ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]重要イベント終了後も方向感見えず

昨日は日米ともに重要イベントが相次いだが依然として方向感を見いだせずにもみ合いが続いている。
東京時間に行われた日銀会合では緩和政策の現状維持を決定。その後の黒田総裁記者会見で2015年度にも日銀の物価目標となる2%を達成するシナリオを明示したものの、市場への影響は限定的となった。この景気への強気な見通しは追加緩和の可能性が後退することを意味するもので、市場はどう判断してよいか迷いがみられた。
NY時間に発表された4月のADP雇用統計は22万人増と予想の21万人増を上回りドルが上昇。明日の米雇用統計への期待が高まった。しかし、その直後に発表された米1-3月期GDPが+0.1%と予想の1.2%を大幅に下回ったことでドルは一転して急落した。悪天候の影響で設備投資が低迷したことや輸出が伸び悩んだことが要因となったが、家計支出は続伸。次期GDPは反動で高い数値が期待されるものだ。
未明に行われたFOMCもテーパリングを予想通り100億ドル減らし、ゼロ金利政策は当面継続することを明らかにした。今回はイエレン議長の記者会見もないことから市場の反応はほとんど見られなかった。ただ、長期債利回りは低下するなどドルの弱さが目立った。
NY株価もGDPでは売られFOMCで買い戻されるといった荒っぽい動きの中で低金利継続への期待もあり底堅い動きで引けてきた。
全般に悲観的なムードは感じられないものの、依然方向感を掴み切れず明日の雇用統計を迎えることになる。
セルインメイ[5月売り]の懸念は後退しているものの、ウクライナ問題などの燻りもありレンジを抜けるタイミングがつかめない。
その中でドルの弱さが徐々に目立ち始めており注意しておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]GWの狭間でレンジの下限を試す動きも

(米ドル円日足)

USD_JPY_20140501_hiashi.jpg

日銀政策会合や黒田総裁発言もレンジを割り込むほどのインパクトはなく、ドル円は102円台でのもみ合いから抜け出せずにいる。
黒田総裁は2015年度内にも2%の物価目標を達成できるという自信を示したことで追加緩和は当面ないことを改めて示したことになる。それ自体は円高につながるものだが、同時に景気回復への期待は株価にとってはプラスとなり円安材料になる。
また、米国ADP雇用統計が予想を上回り明日の雇用統計への期待が高まるものの、GDPが予想を下回ったことで市場はどちらに動いてよいか迷いがみられた。ただ、FOMCでは低金利政策継続が示されたことで株価は上昇し米長期債利回りは低下。ドルが全般に上値の重い展開となった。ドル円はじりじりと上値が切り下がってきておりそろそろ101円台を試す展開が予想される。ゴールデンウイークの狭間で日経平均株価が下落する可能性もあり、それが円高のきっかけになるか注目される。

ドル円予想レンジ:102円50銭~101円90銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]ユーロショートの巻き戻し

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20140501_hiashi.jpg

前日のユーロは対ドルだけではなくカナダやポンド、豪ドルに対しても売りが強まり全面安となった。しかし、昨日は急速に進んだユーロ安の反動が強まるなど短期の投機的な動きが目立つ。
昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏4月消費者物価が0.7%と予想の0.8%を下回ったことからユーロは発表直後1.3770まで下落。しかし前日の安値を下回ったレベルではショートカバーを中心に買いが強まった。NY市場では米GDPが予想を大きく下回りドル売りが強まるとユーロは更に上昇。FOMCで緩和政策継続が改めて明らかになり長期債利回りが低下。ユーロは対ドルで前日の高値とほぼ同レベルの1.3875まで上昇した。
結果的に往って来いとなるなど投機的な動きと思われる。一先ず元のレベルに戻ったものの、多通貨に対しては依然上値の重い展開は続いている。ユーロ自身は追加緩和期待もありここから上値を抜いていくのは難しいとみる。1.39の上値の重さが確認されれば再度下値探りの展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.3900~1.3790(基準線、76.4%)

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[豪ドル円]中国PMIに注目

(豪ドル円日足)


前日にユーロ豪ドルの売りが強まったことで豪ドル円は95円25銭を付けるなど底堅い動きとなっていたが、昨日はその巻き戻しが入り元の94円レベルまで押し戻されるなど方向感の乏しい動きとなった。
豪ドル円は今年最高値となる96円50銭を付けた後、ボリンジャーバンドの中心線を下回ったことで目先天井を付けた可能性が高い。一先ずボリンジャーバンドの下限で下げ止まったものの、依然として下落リスクが燻る。今日は東京時間の10時に中国4月PMIが発表されるが前月から改善が予想される。もし、予想を下回るようであれば94円ミドルを再度試しに行くとみている。このレベルを下回るようであれば50%戻しとなる93円90銭が意識される。ただ、市場は依然豪ドルに対しては強気の見方が多く、下げたところでは買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:95円20銭~93円90銭

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