[ユーロ円]下落リスク継続


英4月CPIの発表を前にポンドがいきなり上昇。CPIが予想を上回るとの噂から投機筋の買いが強まったためだ。ほぼ同じ頃にS&Pがフランスの格付けを引き下げる可能性があるとの噂も広がりユーロ売りの動きが強まった。その後NY市場に向けて買い戻しの動きが入ったもののNY市場では再び売りが強まった。NY株式市場が下落したことでリスクオフからの円買いの動きが全般に強まった。来月のECB会合で追加緩和期待は既にマーケットは織り込んでいるものの、ウクライナ情勢などからユーロの買いポジションを解消する動きが依然みられる。
日足の200日移動平均線の位置する138円付近を抜けるようであれば、更に売りが加速する恐れがある。
ユーロ円予想レンジ:139円00銭~138円00銭(200日MA,76.4%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]資本流入の減少や格付け引き下げ見通しで下落


朝方発表されたRBA議事録は声明文とほぼ同じ内容であったことから反応はなかった。
しかし、デベルRBA総裁補佐が資金流入の減少で豪ドルは下落すると発言したことで豪ドル売りが強まった。また、先週公表された来年度の予算案を受けアボット政権の支持率が急落し、総選挙の早期実施を求める声が高まった。これを受け豪州の格付け引き下げの噂も流れ豪ドルの売りを加速させた。ドル円も同時に上値の重い展開となったことで本邦からの豪ドル円の損切も94円ミドルや94円20銭付近で断続的にみられた。
対ドルでみても0.92のネックラインを抜けると更に下落が加速する可能性がある。
対円では一目の雲の上限に支えられるとみられたものが、一気に雲の中へ突入。93円30銭付近にはサポートがあるが、それ程強いものではない。
豪ドルの下落が始まると連日継続するという習性があり、今日のFOMC議事録でドルの金利上昇に繋がるようであればもう一段の豪ドル売りが予想される。
豪ドル円予想レンジ:93円90銭~92円40銭(50%、雲の下限)
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[全般]米長期金利と株価の動きに振らされ
欧州市場が始まるとドル先物金利が低下しドル売りが強まるとドル円は101円09銭まで下落した。しかし、NY市場では株価が揃って続伸したことを受けドルの長期金利は上昇に転じた。これを受けドルの買い戻しの動きが活発となり主要通貨は殆ど先週末のNY終値と同じレベルに戻って引けてきた。
株価や債券利回りの動きをみながら為替市場では日中振り回され易くなっている。
NY市場はセルインメイやウクライナ情勢などもあり警戒感はあるものの、株価上昇期待は依然として強く不安と自信が入り混じりどちらにも傾きやすい状況となっている。
巷で云われるヘッジファンドの45日ルールも先週末に終わり、長期債利回り低下も一先ず落ち着きを取り戻してきた。
今日から日銀会合が始まるが市場の注目度は低く、失望売りなども寧ろ出にくい。
昨日今日と米国経済指標はなく特に材料はないものの、要人発言が増えており短期筋の仕掛けの材料にされやすい。
昨日はメルシュECB専務理事やサンフランシスコ連銀のウイリアムズ総裁の発言が注目された。今日はノボトニー・オーストリア中銀総裁やプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、ダドリーNY連銀総裁の講演がある。強気と弱気のどちらにも傾きやすい状況下で短期的に反応しやすいものの、結果的に往ってこいになりやすい。
今日は英国の重要な指標が多く発表され、BOEのビーン副総裁の講演も控える。
ドルの方向感が掴みにくい中で、今日はポンドの動きが注目される。ポンドが動けばユーロポンドなどへも影響を与えることから、クロス取引にも目を向けたい。
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[米ドル円]日銀会合への注目度低下


欧州市場が始まり米国の先物金利が低下したことを受けドル円は101円30銭付近のストップを巻き込み101円09銭まで下落。200日移動平均線の位置する101円15銭を割り込んだものの、終値ベースでは上回った。しかし、このレベルを恒常的に下回るようであれば上値の重さが意識される。今日から日銀政策会合が始まるが市場の追加緩和期待は殆ど見られない。その分ドル円の上値は重いもののその反動の円買いの動きにもつながらない。
今日の日経平均は前日のNY株価の上昇につられ底堅い動きで始まるとみられるが、ドル円も既に大分織り込んでおり上値も限定的とみる。今日のNY市場でドル円の終値が101円15銭を上回るようであれば徐々に底値固めを始めるとみる。目先はまだ下げたところでは買いを入れ、今年最安値の少し下の100円70銭付近に損切を置いておく。
ドル円予想レンジ:101円70銭(50%)~101円10銭
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[ユーロ米ドル]もみ合い時間が長過ぎると再び下落リスク

先週は追加利下げ期待から2月以来の安値1.3645まで下落。結果的に長い下ヒゲを伸ばして反発。しかし、上値も重く、一目の雲の下限となる1.37ドル前半でのもみ合いに入った。
昨日はメルシュECB専務理事が6月の会合でECBが行動する可能性は著しく高まったと発言。これを受けユーロ売りが強まったところではすぐに買い戻しが入り1.3733まで上昇。狭いレンジでの攻防が続いている。来月の追加利下を市場は既に織り込んできており、更なる売り材料がなければ前回の安値を超えるのは難しい。また、200日移動平均線も1.3630付近に上昇しており底値安心感が広がる。しかし、米長期金利がもう一段上昇するようであればドル買いにより再度安値付近を試す展開もある。
安値圏でのもみ合い時間が長すぎると上昇期待が後退し売りが出やすくなる。
ユーロドル予想レンジ:1.3735~1.3680
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[ポンド円]高い日中のボラティリティー


全般にこう着状態が続く中でポンド円の日中のボラティリティーは高く、デイトレードには適した通貨ペアだ。
170円付近では何度か跳ね返されているものの、一目の雲の上限となる171円付近では上値を抑える。昨日で基準線と転換線が重なり合い、今日は転換線が基準線を下回ることが確実となった。先週は短期の上昇トレンドラインを下回ったことでポンドロングのポジション調整の売りが目立つ。
ポンド円が170円のサポートを下抜けするとすれば今日の英国経済指標がきっかけとなりそうだ。
今日のロンドン市場が始まって17時半には英国4月のCPI,RPI,そしてPPIが発表される。特にCPIの数字に市場の注目は集まる。ここ数カ月のポンド高で消費者物価が抑えられていることが示されるようであればポンドの売り仕掛けが強まるとみる。また、今日はビーンBOE副総裁の講演があり、過度な利上げ期待をけん制する発言に注意したい。
ポンド円予想レンジ:171円00銭~169円50銭
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[全般]不安定な米国株と債券市場
一方、14年ぶりの高値を更新していた英国株式市場も雇用指標の悪化を機に一気に下落。ポンドも急落。前週のユーロ急落に続きポンドも下落するなど対ポンドやユーロでドルは金利が低下したにも関わらず上昇。
結果的にドル円だけがドルの金利低下を素直に反応したことで売りが強まった。
ユーロやポンドが大きく動き出したことで、ドル円もこれまでのこう着状況から脱して動き出す可能性が高い。
今週の注目は米国株式と債券市場に集まる。
セルインメイ(5月に売り抜け)のジンクス通りNY株価に対する下落リスクが強まれば大きく円高に傾く可能性が高まる。また、長期債利回りが更に低下するようであればユーロやポンドに対してもドル売りが強まることになりかねない。
週末の25日はウクライナの大統領選挙もあり、市場は神経質な展開になりやすく株価下落の引き金にもなりかねない。
また、今週はイエレンFRB議長やNY連銀、フィラデルフィア連銀総裁など多くのFRBメンバーの講演や、FOMC議事録要旨が公開される。株式と債券市場へどう影響するか注目される。緩和政策の長期化期待は既に市場は織り込んでいる。寧ろ、内容的に緩和政策の副作用やリスクに対する警戒感が示されるようであればドル金利上昇と株価の下落につながる恐れもある。
また、国内でも日銀政策決定会合と黒田総裁記者会見が開かれる。最近の日経株価下落に対し懸念が示されようであれば追加緩和期待が高まり円安要因となる。しかし、先週の黒田総裁発言は相変わらず強気の内容が急に変わるとは思えず、具体的なものが示されなければ寧ろ期待後退による円高リスクに注意したい。
全般的にみるとドルの方向が掴みにくいことから、今週もユーロやポンドに取引が集中しやすいとみられる。
その流れの延長線上で、こう着状態にあるドル円がレンジの下限を下回るか注目される。
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[米ドル円]米金利の低下と軟調な日経株価から下落リスク燻る

NY株式市場の下落による円高と米長期債利回り低下によるドル安とが同時進行したことでドル円は101円30銭まで下落。週末にNYダウが小幅ながら反発し、一時2.5%の節目を下回った米長期金利も2.52%台に戻して引けた。
しかし、今週もセルインメイのジンクスへの不安が燻る米国株式市場の不安定な動きと長期金利下げ圧力は消えていない。先週発表された米国経済指標は概ね景気回復を示すものにもかかわらず、市場の反応は鈍くポジション調整の域を脱していない。
今週は日銀会合が開かれ黒田総裁の発言に注目が集まる。ただ、先週の黒田総裁講演では日本株の下落に対する懸念はほとんど示されずこれまでと同様に強気の発言が繰り返された。
もし、会合前に株価が大幅急落するような場合には追加緩和期待が高まるとみるが、何のアクションもなければ寧ろ失望売りが強まる可能性の方が高い。
一目の雲の下限が上値を抑える中で200日移動平均線の位置する101円15銭付近を下回る今年最安値となる100円75銭が次のサポートになる。このレベルを下回ったとしても100円手前には実需の買いも含め、鉄板のようなしっかりとした買いが並ぶと予想される。
今週のドル円予想レンジ:102円40銭(雲の下限)~100円20銭(61.8%)
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[ユーロ米ドル]ユーロ売りとドル買い


前週のドラギ総裁発言で始まったユーロ売りも1.37付近で一旦下落が止まりもみあいに入った。しかし、殆ど戻しらしい戻しがみられなかった。結局、1.3680付近を下回ったところで損切を巻き込み1.3645まで下落。その後は買い戻しが入ったものの、1.3730(雲の下限)付近で上値を抑えられた。
先週ECBの追加緩和期待によるユーロ売りはほぼ一巡したとみられるものの、来月のECB会合までは積極的な買いを入れにくい。
米長期債利回りの低下によるドル売りを無視した格好でユーロドルが下落したことから、そろそろ今度はドル安の動きでユーロドル第二弾の下落が始まる可能性もある。
ただ、長い下ひげを伸ばした寄り引き同時線が底値に現れたことで、大底を付けた可能性もある。売るのであれば1.3645を下回ってからでも遅くはない。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3860(61.8%)~1.3550(50%)
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[豪ドル円]米国金利と中国経済指標


先週は豪州2014年成長見通しが下方修正され、財政再建に向けた歳出削減実施が示された。一時96円台に乗せ、今年高値に迫った豪ドル円だが、これらの結果を受け上昇が抑えられた。しかし、いずれ利上げへの期待もあり、豪ドルへの中長期的な投資意欲は根強く、底堅い動きに変化は見られない。
米国の長期金利低下に伴い豪ドルは対ドルで底堅い動きとなったものの、ドル円の上値の重さが豪ドル円の上昇を抑える。NY株式市場の下落は円買いの動きを強めることや、米国長期債利回りの低下がドルの上値を抑えるなど米国市場の動向に影響を受けやすくなっている。同時に今週は中国製造業PMIが発表される。先週は中国の鉱工業生産や小売売上などが予想を下回ったことから、今週も予想を下回るようであれば一時的に豪ドル売りが強まるリスクに注意したい。96円台の上値の重さが意識されるものの、一目均衡の厚い雲が下値を支える。ドル円の底値の堅さを確認したところで豪ドル円の買いを入れておきたい。
豪ドル円予想レンジ:95円75銭~94円25銭(5月5日安値)
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[全般]NY株価と利回り低下でセルインメイ警戒感
欧州時間に発表されたユーロ圏GDPが予想を下回ったことからECBへの追加緩和期待が高まり、更にユーロは対ドルで下落。ドルは対ユーロやポンドに対し上昇が続いた。
しかしNY市場が始まるとドルの動きは一転した。
この日発表された新規失業保険申請件数は予想を下回り7年ぶりの低水準となった。また、NY連銀製造業景気指数は19.01と予想の6.0を大きく上回った。更に、注目の4月CPIコアは0.2%と予想の0.1%を小幅ながら上回った。一方、鉱工業生産やNAHB住宅価格指数は予想を下回ったものの、全般を見ると好調な結果となった。しかし、NY株価は大きく下落し、長期金利も低下するなど、前日と同様の結果となった。よい数字が出ても株価は売られ、長期金利は10年債利回りが節目とみられた2.5%を下回るなどリスクオフの動きが目立った。ECBが来月は利下げに踏み切るとの観測もあり欧米の金利低下傾向は景気回復への懸念の現れとも受け止められる。昨日のユーロ圏GDP速報値も予想を下回る一方、日本のGDPは反対に上昇するなど円高の動きが今後強まる可能性が高まりそうだ。
ユーロやポンドが大きく下落した後に再び買いが強まるなど、こう着した相場状況がこれで変わり始めたように見える。セルインメイという下落懸念が再び強まり始めており、次はドルの下落の始まりかも知れない。
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[米ドル円]米金利低下と株価下落で下押し圧力強まる


東京市場では1-3月期GDP日本のGDPが年率で+5.9%と予想の+4.2%を大きく上回った。また、黒田総裁の講演であらためて追加緩和への用意があることをあらためて示したがドル円への影響は限られた。ところが、4時になった途端ドルが全面高となりドル円は102円10銭まで上昇。米長期国債先物利回りが上昇したことが背景といわれたが、ユーロやポンドで投機と思われる纏まった売りが入った。結局ドル円はその後押し戻された。
NY市場に入ると一転してドル安が強まった。発表された米経済指標は昨日と同様に好調な景気を示すものが多くみられたが、NY株式市場が前日に引き続き大幅に下落。これを受けリスクオフからの円買いの動きが強まった。また、10年債利回りが節目でもある2.5%を下回り一時2.49%近くまで低下。ドル円は素直にドル安に反応し101円30銭まで下落した。
史上最高値を連日更新してきたNY株式市場だが、セルインメイへの懸念が再び広がり始めている。また、長期金利もこれまで上昇するとみていたところが諦めて買戻しが入るなど、市場の動きが変化し始めている。ドル円の101円付近は鉄板底と見られていたがそろそろ割り込むリスクが高まり始めている。200日移動平均線が101円15銭まで上昇しており、このレベルを割り込むようであれば市場のセンチメントが弱気に傾く可能性が高まる。
ドル円予想レンジ:101円90銭(61.8%)~101円15銭(200日MA)
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[ユーロ米ドル]追加緩和はほぼ織り込む

欧州市場が始まるとすぐにユーロは対ドルで下落。ユーロ売りというよりもドル買いの動き押されたものだ。その後発表されたユーロ圏4月のCPIは0.7%と予想通りであったことから動きは限られたものの、同時に発表された1-3月期GDPは0.2%と予想の0.4%を下回りユーロは更に下落。景気減速への懸念から追加緩和への期待が高まったためだ。
4月4日に付けた安値1.3672を下回り1.3645まで下落した。しかし、NY市場ではNYダウが前日に引き続き下落し、長期金利も2.5%を下回ったことからドル売りが進むとユーロは上昇に転じた。
結果的に、日足ローソク足は長い下ひげを伸ばして寄り引き同時線が現れた。この形が底値で出たときには反転のサインでもあり、4月4日の安値とダブルボトムを形成した。
一目の雲の下限が上値を抑えられており、すぐに反転するのは難しいものの週末ということからNY市場ではもう一段のショートカバーが入るとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3775(38.2%)~1.3670
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[豪ドル円]長めのポジションを仕込む

東京市場では底堅い動きを示していた豪ドル円も欧米市場に向けて軟調な地合いへと変わった。特にNY市場では株価が大幅安となったことでリスクオフからの円買いが進んだ。
ドル円の下落が更に進むようであれば豪ドル円はもう一段下値を探る展開が予想される。ただ、6月には日本のGPIFが外債投資を拡大する可能性が高く、日本の生保など機関投資家の豪ドルに対する買い意欲は根強い。
一目の分厚い雲が94円ミドル付近から位置していることから、下げたところでは丁寧に買いを入れていきたい。当面96円付近は上値が重いものの、こう着状態が続く中で毎日スワップポイントも享受できることから、長めのポジションを仕込むチャンスでもある。
豪ドル円予想レンジ:95円75銭~94円75銭(雲の上限)
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[全般]ユーロからポンド、そして再びユーロ主導へ
欧州市場が始まったところで英国雇用統計が発表されポンドが急落。失業保険申請件数がマイナス2.51万件と予想の3万件の減少を下回ったことが原因だ。それ程大きな失業者増とは思えない数字ではあるが、それだけポンドロングが溜まっていたということだろう。特に、先週からユーロが下落し、ユーロポンドの売りが続いたことでポンドロングが積み上がっていた。元々BOEへの利上げ期待が高かったこともあり5年ぶりの高値を更新するなど高値警戒感もあった。ユーロがここにきて下げ止まったことからポンドの売りのタイミングにされた格好だ。ポンドの下落は他のクロス円の売りにもつながりドル円も押し下げられた。
ユーロ下落から始まり、こう着状態が続いた為替相場も少しずつ動き始めるサインとみる。
昨日のNY市場では4月の米PPIが予想を大きく上回ったことで長期金利が低下。しかし、ポンドの下落によるドル買いの動きがドル売りを抑えるなど、市場は金利の動きに鈍感になっている。しかし、ドル円だけが米金利に素直に反応している。
ポンドの下落が一巡した時にはドル金利低下によるドル売りが強まりかねない。
今日はユーロ圏消費者物価やGDPの発表もあり、ポンドからユーロへと主役が再び戻るとみる。市場はまだ方向感を掴めず流れは変わりやすい。
ユーロポンドの動きをみると長期のユーロ売りポンド買いの動きに戻る頃にみえる。
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[米ドル円]黒田総裁発言に注目


NYダウが101ドルのマイナスで終わったことで今日の日経平均株価も下落して始まりそうだ。大分NY市場で織り込んできたものの、ポンド円などクロス円の売りも強まりドル円の上値は重い。
また、米長期債利回りも2.55%に低下するなどドル売り圧力もあり今日のドル円はもう一段下値を探る展開とみる。
今日は昼過ぎに黒田日銀総裁の講演があり市場の注目が集まる。これまで一貫して強気の発言を繰り返すと思われる、追加緩和期待はそれほど強くはない。ただ、最近の株安を配慮する発言が出る可能性もあり、サプライズとなれば再び102円台に乗せてくるだろう。
黒田発言の前にはドル円のショートは一旦切っておきたい。
ドル円予想レンジ:102円10銭~101円50銭(BB下限)
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[ユーロ米ドル]下げ止まりから上昇へ

昨日はポンドが急落したことでユーロポンドの買いが強まりユーロドルの下落は一服。
前日にドイツ連銀幹部がマイナス金利も含め追加緩和に前向きな発言をしたことでユーロ下落を加速させた。しかし、昨日はバイトマン連銀総裁が「量的緩和など、どのような措置に対してもイエスと言っていない」と発言するなど、前日の発言を否定。ただ、来月のECBでは何らかの追加緩和を実施せざるを得ない状況となっている。市場は追加緩和に対し大分織り込んできており、そろそろ買戻しの動きが強まる頃だ。
今日はドイツやユーロ圏のGDP が発表されるが特に注目されるのはユーロ圏消費者物価だ。前月に引き続き0.7%と低い数字が予想されるが、もし予想を上回るようであればサプライズになりユーロ買い戻しの動きが強まりかねない。反対に、予想を下回ったとしても大分織り込んでいることから下値は限定的とみる。
4月4日に付けた安値1.3760付近が意識されており、1.37から下の堅さが確認されるようであれば買戻しの動きのきっかけになるだろう。
ユーロドル予想レンジ:1.3760(23.6%)~1.3670(4月4日安値)
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[NZドル円]買い材料も出尽くす

ウイラーRBNZ総裁は金融安定報告書のなかで「NZドルの円キャリー取引はかなり活発で、日本がより多くのキャリートレードの源である」とした内容を発表。最近のNZドル高に対する懸念を示した格好だが、それ程大きな買いが日本から入っているとは思えない。
元々、NZドルの流動性は低く、少しまとまった買いが入ればすぐに上昇しやすい通貨だ。特に、ここにきて利上げに転換したことで買いが入りやすくなったことは確かだ。
このところのドル円こう着相場が続く中で一部は金利収入期待からの買いはあるものの、流動性のリスクも高い。買い材料も出尽くし感があるが、新聞で円キャリーの話が出るようなときには既に買いが終わっているということが多い。
一目の雲の中にそろそろ突入する頃だけに、下値リスクに気を付けたい。
NZドル円予想レンジ:88円50銭~87円50銭
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[全般]5月売りへの懸念は徐々に後退
昨日発表された米小売売上は0.1%と予想の0.4%を下回ったことでドルが一斉に売られた。しかし、その後はじりじりと持ち直しドル高の動きは継続して引けた。小売売上高をみると3月分が1.1%から1.5%へ上方修正されており、実際には米国景気の緩やかな回復を示すものだ。しかし、市場は緩和期間長期化への期待からNYダウは20ドル近く上昇し10年債利回りは低下。市場はリスクオンの動きから円安が進むと同時に金利低下によるドル売りの動きが強まりドル円は方向感の乏しい動きが続いている。
一方、ユーロは再び売りが強まった。ドイツ連銀高官がドイツ連銀は必要に応じてマイナス預金金利を含めた利下げ実施の用意があると発言したことで、下げ止まっていたユーロが再び売り込まれた。こう着状態は依然として継続する中で南アランドや豪ドルといった相対的に金利の高い通貨が買われている。動きがなければ少しでも金利の高い通貨で日銭を稼ごうというところが増えている。ただ、この様な買いは一旦相場が大きく動き出す時には一気に売りが強まることが多く、損切は必ず入れておくことだ。
今日は英国失業率やBOEのインフレレポートが発表される。利上げ期待が先行してきているだけにポジション調整の売りが出やすい一方、ユーロポンドの売りがポンドを支える。
方向感がないだけに注目の通貨を短期的に攻めやすくなっていることから、一時的な乱高下に注意したい。
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[米ドル円]レンジの上限を探る


東京市場では日経平均株価の上昇に伴いドル円は102円15銭付近からじりじりと上昇。欧州市場にかけて102円35銭まで買われるなど、円安期待が高まった。しかし、NY時間に発表された米小売売上が予想を下回ったことで一気に102円05銭まで下落。俄かロングが切らされた後は再び買いが強まるなど、買い意欲は依然として強いことを示すものだ。
NYダウが上昇したことで円売り安心感がある一方、長期金利の低下によるドル売りがドル円の上値を抑えるなど依然として方向感が乏しい。円売りの流れがあるわけではないがレンジの上限を探る展開は今日も続くとみる。
ドル円予想レンジ:102円40銭(雲の下限、61.8%)~102円00銭
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[ユーロ米ドル]ダブルボトム形成か

下げ止まったかと思われたユーロドルはもみ合いから殆ど戻しがなく再び下落に転じた。
ドイツ連銀高官が必要に応じてマイナス預金金利を含めた利下げ実施の用意があると発言。6月のECB会合で追加緩和期待が更に強まると、それまで1.3760付近でもみ合いが続いていたユーロは1.37ドル付近まで下落。先週木曜日に下落したユーロは殆ど戻しがなかったことから、戻し売りを狙っていたところがあきらめて売りを出したようにみえる。
対ポンドや豪ドルなどのクロスの下落も進んだことで、売りもだいぶ一巡したことから、そろそろ下げも終わりに近いとみる。4月4日に付けた安値付近で折り返すようであればダブルボトム形成となる。逆に、もしこのレベルを下回るようであれば1.36ドル付近まで特に強いサポートはない。
ユーロドル予想レンジ:1.3750~1.3670(4月4日安値)
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[豪ドル円]成長率減速で上値限定


朝方発表された豪州1-3月期住宅価格指数は1.7%と予想の3.0%を下回ったが、市場の反応は見られなかった。しかし、その後発表された中国鉱工業生産や小売売上が予想を下回ると豪ドル売りが強まった。中国景気減速の動きがあらためて鮮明となった。また、この日は豪州連邦予算案が発表され、2014年GDPは昨年の2.75%から2.5%に減速する見通しとなるなど、豪ドルはアジア市場では上値の重い展開が続いた。しかし、欧米市場に入ると再び買いが強まるなど豪ドルに対する潜在的な買い意欲は強い。他の通貨全般にこう着状態が続く中で金利収入の期待できる豪ドルに買いが入りやすい。
しかし、96円台はこれまで利食い売りなどが出やすく、ここから積極的に買いを入れる材料に乏しい。デイトレーダーは96円付近では短期的にショートで攻めても面白い。
豪ドル円予想レンジ:96円10銭(BB上限)~95円30銭(BB中心、61.8%)
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[全般]円安の動き徐々に高まる
ウクライナ東部での住民投票の行方から週末は慎重な動きとなったが、結果的に大きな混乱がなかったことで安心感が広がった。また、朝方発表された日本の経常収支が予想を下回る黒字額となったことも円安の勢いを加速させた。その後は利食い売りなどに押されるなど依然としてボラティリティーの低い動きが目立った。
しかし、NY市場に入るとNYダウやナスダックなどが史上最高値を更新。
週末に発表された中国国務院が市場の規制緩和に向けて行動する意向を示したことや、米企業の活発なM&Aを市場が好感した格好だ。5月売りというリスクの燻りはあるものの、市場にはリスク選好の動きが徐々に戻り始めているように見える。株価の上昇を受け円売りの動きが全般に強まりドル円は102円18銭まで上昇。
ここにきて高金利通貨に対し円が弱含む動きが目立ち始めているのは、本邦機関投資家の外債投資への期待もありそうだ。また、6月からのGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が動き出すとの麻生財務相の発言などもあり、先回りした買いが入り始めた可能性もある。
ただ、ウクライナ情勢や南シナ海における中国の不穏な動きなどもあり、何か起きれば一気に元に戻りやすい。
先週のユーロの下落がこう着した状況の突破口を作ったように見える。円安の流れができたとみるのは時期尚早ではあるが、慎重ながら目先の円安の流れについて行きたい。
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[米ドル円]102円ミドルのレジスタンス

週明けの東京市場では早朝に日本の3月経常黒字額が1164億円と予想の3477億円を大きく下回った。同時に発表された2013年度経常収支も過去最低の7899億円となり円売りの動きが強まった。しかし、3月は元々消費税引き上げ前の駆け込み需要から黒字が大幅に拡大するとの見方が強く、寧ろその反動が懸念されていた。今回の反応はどんな数字が出たとしても元々円安に向かいやすい状況にあったと思われる。週末に実施されたウクライナ東部での人民投票の市場への影響も懸念されていたが、特に混乱は見られなかったことを好感。また、中国の市場改革への期待も円売りを促した。
更に、機関投資家の外債投資拡大への期待もあり先回りした円売りも入り始めた可能性がある。先週は101円ミドルから下の買いの厚さを確認したことから、レンジの上限を試そうとする動きがみられる。
週足の一目の基準線が102円50銭にあり、転換線はそのすぐ上の102円60銭に位置する、これがクロスするともう一段上値を試す期待が高まりそうだ。
ドル円予想レンジ:102円50銭[基準線]~101円85銭
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[ユーロ米ドル]ユーロの下落も一服


先週末にかけて下落したユーロも週末を挟んだことで下げも一服感が出始めた。
アジア市場ではユーロの買戻しが入ったものの、NY市場では再び上値の重い展開に戻った。
米長期債利回りが上昇したことでドル買いの動きも強まりユーロはNY市場で押し戻された。急激にユーロが下落したことでそのショートカバーも目立ち、下落にも一服感が出始めている。ボリンジャーバンドの下限の位置する1.3750でしっかりと抑えられたことで、目先は買い戻しがもう一段入るとみる。ただ、ユーロは対ドルだけではなく対ポンドや豪ドルなどのクロス売りも出ていることから全般に上値は重い。
戻したところでは再度売りで攻めてみたい。
ユーロドル予想レンジ:1.3820(38.2%)~1.3740
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[豪ドル円]投資期待もあり押し目買いスタンス継続


先週に引き続き豪ドル円は底堅い動きが継続している。ゴールデンウイーク明けから日本の機関投資家の外債投資が高まるとの話が広がっていたこともあり、その期待が豪ドル買いを促したと考えられる。先週のドル円は101円ミドル下の買いの強さを確認したこともあり、買い安心感が広がっている。また、6月からのGPIFの動きにも期待感が高まる。今日は豪州の1-3月期住宅価格指数や中国の4月鉱工業生産や小売売上が発表される。
週末に中国が資本市場の改革に向けて動き出す意向を示したことで上海株は大きく上昇するなど、中国への期待が強まる。このような状況で指標には期待が高まる。
逆に、もし予想を下回り豪ドル売りが強まるようであれば、押し目買いの意欲が強まりそうだ。しかし、この流れはまだ本格的なものではなく市場のセンチメントは変わりやすく、ウクライナなどの突発的なニュースには注意したい。
豪ドル円予想レンジ:96円10銭(BB上限)~95円30銭(BB中心、61.8%)
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[全般]ユーロを皮切りに相場の流れに変化
しかし、その後ECBドラギ総裁が次回の会合で追加緩和の可能性を示したことでユーロ安が強まると同時にドル安からドル高へと流れが一変した。米長期金利も30年債入札が不調に終わったことで下げ止まり感が出始めた。また、NY株式市場もナスダックも下げ止まり感がみられNYダウも小幅ながら最高値を更新するなど依然不安定さは残るものの、市場全般に底堅さがみられる。
一方、ウクライナ情勢による市場の不安感は常に燻り続けることから為替市場においても一方向にポジションを傾けにくい状況となっている。
先週は前週に上昇の目立ったカナダドルやNZドル、そしてユーロなどが下落。反対に下落の目立った豪ドルや南アランドなどは上昇して引けてきた。
特に材料があるわけではないが、それぞれの通貨に巻き戻しの動きが入ったと考えられる。
5月は株価の下落リスクが高まる月ということもあり、市場は利益確定と同時に損出しなどポジションの手仕舞いが入りやすい。
今週は米国や中国、そして日本においても重要な指標発表を控え、それぞれの通貨が次の流れを探る目安になりそうだ。
日本は3月経常収支や1-3月期GDPが発表されるが結果次第で日銀の追加緩和期待が再び高まる可能性もある。また、木曜日には黒田総裁が米国で講演を行うことから、その発言にも注目が集まりそうだ。
米国では4月の小売売上や卸売物価、そして消費者物価が発表されるが、悪天候から反動で予想以上の好結果が期待される。この結果金利が上昇に転じればドル高だが、株価が下落すればリスクオフからの円買いにもつながる。
中国の鉱工業生産や小売売上などは先週の貿易収支改善などから好調な結果が期待される。
また、欧州ではユーロ圏やドイツのGDPとユーロ圏消費者物価が発表される。特に、消費者物価が低い状況がみられるようであればECBの追加利下げへの思惑が更に強まりユーロ売りが進むことになる。
ユーロが相場の流れに変化を与えただけに、今週もユーロの動向には注意しておきたい。
また、ウクライナ東部での自治権拡大に関する住民投票が11日に行われ、それによる混乱が懸念されることから、損切注文などを入れておくなどポジションの管理は十分注意しておきたい。
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[米ドル円]日銀追加緩和期待と失望

ドル円のこう着状態を抜け出すきっかけが未だに見えてこない。
先週は米長期金利の低下によるドル安で始まり、ドル円は101円42銭まで下落。しかし、101円手前の鉄板底にも届かず跳ね返された。その後、ユーロドルが急落したことでドル買いの動きが強まったものの102円にも届かずこう着状態が続いている。
今週は日本の3月経常収支や1-3月期GDPが発表されるが、消費税引き上げ前の駆け込み需要が高まり貿易赤字拡大が見込まれると同時にGDPも大きく改善されるとみられる。これらから、日銀の追加緩和期待が更に後退すれば円高要因となる。また、木曜日には黒田総裁が米国で講演を行うことから、発言次第で緩和期待が高まる可能性も残す。
いずれにしても、この膠着状態から抜け出すには力不足だろう。
今週のドル円予想レンジ:102円30銭~100円90銭(50%)
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[ユーロ米ドル]ドル高とユーロ安調整

ドラギ総裁は次回6月の会合で追加利下げの可能性を示唆したことでユーロは対ドルやポンドなどで一気に売りが強まった。しかし、具体的にどのような追加緩和を打ち出すのかは示さなかった。予想では現行の政策金利0.25%を0.1%に小幅引き下げ、同時に中銀預金金利をマイナス金利に引き下げるといった策が考えられる。更に、証券市場プログラム(SMP)の不胎化停止なども加える可能性もある。最終的に量的緩和は温存するとみられる。
しかし、実際に実施してしまえば次の手段が手詰まりとなり、寧ろ買い戻しの動きが強まる可能性もある。ドラギ総裁はその前に物価見通しを確認すると発言したことで、今週発表される4月の消費者物価指数は注目される。もし、0.7%を上回るようであれば追加緩和期待が後退しユーロの買い戻しの動きが強まる。また、ウクライナ情勢次第ではポジション調整の売りが更に強まりかねない。ユーロは他のこう着した相場に風穴を開けることになるのか注目される。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3840~1.3670(61.8%)
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[豪ドル円]ユーロ豪ドルの巻き戻し


豪ドル円は先月発表された1-3月期CPIの低下を受け追加緩和期待からの売りが強まった。しかし、先週行われたRBA会合では追加緩和の可能性が示されなかったことから再び上昇に転じた。また、8日に発表された豪州4月雇用統計では失業率が5.8%に低下し雇用者数も予想を上回る増加となったことで豪州景気への期待が高まった。また、ユーロが大きく下落したことでユーロから豪ドルに資金が動いたとみられる。ただ、ドル円のこう着状態が続く中で新規に豪ドルへの投資が入る可能性は低い。
今週は豪州1-3月期住宅価格指数や中国鉱工業生産や小売売上の発表を控える。予想を上回るようであればもう一段の上値を試す展開とみる。一方、予想を下回ったとしても下げたところでは買いを入れておきたい。
今週の豪ドル円予想レンジ96円00銭(雲の上限、23.6%)~94円80銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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