ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]各国中銀政策の違い

昨日はBOEとECBの政策会合が開かれたが、FRBや日銀など各国中銀の金融政策スタンスがはっきりと出始めているものの、相場の方向性が未だに掴み切れていない。
前日に引き続きイエレンFRB議長の議会証言が行われ、緩和政策の必要性を繰り替えしたことで長期金利は更に低下した。ドル円も上値の重い展開となった。
また、この日行われたECB会合では予想通り政策金利据え置きを決定。その後のドラギ総裁記者会見では来月6月にも物価見通しを確認したうえで追加緩和の可能性を示唆。これを受け、それまで買われていたユーロが一気に下落に転じた。また、BOE政策会合では政策金利と資産買い取りプログラム規模は予想通り据え置かれたが、来年の選挙を前に利上げを実施するとの見方は継続。BOEとECBの政策スタンスの違いが明確となり、ユーロ売りポンド買いの動きが強まった。
日銀も消費税引き上げの影響がまだ不透明ではあるが、当面追加緩和はないとの見方は根強く、円買いの動きがじわじわと強まっている。
各国の金融政策の目先の動きは明確に示されているものの、長期的な視野でみるとギャップがある。結局、市場は瞬間的に反応しても長続きしないといった状況が目立つ。
ECBも6月の会合まで物価動向を見極める必要があり、それまでのひと月間猶予をもらった格好だ。
米国もテーパリングが終了する今年秋口までは長期金利が低く抑えられるとみられることから、それまではドルの上値は抑えられそうだ。
円も、消費税の影響が見える6月辺りまでは追加緩和期待はお預けとなる。
結局今のこう着した状況から抜け出すような材料は出にくい。
その中で、ウクライナ問題は市場の波乱要因として燻る中で、突発的なリスク回避の動きには注意が必要だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドルの上値重くレンジの下限を試す

(米ドル円日足)



前日のNY市場で102円をワンタッチしたものの押し戻された。昨日も日経平均株価が上昇したものの102円には届かず天井が徐々に切り下がってきている。101円付近には200日移動平均線があり、このレベルを下回るようであればロスカットを巻き込んで100円割れも視野に入る。しかし、101円30銭付近は2月中旬から何度も跳ね返されている鉄板のような硬いサポートになっている。
この底を下回るにはもう一つ材料不足であり、今回も一先ず101円30銭手前からは買いを入れておきたい。ただ、101円割れには損切を置いておく。

ドル円予想レンジ:101円80銭~101円30銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]6月の追加緩和期待

(ユーロ米ドル日足)



ECBは政策会合で現行の政策金利0.25%据え置きを決定。その後、ドラギ総裁記者会見では具体的な追加緩和に関し具体的なものが出なかったことでユーロ買いが強まり2011年10月以来の高値レベルとなる1.3993まで買われた。しかし、その後ドラギ総裁が6月の会合で物価見通しを確認したうえで追加緩和を実施する可能性を示したことでユーロは一気に下落に転じた。殆ど戻しがみられないことから売りそびれたところが多く残ったとみる。
基調的にはユーロ買いの動きは続いているものの、目先は上値を抑えられることになりそうだ。短期でユーロショート、中期でロングのスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3870~1.3795(38.2%、雲の下限)

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[豪ドル米ドル]国内景気回復基調に

(豪ドル米ドル時間足)


(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20140509_hiashi.jpg


豪州4月雇用統計は失業率が5.8%と予想の5.9%を下回った。また、雇用者数も1.42万人増と予想の0.88万人を上回るなど好調な豪州景気回復を改めて示すものとなった。また、中国の貿易収支も予想を上回ったことから豪ドル買いが強まった。
また、NY市場では米国長期債利回りの低下によりドル売りが豪ドルを更に押し上げる場面も見られた。しかし、引けにかけては利食い売りが優勢となり押し戻された。
目先は今年最高値となる0.94ミドルは意識されており、調整の売りは今日も継続するとみる。時間足を見ると短期的にソーサートップが形成されており、上値は重そうだ。
今日は中国の4月CPIとPPIが発表されるが、予想を上回るようであっても豪ドルの上昇幅は限定的とみる。戻しがあれば短期的に売りで攻めてみたい。

豪ドルドル予想レンジ0.9380~0.9320(38.2%)

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