ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-04

[全般]FOMCと日銀会合で日米金融政策の違い

日本が休場となったことでアジア市場は開店休業状態となった。しかし、欧州市場が始まるとポンドの動きが活発となり、それに触発されたようにドル円やユーロが活発に動き始めた。ウクライナ問題を巡りEUのロシアに対する制裁措置が限定されたことで市場には安心感が広がるなか円売りの動きが強まった。
しかし、NY時間に発表されたケースシラー住宅指数や消費者信頼感指数が予想を下回ったことで円の買い戻しの動きが強まった。一方、NY株式市場は堅調な地合いで推移し長期債利回りも上昇したことでドル円も下げ止まった。
市場全般に方向感が乏しく、本日の日銀政策会合後の黒田総裁記者会見と未明に発表されるFOMC声明に市場の注目は集まる。
日銀はこれまで市場の見方よりも追加緩和に消極的な姿勢を示しており、今日もその姿勢は変わらないとみられる。一方、米国では今回はイエレンFRB議長の記者会見が行われないものの、雇用の回復基調がこれまでとあまり変わらないことから、前回と同様にハト派的な意見が主流となりそうだ。
日銀の緩和期待が後退し、FRBのゼロ金利解除時期が遠のくということになればドル安円高に反応することになる。
ただ、市場は既にその辺を織り込み始めていることから相場の方向感を見極めるまでには至らないだろう。
連休の狭間のなかで波乱要因があるとすれば、FOMC後のNY株式市場と長期債利回りの動向とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジ相場継続

(米ドル円時間足)



東京市場が休場でアジア市場は閑散となったが3時ちょうどにドル円の買いが入りそこからNY市場にかけて上昇が続いた。3時ということからオプションカットタイムに合わせた動きが入ったとみられる。その後も断続的に短期筋の損切を巻き込みながら102円77銭と4月8日以来の高値を付けた。その後NY時間に発表された米経済指標が予想を下回ったことで利食い売りなどから102円ミドルまで押し戻された。
ただ、NYダウが上昇したことで円売りが強まると同時に米長期債利回りが上昇したことからドル円は底堅い動きが続いている。
休み明けの日経平均株価はNYダウにつられて強含みで始まるとみられることから既にNY引けにかけて買いが入っている。
日銀会合では追加緩和への期待は低いものの、実際に否定的なコメントが出ればドル円は下押し圧力がかかりそうだ。
また、FOMCではハト派的な見解が示される可能性もあるが、市場へのインパクトは低そうだ。結果的にドル円の方向性は出にくく、レンジ内での動きが継続することになるだろう。

ドル円予想レンジ:103円00銭~102円00銭

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[ポンド円]ユーロポンドの売り

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

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ロンドンタイムに発表された英国1-3月期GDPは+0.8%と予想の+0.9%を下回りポンド売りが強まった。発表前から短期筋と思われるユーロポンドの買い仕掛けが入っていただけに、この結果を受け巻き戻しの動きが一気に強まった。ポンド円は発表直前の高値172円95銭から172円40銭まで下落した。
しかし、NY市場に入ると再びユーロポンドの売りが強まったことでポンドは上昇。ポンド円は172円92銭付近まで上昇したが、前回の高値近辺では利食いも含め売りが並んだ。
ドル円のこう着状態が続いていることからユーロやポンドなどに投機筋の動きが目立ち、日中は上下に激しい動きになりやすい。
ポンド円は今年に入り三角保ち合いが続いたが、そろそろ収束してきている。
教科書的にはこれまでの上昇トレンドに戻る動きが予想されるが、それは今週のFOMCや米雇用統計の結果を見てからということになりそうだ。
今は、宵越しのポジションを持たずにデイトレに集中しておきたい。
ポンド円予想レンジ:172円90銭~172円00銭(50%)

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[カナダドル円]雲の上に抜き出たものの

(カナダドル円日足)


(カナダドル円時間足)

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特にカナダドルの買い材料が出たわけではないが、カナダドルはこの日最も上昇した通貨の一つとなった。対ドルでは欧州市場で1.10を下回ると断続的に損切を巻き込みながら下落。対円でも93円15銭や93円45銭付近の損切がつくなど、目先のカナダドルショートが炙り出された格好となった。カナダ中銀(BOC)のボロズ総裁はカナダのインフレは依然として低く政策金利は中立であると発言。しかし、発言後もカナダドルの買い意欲は強く底堅い動きが続いている。
今日のFOMCを控えユーロカナダやポンドカナダといったクロスのポジション調整からの売りが散見された。
一目の雲の外に抜け出たものの、雲の上限は93円前半に低下しておりカナダ円の上昇も終わりに近いとみる。
FOMCで特に目立った動きがなければ再びカナダドル売りのポジションを戻す可能性が高い。

カナダ円予想レンジ:93円95銭(61.8%)~93円30銭(雲の上限、38.2%)

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[全般]ゴールデンウイーク入りで乱高下も

週明け東京市場は一部ゴールデンウイークに突入したことで薄商のなか、ポンドやユーロが売られて始まった。特にニュースはなく仕掛け的な売りと思われ、結局欧州市場が始まると買戻しが入るなど投機筋中心の相場展開が目立った。
その後、米医薬品会社が英国大手医薬品会社の買収に関心を示しているとのニュースでポンドが上昇。つられてユーロも上昇した。しかし、NY市場に入り米住宅販売保留が予想を大きく上回ったことでドルが全面高となりユーロやポンドが下落。ドル円もリスクオフから上昇するなど、週明けから荒っぽい値動きになった。
一つ一つの材料を見ると普段では反応しないような材料に過剰反応している。
今日から始まるFOMCや日銀政策会合を控え神経質になっていることから、センチメントは一気に変わりやすい。
昨日はNYダウが上昇しリスクオンからの円売りと、長期債利回りの上昇によるドル買いとなった。しかし、ナスダックは小幅マイナスとなるなど、依然として不安定な動きが続いている。5月はNY株式市場が下落するとの見方も根強く、昨日の動きを追いかけて梯子を外される可能性もある。
週末には米雇用統計や中国非製造業PMIも発表を控え市場は次の動きが始まるまでは指標に対して過剰に反応しやすいものの、往って来いになりやすい。
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[米ドル円]ドル高と円安も一時的

(米ドル円日足)



週明け東京市場では9時ちょうどにユーロやポンド売りが入りドル円もクロス円の売りに押されて軟調なスタートとなった。しかし、102円付近には実需も含め買い注文が並び下げ止まった。欧州市場に入るとユーロやポンドの買い戻しの動きなどからドル円も上昇。NY時間に発表された住宅関連指標が予想を上回りNYダウが上昇したことでリスクオフからの円売りが強まった。また、米長期債利回りが上昇したことでドルも上昇したことでドル円はこの日の高値となる102円63銭まで買われた。しかし、米国がロシアに対し追加制裁を発表したことで円買いの動きが強まるなど方向感の乏しい動きが続く。
今日は米ケースシラーや消費者信頼感指数が発表されるが、数字にそのまま素直に反応するものの、往って来いになりやすく、利食いも早めに入れておきたい。


ドル円予想レンジ:102円70銭~102円10銭


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[ポンド米ドル]GDP次第で乱高下も

(ポンド米ドル日足)




東京時間の9時ちょうどにポンドとユーロの纏まった売りが入り下落して始まった。
しかし、3時ちょうどに今度は買い戻しが入るなど時間で取引をした観もありシステム関係の動きとも考えられる。結果的に短期の投機的な取引をしているところがあるようだ。
その後、米医薬品会社ファイザーが英国大手アストラゼネカの買収への関心を表明したことでポンドドルの買いが入り1.6860と今年最高値を更新。その後NY市場で米長期金利が上昇したことで利食い売りなどから押し戻された。
結局完全に往って来いの投機的取引が中心となっている。
2月から1.68台を何度も試しているが上値の重い印象は強まる。上昇トレンドは継続しているものの、買収絡みのニュースで買いポジションが溜まり始めているように見える。
今日の英1-3月期GDP速報値で予想を下回るようであれば一旦は押し戻される可能性が高い。

ポンドドル予想レンジ:1.6840~ 1.6720(BBバンド)

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[ユーロ円]一目の雲の上昇終了で調整売りも

(ユーロ円日足)

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(ユーロ円時間足)

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ファイザーの英国医薬品会社買収のニュースでポンドの上昇につられユーロも上昇。141円ミドルや141円80銭付近の損切を断続的につけて上昇。4月4日以来の高値をつけた。
一目の雲の上限に沿って上昇してきたものの、雲の上昇は終了する。明日のFOMCや日銀会合を控えユーロ買いの調整売りが出やすく注意が必要だ。
ウクライナ情勢はユーロにとっては寧ろロシアなどからの資金還流で買い材料となるものの、ほぼ一巡している。今日のユーロ圏とドイツのCPIも注目されるが、それ以上にNY株式市場の下落が強まればユーロ円の調整売りに繋がるだろう。


ユーロ円予想レンジ:142円20銭~141円45銭(61.8%)

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[全般]連休前のポジション調整でレンジブレークも

先週はイースター明けとなった欧米勢の動きに注目が集まったものの、特に大きな動きは見られない中で好調な米国企業業績や米経済指標が示された。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化や難航する日米TPP交渉などからリスクオフの動きが強まるなど、方向感の定まりにくい状況が続いた。
そのこう着状態の続く中で今週はFOMC,日銀政策会合、米雇用統計といった重要なイベントや発表があり、今後の方向性を見極めるうえで注目の週となる。
特に水曜日は東京時間に日銀会合後の黒田総裁記者会見と未明にはFOMCの声明が発表される。
日銀会合では黒田総裁が物価と景気見通しに対してどのような見解を示すかが注目される。消費税引き上げによる物価の上昇は追加緩和期待を後退させるものの、景気見通しを下方修正するようであれば追加緩和期待が高まる。しかし、急激な円高や株安が進んでいるわけではなく、そのような事態に陥るまではこれまでの発言を繰り返すことになるとみる。
FOMCでは悪天候の影響による景気減速は見られないことや、景気指標も緩やかな回復を示すものが多くみられたことで強気の景気見通しが示される可能性が高い。ただ、今週はイエレン議長の記者会見が行われないことから市場への影響は限定的となりそうだ。
金曜日の米雇用統計ではイースター休暇が雇用者数の低下により予想を下回る可能性が高い。一方で、失業率が低下することも考慮に入れると市場への影響は限られる。
重要イベントが続く割には方向性を見出すには不十分な状況が続くと思われるものの、毎年ゴールデン休暇を挟んで市場は急激に動き出すことが多くみられる。特にここ数年は円高に振れることが多い。
連休前の円ポジション調整が入りやすく、レンジのどちらかをブレークするとすれば下落リスクの方が高いとみる。

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[米ドル円]100円と105円の鉄板の壁

(米ドル円日足)




難航したTPP交渉は週末に何とか合意に至ったことで円安に反応するとの見方もある。しかし、先週末のNY株式市場は大幅下落で引けてきたことで日経平均株価の下落は避けられず、ドル円も結果的に上値の重い展開で始まるとみる。
今週は日銀会合が開かれるが追加緩和への期待はそれほど高くはなく失望売りも出にくい。追加緩和があるとしても消費税引き上げ後の景気動向が明らかとなる7月以降という見方が殆どだ。
FOMC会合では前回ハト派的な見方が強まったが今回はイエレン議長の記者会見が行われないことから市場への影響は限られそうだ。ただ、その次の木曜日にはイエレン議長の講演が開かれることから寧ろこちらの方に注目が集まりそうだ。株価が不安定な状況となればハト派的なコメントが出やすく、そうなればドル売りに反応することになる。
週末の雇用統計では非農業部門雇用者数が前回の19.2万人を上回る21万人増と見込まれるが、イースター要因で予想を下回る可能性もありドル安に注意したい。
相対的にみると連休を控えドル円はやや下落方向に傾きやすいとみる。
連休を挟んで100円と105円の鉄板の天井と底の壁をどちらかに抜ける期待をしたいところだ。

今週のドル円予想レンジ:103円50銭(76.4%)~100円90銭

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[ユーロ米ドル]雲の天井に近づく

(ユーロ米ドル日足)



先週はフランスの予想を下回ったPMIでユーロ売りが強まったものの、ドイツの好調なPMIの結果上昇するなどアップダウンが目立った。結果的に70ポイント余りの狭いレンジ取引で終始。指標に対しては素直に反応するのはそれだけ方向感の乏しい証といえる。
緊迫したウクライナ情勢が続く中でロシアやその周辺国からの資金シフトがユーロの底を支えている可能性が高く、追加緩和期待や通貨安誘導発言も効果が薄い。
今週はユーロ圏CPIが発表されるがイースターによる消費の高まりから予想を上回るようであればレンジの上限を抜けるとみる。
ただ、一目の雲の上限に既に近づいていることからそろそろ天井を付けて下落に転じる可能性が高いとみる。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.3900(4月高値)~1.3760(61.8%)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]連休前にもう一段の調整売りも

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル時間足)

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堅調に推移していた通貨の一つでもある豪ドルが先週は大幅下落となった。
利上げ期待も漂う中で、豪州1-3月期CPIが予想を下回ったことを機に下落に転じた。寧ろ、市場は緩和政策を更に進めるのではといった観測がみられるなど豪ドルに対し弱気な見通しが増えている。ただ、国内景気はそれ程悪化しているわけではなく中国の景気減速も思ったより悪化しているわけではない。また、お隣のニュージーランドでは2回続けて利上げに踏み切るなど、お隣のRBAに対する利上げ期待も依然として燻る。
これまでは緊迫したウクライナ情勢にもかかわらず上昇が続いたが、4月に入り96円付近でのもみ合いが長く続きすぎた。上値の重さが目立ち始めたことで焦れたポジション調整の売りが出た。
対ドルでも下落後殆ど戻しがみられないのは、まだ完全に売り切れていないことを示すものといえる。
今週は日本の連休を控えもう一段の調整の売りが出やすいとみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:95円30銭~93円30銭(50%)

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[全般]TPP交渉決裂とウクライナ問題

日米首脳会合ではTPP交渉が難航し先送りとなったことを受けドル円は下落。その後も交渉が継続されたことで一度は買い戻されたものの依然として合意は見られていない。
NY市場では3月耐久財受注が2.6%と予想の2.0%を大きく上回ったことで株式市場は上昇。ドル買いと円売りの動きが強まった。しかし、ウクライナ国境でロシア軍が演習を始めたとの報道やプーチンロシア大統領が緊急記者会見を開くとの噂も広がりリスクオフの動きから株価が下落。ドルも下落に転じるなど方向感の定まらない動きが続いている。
一方、米国企業決算は全般に好調な結果を示すなど米国景気回復基調が続いていることを示すものとなった。
前日のアップルやフェイスブックに続きこの日はアマゾンやマイクロソフト、キャタピラーなども予想を上回る好調な結果となった。しかし、ウクライナ問題やTPP交渉が難航していることもありNY株価はさえない動きとなり、NYダウは前日比でゼロという珍しい結果となった。
今日は東京都区部のCPIの発表に注目が集まる。4月からの消費税引き上げによる消費動向次第では日銀の追加緩和期待が後退し、ドル円の売りに繋がりかねない。
便乗値上げなどから寧ろCPIは前月を上回るとの予想も聞かれる。
来週は米雇用統計やFOMC,そして日銀政策会合など重要なイベントが目白押しとなることから、今日もレンジを大きく外れることもないとみる。しかし、目先的にはウクライナ問題やTPPの先送りなどの不安定な動きのなかで、円買い戻しの動きが強まる可能性が高い。


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[米ドル円]TPP見送りで円高リスク燻る

(米ドル円時間足)

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東京時間に行われた日米共同記者会見でTPPが先送りされたことが明らかとなりドル円は1052円24銭まで下落。その後は買い戻しが入ったものの交渉は難航。NY市場では米耐久財受注が予想を上回ったことで102円60銭まで上昇するなどレンジ内での動きとなった。しかし、その後ウクライナ状況が悪化したことで102円12銭まで急落するなど不安定な動きが続いている。
早朝に甘利担当相はTPPの大筋合意は見送られたことを発表。ただ、日米協議は終結に向かって歩みつつあると発言したことでドル円への影響は限定的となっている。
しかし、緊迫したウクライナ情勢も含め全般にリスクに対する警戒感が燻るなかで円高に向かいやすい状況となっている。
昨日のNY株式市場も米経済指標が予想を上回るものの冴えない動きとなった。
来週の重要イベントを前にクロス円も含め円買い戻しの動きが強まるとみる。
102円台のレンジ相場もそろそろ下値を切り下げる可能性が高い。

ドル円予想レンジ:102円50銭~101円80銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言も効果なし

(ユーロ米ドル日足)

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欧州市場が始まるとすぐにドイツの4月IFOが発表された。結果では111.20と予想の110.40を上回ったことでユーロは上昇。昨日のドイツPMIの好調な結果を引き継ぎドイツ経済の底力を示すものとなった。その後開かれたドラギ総裁の講演では「必要ならさらなる流動性供給が可能」「ユーロの為替レートは政策にとって益々重要になっている」等、ユーロ高をけん制する内容となった。しかし、市場は既に織り込み済みとみられ一時的な売りにとどまった。
NY時間に発表された米耐久財受注が予想を上回りドルが全面高となったことを受けユーロはこの日の安値となる1.3790まで値を下げた。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化によるユーロ買いの動きが強まり、買戻しが入り行って来い。
如何にユーロ買いの需要が高いかを示すものとなった。
一目の雲の上限に沿って緩やかな上昇は継続するものの、そろそろ雲の天井に近づいている。


ユーロドル予想レンジ: 1.3860~1.3790

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]豪ドル下げ止まらず

(豪ドル円日足)


(豪ドル米ドル時間足)

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豪ドルの下げが止まらない。
前々日に発表された豪州1-3月期CPIが予想を下回ったことで豪ドルの金融政策に対する見方が一変。引き締め観測から追加緩和政策への思惑が広がり上昇から下落に転じてしまった。豪ドルはユーロやポンドなどの動きとは異なり独自の動きが目立つ。
最近の動きをみると米ドルよりも円の動きに影響されやすい。
ドル円はTPP交渉の先送りにより上値の重い展開が予想されるだけに豪ドル円はもう一段の下落リスクが燻る。
フィボナッチ23.6%の94円55銭で一先ずサポートされたものの、ボリンジャーバンドの中心線を下回ったことで下落リスクは継続。次のサポートは下限の位置する93円90銭付近が意識される。


豪ドル円予想レンジ:95円00銭~93円90銭(BB下限)

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[全般]日米首脳会議に注目

ドル円やクロス円は日米首脳会議を控えこう着状態が続いている。
東京市場では日経平均株価が高く始まったことでドル円は102円後半まで上昇して始まった。しかし、豪州CPIが予想を下回ったことで豪ドル円が急落。ドル円も結局上値を追えずにもみ合いが続いた。
欧州市場が始まりフランスPMIが予想を下回ったことでユーロは売りが強まったが、ドイツのPMIは予想を上回り買い戻されるなど方向感の乏しい動きが目立った。
NY市場では新築住宅販売件数が予想を下回りドルが全面安となった。しかし、NY株式市場が堅調な地合いとなったことでリスクオンからの円売りの動きが強まり引けてきた。
今日はオバマ大統領と安倍首相の日米首脳会談が行われる。注目はTPP交渉だ。今のところ最終合意に至るのは難しい状況となっているが、もし合意に至ればサプライズ的にドル円は上昇するとみる。反対に、合意に至らない場合に一時的に円の買い戻しの動きが強まるとみるが、どちらにしてもこう着状態を脱するまでには至らないだろう。
5月のセルインメイとなればドル売りが強まる可能性が高く、それを見極めるまでは方向感の乏しい動きが継続することになりそうだ。


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[米ドル円]TPP交渉の結果待ち

(米ドル円日足)

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ドル円は102円ミドルを挟んでこう着状態から抜け出せずにいる。
欧州市場に入りドル円は102円41銭付近の損切を巻き込んで102円30銭まで下落する場面も見られた。特に材料はなく短期筋の投機的な売りとみられ最終的に行ってこいとなった。
日経平均株価との連動性が強まるものの、株価も前場と後場の動きが一転することが多くドル円は動きにくい。
昨日のNYダウが小幅下落に転じたことで今日のドル円は上値の重い展開で始まりそうだ。
今日は日米首脳会議で最も注目されるのがTPP交渉となる。オバマ大統領の訪日で交渉がまとまるとの見方があったが、今の状況では最終合意に至るのは難しそうだ。もし、合意に至らない場合にはドル円は昨日の安値102円30銭を再度試す展開とみる。ただ、半値戻しとなる102円付近では買いが並んでくるだろう。
もし、合意に至るとすればサプライズとなり103円を試す展開と見る。しかし、103円台では入り食いなどに上値を抑えられ結局レンジ内での動きになりそうだ。

ドル円予想レンジ:103円00銭~102円00銭


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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言に注目

(ユーロ米ドル日足)




利下げ観測が高まるもののユーロは底堅い動きが継続している。
昨日発表されたフランス3月非製造業・製造業のPMIはともに予想を下回ったことでユーロ売りが強まった。しかし1.38から下の強いサポートを抜け切れなかった。その後発表されたドイツ製造業とサービス部門のPMIがともに予想を上回り買戻され往って来い。また、ユーロ圏製造業PMIも予想を上回ったことでこの日の高値となる1.3855まで上昇するなど荒っぽい動きが目立った。結局イースター明けからのユーロは日足一目均衡表の雲の上限に沿ってじりじりと底堅い動きが続いている。
今日は18時にドラギECB総裁の講演が行われるが、ユーロ高への牽制発言や追加利上げの可能性を示すと思われる。しかし、市場はある程度織り込んでいることから発言では一時的な下落にとどまりそうだ。もし、1.3785を下回り、NYの終値ベースで雲の中にとどまるようであれば1.37付近を目指す展開とみる。

ユーロドル予想レンジ: 1.3860~1.3790

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[豪ドル円]利上げ期待から一転し利下げ観測浮上

(豪ドル円日足)

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朝方発表された豪州1-3月期CPIは+0.6%と予想の+0.8%を下回ったことで豪ドル売りが一気に強まった。また、中国の4月PMIは予想と同じ48.3となったが景気判断の基準となる50を下回るなど景気減速は続き豪州にとってはネガティブ材料となる。
結局、豪ドル米ドルだけではなく豪ドル円の損切を巻き込みながら売り切の玉が大分出たようだ。結果的に売り切れずに戻しを待つところが多く、戻しは限定的となっている。
市場の一部では利上げ期待が浮上していただけに失望売りが強まった。また、このCPIの結果利下げ観測も出始めるなど楽観ムードが一気に悲観ムードに転換した。
4月に入り豪ドル円は96円台に定着できなかったことで調整の売りが出やすくなった。
終値ではボリンジャーの中心線で辛うじて下げ止まったものの、依然として下落リスクは燻る。朝方ニュージーランド中銀のRBNZが利上げを決定。
オージー・キウイのクロス売りも散見されるなどオージーは今日も上値の重い展開が予想される。


豪ドル円予想レンジ:95円50銭~ 95円90銭(38.2%)



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[全般]ドル底堅い動き継続

東京市場では前日のNY株式市場の上昇を受け日経が底堅い動きで始まると円売りの動きが強まった。しかし、後場に入り株価が急速に値を下げたことでドル円も攣られ安となった。為替市場は株価の動向に影響を受けやすく今日のNY市場の動向に注目が集まる。
イースター休暇明けとなる欧州市場は株式市場が堅調な地合いで始まるとユーロやポンドに買いが集まるなど楽観的なムードが先行。NY市場でも株式市場は堅調な米経済指標結果に支えられて連日に引き続き上昇となった。
今日もNY株式市場ではアップルやフェイスブックといった大手企業決算発表が予定される。また、東京時間に発表される中国PMIもNY株式市場への影響が大きく注目される。欧州もイースター休暇明けとあり市場の流動性は戻し始めている。米国株式市場の上昇は世界的な株高をけん引するものだが、今のところしっかりとした動きからドルも目先底外動きが継続するとみてよいだろう。
さて、今日からオバマ大統領が来日するがTPP交渉で歩み寄りがあるか注目したい。
今回妥結が出来ないとなれば為替市場では円買いの反応を示すだろう。反対に、妥協点をみつけることが出来るようであれば小幅な円安に向かうとみている。





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[米ドル円]103円台上値の重さ

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)


東京市場では日経平均株価との連動性が再び強まり始めている。
昨日のNY株市場が上昇して引けたため今日の日経平均も前日の終わりを上回り、ドル円も底堅い動きで始まりそうだ。ただ、日経株価は前場と後場にはセンチメントがガラリと変わることが多く、前場の終わりにポジションを一旦は縮小させたい。
NY市場では米長期債利回りが若干低下したことでドル売りが強まりドル円も上値を抑えられている。一方、NY株価の上昇はリスクオンによる円安に反映されやすいものの、クロス円は全般に上値の重い展開となった。103円を目の前にして上値が異様に重くなっている。今夜訪日するオバマ大統領とのTPP交渉の決着がみられないと一旦は下押しの動きが強まるとみる。


ドル円予想レンジ:102円80銭~102円40銭





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[ユーロ米ドル]下値の損切を意識

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)


イースター明けの欧州市場ではユーロ買いが先行して始まった。
東京市場では、1.3790付近で終始もみ合いが続いたユーロドルは欧州市場に入ると前日のNY市場で下落する前のレベルとなる1.3826まで上昇。これがこの日の高値となった。
NY時間に発表された経済指標が予想を上回る好調な結果となりドルが上昇。結局この日も前日と同様に1.3790付近まで下落するなど1.3830付近の上値の重さが確認された。
1.38付近には一目の雲の上限が位置することからこの近辺はサポートになりやすく、NY市場の終値もこのレベルとなった。1.3780付近にはロスカット注文が並んでいるとの噂も聞かれ意識されている。ECBの利下げ観測が燻る中で今日の欧州市場ではこのロスカットを試しにいくとみている。ただ、ユーロの上昇トレンドは継続中で、ロスカットがついた後は再び雲の上限を超えてくる可能性が高い。
下げたところでは買いを入れておきたい。


ユーロドル予想レンジ: 1.3850~1.3760[61.8%]





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[豪ドル円]パラボリックは買いサインに転換

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)


シカゴ先物で豪ドルの買い越し額が1年ぶりに高水準となっている。一年前の4月末から豪ドルは急速に値を下げたのはFRBがテーパリングの可能性を示したことでドル高が進んだためだ。最近の米長期金利が抑えられたことで、その時の下落前の状況に豪ドルが戻ってきたということだ。当時と比べて対ドルでは1.03レベルから大きく下回っている。対円でも当時の102円台と今の96円台から見るとまだ低いレベルにいることからまだ上昇余地がありそうだ。
途転サインのパラボリックSARも昨日売りから買いのサインに転換した。ただ、今年高値となる96円50銭を上抜くには何かのきっかけがほしいところだ。
今日は中国4月PMIが発表され、予想の48.3を大きく上回るようであれば96円50銭を試す展開となりそうだ。


豪ドル円予想レンジ:96円50銭(今年最高値)~ 95円90銭(38.2%)





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[全般]イースター明けはまずまずのスタート

週明け東京市場では株価が堅調にスタートしたことでドル円も底堅い動きで始まった。しかし、豪州や香港市場が休場ということもあり参加者は少なく-3円と殆ど前日と変わらないレベルで引けてきた。欧州も休場の中でNY市場は3月景気先行指標が予想を上回ったことを好感。また、この日発表された堅調な製造業決算を好感し全般に株価は押し上げられたことでドルは底堅い動きとなった。イースター気分は残るものの休暇明けの動きとしてはまずまずのスタートを切った。ドル円クロス円も底堅い動きが継続し、先週のイースター前のレベルを上回った。
米国では5月売りという格言があり、5月の株価は売られやすいものの今回は4月に既に売りが強まる場面がみられたことで、これまでとは違った動きになるかもしれない。
明日からオバマ大統領が訪日するがTPP交渉は依然として難航している。これまでは米国との摩擦が強まると円高になりやすかった。それは、日本は円高というアキレス腱があり米国の意向にそぐわない時に圧力がかかった。今はこれまでとは状況が違うものの為替市場では依然として意識されやすいので注意したい。
今日から欧州がイースター明けとなることから昨日のNY市場の動きが本物かどうかを見極めることになる。もし、今日のNY市場が底堅い動きを継続するのであれば米国景気への期待の高まりからドル高と円安の動きが強まるとみる。





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[米ドル円]103円台では一旦売り

(米ドル円日足)


週明け東京市場は株価の上昇に支えられドル円は底堅い動きで始まりこの日の高値102円71銭まで買われた。しかし、参加者は少なく薄商いの中で株価が押し戻されるとドル円も102円53銭まで押し戻された。動意の乏しい動きではあったが先週からの底堅い動きは継続。NY市場では株価全般に上昇して引けたことで今日の日経平均株価も上昇して始まるとの期待もあり短期筋はドル円の買いポジションを仕込んできている。
今日の東京市場のドル円は既に買いが入った後だけに103円手前では利食い売りが並んでくるとみる。このレベルは一目の雲の上限が位置し、フィボナッチ61.8%戻しのレベルでもあり意識される。今日のNY株式市場の上昇が継続するようであればNY時間に103円台を付ける場面も期待できる。しかし、それ以上ドル円を買っていく材料は乏しく103円台に乗せたとしても滞空時間は短く、一旦は売りを出しておきたい。


ドル円予想レンジ:103円10銭(雲の上限&61.8%)~102円40銭





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[ユーロ米ドル]欧州イースター休暇明けで新たなポジション

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)


昨日は欧州勢がイースター休暇中ということもあり流動性の低下している中で、ユーロの損切を付ける動きがみられた。ちょうど夜中の12時ロンドンフィキシングタイムにユーロ売りが強まり、1.3805付近にあったロスカット注文が発動し1.3788まで下落。投機筋が欧州勢のいない合間に仕掛けたように見える。
しかし、休み明けとなる今日の欧州市場ではこのレベルは買い頃のレベルに映りそうだ。
イースター前にユーロロングのポジションは軽くしてきただけに、欧州勢はどこかで再び買いポジションを作り直してくるとみる。
一目の厚い雲の上限となる1.38付近が底を支えており、ここは半値戻しにもあたる。
今日のNY時間23時には米中古住宅販売件数やリッチモンド連銀製造業景況指数と同時にユーロ圏CPIも発表される。この時間帯でユーロの底堅さが確認できれば買いを入れていきたい。


ユーロドル予想レンジ: 1.3850(転換線)~1.3750





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[ポンド円]一目からの乖離から下方修正へ

(ポンド円日足)


三日間実体部の小さな陽線が続いてきたが、今日の日足ベースで陰線になれば赤三兵先詰まりとなり一旦は下落に転換するサインとなる。173円付近は今年に入り何度となく押し戻されており、ここから買いを入れるのはリスクが高すぎる。買うのであれば、完全に175円を上抜いてからだ。一目の雲から乖離し過ぎるとこれまで殆ど雲に引き寄せられることが多くみられる。今回も雲の上限から2円余り乖離したことで再び雲の上限付近の1.7070付近まで押し戻されるとみている。ただ、流れとしては上昇トレンドから横ばいに入っていることから下げも限定的となりそうだ。ただ、下げずに上昇が続くようであれば逆張りで入らないことだ。
この通貨ペアは日中の動きには逆らわずに順張りで入る方がよい。


ポンドドル予想レンジ: 171円00銭(転換線)





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[全般]イースター明け後も強気センチメント継続

先週は好調な米国企業決算やイエレンFRB議長が事実上半年後のゼロ金利解除を修正したことなどからNYダウが大幅上昇に転じた。また、日本でもGPIFが6月から動き出すことで外国人投資家も動き出すといった麻生財務相発言。そして、4月の月例報告では景気基調判断が1年5か月ぶりに下方修正されたことで追加緩和期待が高まり日経株価が上昇。結果的にドル高と円安が進む相場展開となった。一方、ウクライナでの軍事衝突が激しくなったものの、4者会談により暴力自制の合意が成立。リスク回避の動きが後退しクロス円などの押し上げ要因となった。
イースター休暇を控え市場のポジションは全般に軽くなったことで、今週は先週の流れを引き継ぎ円安とドル高がもう一段強まるとみている。
今週のNY株式市場では好調な企業決算内容が続くとみられる。また、住宅関連はやや陰りを見せたものの、好調な鉱工業生産やベージュブック、そして雇用関連など米国景気改善傾向が今週も示されそうだ。長期債利回りは2.7%台に乗せてくるなどドル高を後押しする要因となる。
日本では3月貿易収支の赤字額が拡大するとの見方から円安に反応しやすい。また、オバマ大統領訪日でTPP交渉が何らかの決着を得るとみられる。そうなれば、円安への理解が進むとの見方もある。
ただ、消費税引き上げによる日本の企業決算の悲観的な見通しがみられるようであれば日経株価の押し下げ要因となる。また、日本の消費者物価の上昇が追加緩和期待を後退させるようであれば円買いに振れやすい。
今週は先週に引き続き強気なセンチメントが継続して始まるとみるが、ウクライナ問題などの燻りなど市場は依然として脆弱であり、不安定な動きも予想されることから一方向にポジションは傾けにくい。





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[米ドル円]底堅さ継続


(米ドル円日足)


前週に101円前半の底堅さを確認したドル円はイースター休暇前にショートカバーも巻き込み102円ミドルまで上昇。しかし、依然として動意は乏しく一週間で1円程度の狭い値動きとなっている。米長期債利回りが上昇したことでドル買いの動きがドル円を押し上げた。また、NYダウの上昇がリスク選好からの円売りを促すなどドル円の底を支える要因は今週も継続するとみる。ただし、103円台では利食いだけではなく実需の売りも並ぶとの話もあり上値も限定的と見る。日銀の追加緩和期待が高まるたびに裏切られるという動きが続いている。
しかし、6月から動き出すGPIFによる外貨買い期待もまだ始まったわけではないものの、その期待が先行すればドルの下支えとなる。市場の思惑が交錯しやすく上下に振らされながら上値を試す展開とみる。


ドル円予想レンジ:103円50銭(76.4%)から101円50銭





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