銭手前で買い戻すことにしたい。ポンド円は動き出すと予想以上に値幅が広いことから順張りで入ることをお勧めする。



ポンド円予想レンジ: 170円80銭~169円20銭


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する