ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-03

[全般]リスク回避の後退から米経済指標へ注目移る

東京市場では日経平均が安く始まったもののドル円やクロス円が底堅い動きとなり株価もつれ高となった。
ドル円やクロス円では安値レベルを実需筋の買いが入った模様。底堅さが続く中で株式市場がちょうど終了した直後ドル円やクロス円が急上昇した。プーチン大統領が軍事演習中の部隊に基地へ帰投を命じたとの報道でリスク回避の動きが一気に後退したことが要因だ。
これを受け欧米株式市場も前日と打って変わり大幅上昇に転じた。
NY株式市場が大幅上昇で始まるとリスクオンの動きが強まり円全面安となった。また、長期債利回りも上昇に転じドル買いも伴いドル円は102円台に乗せるなど底堅い動きとなった。前日に発表された米ISM製造業が予想を上回ったものの、緊迫化したウクライナ情勢で市場は無視。先週からみられる米景気回復を示す指標に対し市場は遅ればせながら注目が戻ってきた。
NY時間に開かれたプーチン大統領記者会見で「ウクライナに軍隊を送る必要はまだない」と発言したことで目先の危機は回避された。
市場は再び今週の注目材料となるECB会合や雇用統計に目が向き始めている。
昨日は米シンクタンクレポートで今週のECB会合で利下げを実施する可能性が高いとの記事を流しユーロが売られる場面があった。
今日の東京市場では昨日のNY市場の活況を受け日経平均も強気で始まりドル円も底堅い動きが続くとみる。しかし、完全に危機が去ったわけではなく上値では実需の売りなどが並ぶと思われる。まだ、市場の不安感が残ることから下振れリスクを見ながら下げたところは買いを入れておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]底堅さ確認

(米ドル円日足)



日経平均が上昇しドル円も底堅い動きが続くなか、ウクライナからのロシア軍撤退のニュースでドル円クロス円ともに一気に上昇。NY株式市場も前日と打って変わり大幅上昇となったことでドル円はほとんど戻しもみられず102円台に乗せた。
ほぼ高値圏での引けとなったことで買いの意欲が強いことを示すものだ。ただ、この102円30銭付近というのは三角保ち合いが下に放れる直前のレベルでもあり、一目の雲の下限が位置するレベルで、強いレジスタンスとなる。このレベルを超えるようであれば三角保ち合いの上限であり50%戻しとなる102円80銭付近が次の上値目標となる。
今回のウクライナ危機でも101円台を割り込まなかったということはドル円の底固さがむしろ確認できたことになる。当面は101円前半が大底になったとみてよい。


ドル円予想レンジ:102円80銭(50%)~ 101円80銭(先週NY終値)


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[ユーロ円]利下げ観測再浮上

(ユーロ円日足)



東京市場の終わり付近で伝えられたロシア軍撤退のニュースで一気にリスクオンによる円売りが進んだ。このニュースでドル円だけではなくユーロ円の直接の買いが散見されるなど、投機的なものというよりも買い切りが入ったとみてよい。ただ、まだ足の速いマネーということからいつ投げてくるか注意して買うことだ。
昨日のNY時間に一部米シンクタンクが「今週のECB会合で中期的なインフレ見通しを受け政策金利を引き下げる可能性が高い」という内容のレポートを出した。これを受け一時ユーロ売りが強まったものの、ドル円の上昇の方が上回ったことでユーロ円は堅調な地合いが続いている。今週に入りユーロ円は一目の雲の下限を下回りレンジの下限となる139円付近まで下落。しかし、早期のロシア軍撤退という動きにより再び雲の中へ突入。結局レンジ内での動きが続いている。
今日はレンジの上限となる141円前半を試す展開とみるが、ECBの追加利下げ観測が漂う中で、上限付近では売りを出しておきたい。


ユーロ円予想レンジ:141円10銭[3月1日高値]~139円90銭(雲の下限)

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[豪ドル円]利下げ観測後退と好調な経済指標

(豪ドル円日足)



朝方発表された豪州住宅建設許可件数が+6.8%と予想の+0.5%を大きく上回り豪ドルは上昇。RBA会合を直後に控えていることから反応は限定的と見られたが、しっかりと買いが出た。RBA声明では現在の金融政策は適切であるとしたことで買いが強まった。しかし、同時に豪ドルが過去の基準では高いことが伝わると一気に売られるなど上下に激しい動きとなった。しかし、最終的にウクライナ情勢が沈静化する見方が強まるとリスクオンからの買いが強まり、ほぼ高値圏での引けとなった。
再び一目の雲の上限まで戻されたものの、91円60銭レベルは先週末にウクライナ情勢が緊迫したことで売りが強まる前のレベルでもあり意識されている。
中国金融市場の不安は残るものの、好調な経済指標や追加緩和期待の後退などから当面底堅い動きが期待できる。
91円70銭は61.8%戻しでもあり、このレベルで抑えられるようであれば91円前半まで押し戻されるとみる。ただ、ドル円が目先の底値を確認したことで下押しは買いのチャンスと見る。

豪ドル円予想レンジ: 92円10銭(76.4%)~91円20銭


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