[全般]リスク後退から次はFOMCへ注目集まる
欧米市場では株価が軒並み上昇に転じた。欧米の具体的な制裁措置が出されなかったことで軍事衝突など最悪な状況は回避されたとの見方もあり市場のリスクオフの動きが後退。
NY時間に発表されたNY連銀製造業景況指数は予想を下回ったものの市場の反応は見られなかった。一方、米2月鉱工業生産が+0.6%と予想の+0.2%を大きく上回ったことで株価は上昇。悪い材料には反応せず好材料だけに反応するといったリスクオン特有の動きとなっている。
ウクライナ情勢は依然として燻るものの、結果は想定内ということから一先ずリスク回避の動きは後退。市場は今日から始まるFOMCに注目が集まっている。
テーパリングの100億ドルというペースはそのまま継続することは既に織り込まれており、注目はフォワードガイダンスに集まる。6.5%の失業率目標は変更されることはほぼ間違いなく、今後ゼロ金利解除の目安となる指標などが明らかになるだろう。ただ、結果的にこのような動きは市場に緩和政策の長期化を示すもので、株式にとってはプラス材料になる。一方、長期金利は上昇に転じることになるが今の為替市場では金利よりも株価からの影響が大きく、円安材料となりそうだ。
ただ、今後もロシアのウクライナへの軍事行動の可能性が残ることから不安定な動きが続くことになりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]最悪な状況は回避され円高修正も一服


クリミアがロシアへの編入を承認したことで懸念された欧米の制裁措置も具体的なものがみられず、軍事行動という最悪な状況は回避された。
一先ず最悪期は脱したことで先週末にかけて強まった円高の動きは収まりその巻き戻しの動きが昨日は目立った。NY株式市場が大幅高となったことで今日の東京市場では日経平均の上昇がドル円をもう一段押し上げる可能性が高い。ただ、今回の動きはあくまで巻き戻しの動きであり積極的な買いにはつながらない。時間足を見るとソーサーボトムを形成しており、この特徴としては上昇前にここからはしばらく横這いになりやすい。
上値の目安としては時間足のフィボナッチ38.2%戻しでもあり日足ボリンジャーバンド中心線となる102円20銭が意識される。
ドル円予想レンジ102円30銭(BB)~101円50銭
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[ユーロ円]ウクライナ危機によるユーロ回避の動きも一巡


クリミア住民投票でロシア編入承認が確定。ロシア大統領も国家として認める署名をしたことで、欧米は更なる制裁措置を実施すると発表。しかし、軍事行動といった最悪な状況は今のところ見られず市場には安心感が広がった。噂で売って事実で買うといった格言通り、先週のポジションの巻き戻しが断続的にみられた。先週はロシアやその周辺国から資金がユーロにシフトする動きが目立った。その資金は今のところユーロから戻る気配は見られない。しかし、今後のウクライナ情勢に大きな変化がなければじりじりと資金がロシアへ還流する動きが強まるだろう。対ドルでも1.4ドル手前で欧州からのけん制発言がみられただけに、今のところ上値は限定的と見る。ただ、一目の雲の上に出たことや中期の上昇チャネルは継続している。
今日はもう一段上値を試す展開が予想され、141円前半では買いを入れておきたい。
ユーロ円予想レンジ:142円20銭~141円20銭[基準線]
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[豪ドル円]利益確定の売りに注意


週明けの東京市場ではクリミア選挙の結果を受けもう一段の下落が強まると思われが、むしろ材料出尽くし感から買いが強まった。人民元の変動幅拡大による影響が懸念された上海総合指数も上昇するなどリスクオンの動きから主要通貨の中でも豪ドルが特に上昇。対ドル対円で纏まった買いが入った模様。ただ、ウクライナ危機が去ったわけではなく先週の下落に対する調整の動きが終われば再び売りが強まる可能性が残る。
最近の豪ドルは米国株式市場の動きに影響されやすくなっており、明日のFOMCで緩和政策の継続が確認されるようであれば、もう一段の上昇が見込まれる。
今日は調整の買いも一服したことで、93円手前では利益確定の売りが出やすいので高値買いに注意したい。
豪ドル円予想レンジ:92円80銭~92円00銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
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