[全般]予想外の円高とドル安
また、ウクライナ情勢も再び緊迫化してきた。ロシア外相はウクライナの地方自治権を拡大させるため、連邦化を要求した。明日から始まるG20ではロシアに対する議論が主題となり、来週は米ロ外相会談が開かれるなど、再び緊迫化する恐れがあり、リスク回避からの円高を後押し。
NY市場では株価がさえない。NYダウは一先ず小幅上昇したものの、長期金利は低下しリスクオフの動きを表すものとなった。結果的にドル安と円高の動きが強まりドル円は再び101円台に突入。予想外の下落となった。IMFはウクライナ情勢の影響から世界成長率を下方修正するなど、地政学的なリスクによりNY株式市場の下落リスクは依然として燻る。株式市場も含め全般にこれまで上昇した修正の動きとの見方もあるが、市場には不安感が立ち込める。
今日はFOMC議事録が公開されるが、イエレン議長の発言通り緩和政策の継続に対する懸念が高まれば株安円高の動きが更に進むとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[米ドル円]円高ドル安のダブルパンチ


一目の雲を割り込むと一気に下限までも下回った。しかし、76.4%戻しでもあり上昇トレンドラインの位置する101円55銭で下げ止まった。
朝方発表された日本の2月経常収支は5カ月ぶりの黒字となり、貿易赤字も1年半ぶりに減少。黒田総裁は2%の物価目標達成に自信を示すなど、追加緩和の必要性などないと言いたげだ。また、NY市場では株価は一先ず下げ止まったもののウクライナ情勢への懸念が再び高まるなどリスクオフの動きから長期金利が低下。ドル全面安となりドル円はダブルパンチで下落幅を拡大した。
米国の景気回復期待から早期ゼロ金利解除への期待は後退し、日本の消費税引き上げによる追加緩和期待も後退。ウクライナ問題による地政学的リスクなど、結局振り出しに戻されたようだ。
テクニカルポイントをことごとく下抜けしたことで短期のロスカットは大分つかされたとみる。しかし、豪ドルや南アランドといった通貨の下落は限られており、本格的なリスクオフの動きとは異なる。ただ、今日のFOMC議事録公開や明日からのG20などが終了するまでは値ごろ感での買いは控えたい。
ドル円予想レンジ:102円30銭(50%)~101円20銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ円]140円割れでダブルトップ形成


前日にメルシュECB専務理事が追加緩和に否定的な発言をしたことでユーロは対ドルでは底堅い動きが続いている。結果的にドル円の下落がユーロドルの上昇を上回ったことでユーロ円は下落。ユーロ円で直接売りが出たような動きではないが雲の中でNYが引けたことで上値は依然として重い。
対ドルでは1.38ドル台に乗せたことで一先ず買いは一巡したとみられるが、日足チャートでネックラインとなる140円を完全に割り込むようであればダブルトップを形成することになる。次のサポートは一目の雲の下限となる
今日のドル円が下げ止まるようであればダブルトップは回避され買戻しの動きも期待できる。
ユーロ円予想レンジ:141円00銭~140円00銭[50%、ネックライン]
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ポンド米ドル]1.68の高値を意識


昨日発表された英国2月鉱工業生産指数と製造業生産指数はともに予想を上回る好調な結果となった。この結果を受け、即座に反応を見せたのはユーロポンドの売りだった。ただ、強いサポートとなる0.82630手前では一先ず下げ止まった。一方、対ドルでは米長期金利が低下したことでドル売りが強まったことからポンドは150ポイント余り上昇した。
明日のBOE理事会では政策金利や買い取りプログラム規模は据え置かれると予想されるものの、市場は徐々に利上げを織り込み始める動きを見せている。
今年高値となる1.6825対ドルに再び近づいてきており、そろそろ利食い売りが並んでくるころだ。もし、このレベルを超えるようであれば2009年11月以来の高値更新になる。今後の経済指標が予想を上回るようであれば更に利上げ期待が高まる。
今日は英国2月の貿易収支が発表されるが、前月から赤字縮小が見込まれる。予想以上の好結果となれば再度1.68ドルを試す展開も予想される。ただ、明日のBOE会合を控え、その手前ではポンド売りを出しておきたい。
ポンドドル予想レンジ:1.6795(3月7日高値)~ 1.6710
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |