[全般]相場の方向を見極める週
先週はG20が開かれ新興国問題が一先ず落ち着きを見せたものの、ウクライナ情勢の緊迫化や不安を抱える中国経済などからリスクオフの動きが強まるなか、良好な米国の経済指標が相場を下支えする展開となった。また、イエレンFRB議長の議会証言ではテーパリングを継続し秋には量的緩和終了の可能性を示すなど、イベントが無難に終了。しかし、方向感は依然として定まらずレンジ相場が続いた。
今週は追加緩和が実施されるか注目のECB理事会が開かれる。先週発表されたユーロ圏消費者物価が予想を上回ったことで追加緩和期待が後退しユーロは上昇に転じた。しかし、依然としてインフレ目標を大きく下回る状況下で利下げの可能性を残すもので、発表前後には再び不安定な動きが予想される。
米国では火曜日にフィッシャー新FRB副議長の公聴会や2月の雇用統計が波乱材料になりそうだ。
量的緩和策などに対し否定的な意見を持つフィッシャー副議長だけに、発言次第では株価下落、債券利回り上昇の動きから円買いドル売りの動きに反応しそうだ。
2月雇用統計では悪天候の影響が残れば予想を下回る可能性もある。
その他にはRBA会合で緩和期待の後退が強まるのか。
BOE会合では利上げの可能性を示唆する内容となるかなど、今週は各通貨の相場の流れを占ううえで重要な週になる。
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[米ドル円]三角保ち合い下放れ、雲の下限下回る

ウクライナの緊迫した情勢は今週も継続。中国の不動産取引の引き締め強化や大量のドル買い介入などによる市場の不安材料が今週も円高リスクとして残る。
また、フィッシャー新FRB副議長の公聴会で早期のゼロ金利解除に期待が広がればNY株価の下落による円高リスクと長期金利上昇に伴うドル高の可能性が高まる。
週末の米雇用統計では2月の寒波がどこまで影響するかで予想は定まらない。今のところ、寒波の影響で雇用者数の予想以上の減少が見られたとしても、次回にはその反動が表れるとの期待があり、大きな下落にはなりにくい。しかし、一時的な下落に注意が必要だ。
先週は日足の三角保ち合いが下に放れ、一目の雲の下限をも下回った。本格的な下落に陥る可能性は低いとみるが、一時的に100円台を見に行く場面はありそうだ。
ドル円予想レンジ:102円80銭(2月高値)~100円80銭(今年安値)
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[ユーロ米ドル]追加緩和期待とウクライナリスク

先週末に発表されたユーロ圏CPIが前月から更に低下するとの見方があった。しかし、結果は+0.8%と予想の+0.7%を上回ったことで物価下げ止まり感が広がった。今週のECBでは追加緩和が実施されるとの思惑が後退しユーロはショートカバーを誘い100ポイント余り上昇した。一目の雲で下げ止まったことから底堅さが感じられる。しかし、ユーロが大きく上昇しすぎるとそれだけ追加緩和の可能性がむしろ高まりかねない。今週のECB理事会で利下げがなかったとしても今後マイナス金利も含めドラギ総裁は通貨を押し下げるべく緩和姿勢を強化する可能性が高い。まずは本日月曜の23時から欧州議会で行われるドラギ総裁の発言に注目したい。
ユーロドル予想レンジ:1.3900(12月27日高値)~1.3640(38.2%&雲の下限)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]RBA会合と中国不安で上値は重く


先週の豪ドル円は連日の陰線となり、今週もその下落トレンドが継続するかRBA会合での声明に注目が集まる。
先週の下落要因はウクライナの緊張によるリスクオフの円買いが進んだだけではない。中国の不動産規制の引き締めで上海株が下落したことや、元安を誘導する大量のドル買い介入を実施するなど中国への不安の高まりだ。また、設備投資が大幅低下するなど国内経済への懸念もある。
今週火曜日には10-12月の経常収支や1月住宅許可件数の発表やRBA会合が開かれる。
前回の声明では通貨に対し不快なほどといった文言が削除されたことで買いが強まったのは、新興国問題の高まりに対する配慮もあったとみられる、しかし、今回は新興国問題が一先ず落ち着きを取り戻しており、景気などへの配慮から再度通貨への言及や追加緩和の可能性を示唆する可能性もある。しかし、売りはだいぶ一巡していることから下値は限定的とみる。
今週は一目の雲に突入することは間違いなく、雲に沿った横ばいが継続するとみる。
豪ドル円予想レンジ: 92円00銭~90円00銭(61.8%)
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